目標と現在の学力
目標
・MARCH以上の大学に合格したい
・MARCH、英検準1級レベルの精読の練習をしたい
・英検準1級を取りたい
・早慶受験のための足固めをしたい
・MARCH合格に向けて、リーディングのまとめをしたい
現在の学力
・MARCHレベルの英文は読める。だけど早慶になるとちょっと厳しい。
・早慶レベルになると歯が立たない。または英検準1級レベルのリーディングパートのスコアが悪い。
・文法の勉強は終わって、英文の構造は一通りとれる。
・英単語ターゲット1900は全部覚えた。
・長文の苦手な原因が、はっきりわからない。
上記のような方を対象にリーディングの得点率が低い原因・解決できる参考書・練習方法を紹介します。
原因
早慶・MARCHレベルの英文を読めない原因
早慶とMARCHの一部の学部の英語長文は、複雑な文構造と高い語彙レベルのため、日本語訳にするのが大変です。
さらに文章内容が難解なので、日本語訳にしても、文章全体の意味が解らないこともよくあります。
日本語訳にできない3つの原因は
1.文法や単語などの知識量や定着度が足らないから。
ひとつの長文に、知らない単語が全体の1割以上あると、文章内容を正確に把握するのが難しくなります。
わからない単語を類推するのも限界があります。
2.文法の勉強をするとき、英語の構造を取りながら意味をとる知識や習慣がないから。
英文法の知識を根拠にしない日本語訳を普段からしていると、早慶レベルの英文解釈はできません。
倒置、挿入、省略が多用されるので、正確な意味をとるには、高いレベルでの英文法の知識が必要です。
英検2級や日東駒専レベルの長文なら、英文の構造を正確に取らずに、感覚で解いても得点できます。
しかし、読解問題の考え方や解き方を知らずに、感覚で解いてきた受験生は、MARCH難関学部や早慶レベルの英語だと対応できません。
3.文章内容を理解するための前提知識(背景理解)が足らないから
早慶やMARCH以上になると、英語長文の内容が、一気にアカデミックな内容になります。
たとえば、分散投資や行動経済学をテーマにした長文など、普通の高校生では、日本語で読んでも理解しづらい内容が出題されます。
早慶MARCHレベルの過去問の点数や、英検準1級のリーディングスコアが悪い原因
1.選択肢を吟味せず解答しているから。
文章内容がわかっても、選択肢をいい加減に選んでいては正解できません。
自分が選んだ選択肢が解答になる理由と、解答から外した選択肢が正答にならない理由を本文内容から説明できないと安定的に得点できません。
2.文章の大意が取れていないから。
英検準1級やMARCH以上のレベルになると、文章内容を要約できないと、正答率が上がらない問題が出題されます。
一文ごとに意味が取れることに加えて、段落ごと、文章全体で筆者の言いたいことを把握できないと、安定的に高得点を取ることはできないでしょう。
解決法
「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」
監修:安河内哲也/アンドリュー・ロビンス(桐原書店)
この問題集を勉強すれば、早慶受験レベル、MARCH合格レベルと英検準1級合格レベルに必要な英文構造を取る練習と問題を解く練習ができます。
特徴
1.全部の英文の文構造を解説しているから、精読の練習がしやすい。
正確な日本語訳をするには、英文解釈の能力は必須です。
本来、英文解釈は英文解釈のテキストで勉強して、長文読解の問題集では、長文の読み方や時間内での解き方などの練習をします。
しかし、初学者や英語が苦手な方は、長文になったとたんにいい加減な内容把握をする傾向があります。
自分勝手な本文解釈では、本文内容を正確に取ることができません。
「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」は全部の英文にSVOCが書かれているので、誤読をしたときに構造を確認できます。
2.ひとつの文章が300~500語なので、コンパクトに勉強ができる。
ひとつの文章が長いと、読むのに時間がかかります。
直すのにも時間がかかるので、途中で挫折しがちです。
しかし「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」なら一つの英文を10~15分程度で読めるので、少ないストレスで勉強できます。
また、一番大切なのに後回しにしがちな復習もしやすいです。
3.問題と解答が別冊になっているので、解説ページと本文を同時に見ながら勉強できる。
自分の解いたページと解説ページを比較しながら勉強できるので、ストレスなく効果的な学習ができます。
4.リーディング教材なのにリスニングの練習もできる
英語4技能を鍛える上で、それぞれを分けて勉強するよりも合わせて勉強した方が、効果的で合理的な勉強ができます。
リスニングの勉強するとき、音声をテキストでチェックして、意味を英文なり日本語訳なりで読むはずです。
つまり、リスニングの勉強をしながら、リーディングの勉強もしていることになります。
「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」をつかえば、わざわざリスニング教材を買わなくても、1冊でリーディング・リスニングの能力を効果的で合理的に鍛えられます。
5.「Rise4」、「やっておきたい英語長文700」、「やっておきたい英語長文1000」をやる前に勉強したいテキスト
早慶合格を狙うなら、過去問と並行して「Rise4」、「やっておきたい英語長文700」、「やっておきたい英語長文1000」などの長文問題集を勉強した方がいいです。
しかし、これらの問題集で使われている英文は、テーマや表現が難しいので、内容をつかみづらいものが多いです。
だから、単語・文法・解釈の能力が未熟なまま「Rise4」「やっておきたい英語長文700」などを使用しても、
「日本語訳に直せないから、難しいのか?」
それとも「日本語訳には直せるけど、大意を取れないから難しいのか?」
原因の特定ができないので、効果的な学習ができません。
「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」は、これらの問題集と比べると文章のテーマや使っている単語のレベルが低いです。
最難関大学を合格するために必要なステップとして、または難関大学合格のための仕上げとしてピッタリの教材です。
【最難関国公立・早慶上智志望対象】英語長文の得点が上がる参考書
前提となる学力
・入門英文問題精講(竹岡広信著 旺文社)レベルの英文解釈ができる。
・英単語ターゲット1900は覚えた。
・品詞の判断や動名詞、分子の形容詞的用法、分詞構文など同じ形をした英語でも、役割から用法を判断できる。
・「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解4中級編」はマスターしている。
・日東駒専レベルの過去問で8割程度を取れている
・英検2級は取得している。
上記のレベルになければ、まだ「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」をつかった効果的な学習は難しいです。
まずは、この教材を使うための基礎固めをしましょう。
本の構成と使い方
本の構成
・解説が書いてある本冊と英文と問題が収録されている別冊の2冊構成
・300~500語程度の英文が、全部で15題
・設問に和訳や英訳などの記述問題はなく、大部分が内容一致問題。
・解説は、一つの大問ごとに構造確認・サイトトランスレーション・問題英文と全訳を掲載
・桐原書店学習アプリきりはらの森対応=音声・動画・暗記カードで勉強可能
使い方
1.本冊の「はじめに」をしっかりと読みます。
この本の使い方が書かれています。とくに音声を使った練習方法は、とても勉強になります。また目次の後ろのページでは「構造確認について」と「サイトトランスレーションについて」の説明があります。
やり直しの前に、もう一度読むと理解が深まります。
いきなり別冊の問題を解かないようにしましょう。
2.別冊の目次の次にある「リーディング問題に取り組むにあたって」を読みます。
リーディングの解き方の大枠が書いてあるので、リーディングの解く手順を覚えましょう。
3.別冊に収録されているUNITを一題読んで、解きます。
右上に解答時間の目安が書いてあるので、時間をはかって解きましょう。
4.時間内に終わらなかったら、延長して自力で解けるだけ解きましょう。
その際に時間内で解いた問題と延長して解いた問題は、色分けや問題に印をつけて、自分がどこまで読めたのかを、わかるようにしておきます。今の実力を記録しておくことで、解いた後に、課題を明確にできます。
5.解き終わったら本冊を使って答え合わせをします。
正解していた問題も考え方のアプローチや根拠があっていたかを確認するために解説を読みましょう。解答の根拠になる文は段落数や何文目かも書いてあります。別冊の問題文も並べて根拠になる文も確認しましょう。
6.読み終わったら、音声練習と併せて復習をしましょう。
音声トレーニングは、レベルに応じて「チャンクリピーティング」「オーバーラッピング」「シャドウイング」「リスニング」とトレーニングメニューが豊富にあります。アプリやCDを使ってレベルに合わせた練習をして下さい。
注意点
長文読解を練習するテキストです。
読解をするための最低限の英単語・英文法・英文解釈の知識や技術が足らないと、効果的な勉強ができません。
特に高3から勉強をはじめた受験生の中には、長文テキストをやるレベルにないと感じる受験生が多くいます。
年々、文章を読ませる大学が増え、問題が長くなってきています。センター試験から共通テストに変わり、文法だけの出題がなくなりました。
しかし文法の重要性が減ったわけではありません。
長文で高得点を取るための基本は精読にあります。精読をするには、文法・単語・解釈の土台がないと、精読はできません。
受験まで時間のない高3生が、一日も早く長文読解の練習をやりたい気持ちは、よくわかります。
けれども「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」を解いて、解説を読んだ後に、英語の構造レベルでの意味が理解できていないなら、もう一度文法や解釈の勉強をしましょう。
理由がわからないで勉強しても、なにも身につきません。遠回りに見えても、結果として近道になるはずです。
まとめ
1.早慶レベルの英文を読めない原因
日本語訳にできない3つの原因は
・文法や単語などの知識量や定着度が足らないから。
・文法の勉強をするとき、英語の構造を取りながら意味をとる知識や習慣がないから。
・文章内容を理解するための前提知識(背景理解)が足らないから。
2.早慶MARCHレベルの過去問の点数や、英検準1級のリーディングスコアが悪い原因
・選択肢を吟味せず解答しているから。
・文章の要約ができていないから。
3.解決法
「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」
監修:安河内哲也/アンドリュー・ロビンス(桐原書店)
この問題集を勉強すれば、早慶受験レベル、MARCH合格レベルと英検準1級合格レベルに必要な英文構造を取るための練習ができます。
4.特徴
・全部の英文の文構造を解説しているから、精読の練習がしやすい。
・問題と解答が別冊になっているので、解説ページと本文を同時に見ながら勉強できる。
・リーディング教材なのにリスニングの練習もできる
・「Rise4」、「やっておきたい英語長文700」、「やっておきたい英語長文1000」をやる前に勉強したい問題集
・MARCHの過去問を解いている受験生が、日々の長文読解の練習につかえる問題集
5.注意点
長文で高得点を取るための基本は、精読にあります。
文法・単語・解釈の土台がないと、精読はできません。
もし「英語4技能リーディングハイパートレーニング長文読解5上級編」を解いて、解説を読んだ後に、英語の構造レベルでの意味が理解できていないなら、もう一度文法や解釈の勉強をしましょう。
理由がわからないで勉強しても、なにも身につきません。遠回りに見えても、結果として近道になるはずです。
英語の点数が取れない原因は、一つではありません。
たとえば
・文章内容が読めていないから解けないのか?
・文章内容は取れているけど、選択肢の取捨ができないから正答率が上がらないのか?
さらに原因を細分化すると、長文の内容が取れていないのは、
・語彙が少ないから内容が取れないのか?
・前提となる背景を知らないから内容が取れないのか?
原因は個人ごとに違います。
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