英語の教科書でSunshineをつかっている1年生が、Program7を理解するために必要な知識を紹介します。
文法テーマは『There is/are』『How』の理解
1年生サンシャインのProgram7は『There is/are』と『How』が文法単元のメインテーマです。
試験では、『There is/are』をつかった肯定文・否定文・疑問文の使い分けと『How』を使った疑問文の使い方を問われます。
Scenesで『There is/are』『How』が使われている文
①There is a sushi restaurant over there. (むこうにお寿司屋さんがあります。)
②How can we go there? (私たちはどのようにそこに行くことができますか?)
Thinkで『There is/are』『How』が使われている文
③In Australia, there are many sites.(オーストラリアには、たくさんの場所があります。)
④There is a famous place in Sydney.(シドニーには有名な場所があります。)
⑤There are many unique animals too.(たくさんの独特の動物もいます。)
⑥How does Santa Claus come?(どのようにサンタクロースは来ますか?)
引用:『サンシャイン1年』(開隆堂)
Program7の学習のポイント
Program7の学習ポイントは、以下の2つです。
・There is/areの意味と使い方を理解して覚える。
・Howの意味と使い方を理解して覚える。
There is/areの意味と使い方を理解して覚える。
意味と語順
・意味
There is /are~=「~がある/~がいる」という意味になります。
・語順
肯定文:There is/are~.
否定文:There is/are not~.
疑問文:Is/Are there ~?
答え方:Yes, there is/are. No there isn’t/aren’t.
使っている動詞が「is」「am」などのbe動詞なので、語順もbe動詞の語順と同じ考えかたです。
isとareの使い分け
There is/are構文でisとareのどちらを使うかは、英語であれば直後の語・日本語であれば主語で決まります。
たとえば
There ( ) a pen on the desk.
上記の空欄には、isかareのどちらかが入ります。空欄の後ろは「a pen=ひとつのペン」という単語があります。単数のときは「is」を使います。
一方、
公園に3人の子どもがいます。
主語が「3人の子どもが」です。「3人=複数」なので、動詞には「are」を使います。
例題:以下の文を英語に直しなさい。
例題1.机の上に、4本のペンがあります。
例題2.あなたの街には、3つの公園がありますか?
例題3. 机の上に、ひとつも鉛筆がありません。
解答/解説
例題1.の解答/解説:There are four pens on the desk.
「~があります」となっているので、There is/are構文を使うことが判断できます。主語は、「4本のペンが」なので、動詞は「are」を使うことがわかります。あとは肯定文なので、「There are 主語~.」の順番にすれば完成です。
例題2.の解答/解説:Are there three parks in your town?
基本的な考え方は、例題1と同じです。主語が「3つの公園が=複数」なので「are」になるのと、「ありますか?」と疑問文なので、語順は「Are there 主語~?」の順番になります。
例題3.の解答/解説:There are not any pens on the desk.
「~がありません」となっているので、There is/are構文の否定文を使うことが判断できます。ここで注意です。「ひとつも~ない」という表現は、「not~any」という形で表現できます。
anyはもともと「いくつかの~」や「少し~」という意味なので、複数扱いになります。だから、動詞は「are」を使います。あとは否定文の語順である、「There are not主語~.」の順番にすれば完成です。
Howの意味と使い方を理解して覚える。
意味
意味「どのように」「どう」
考えかた
Howは疑問詞といって、Whatや Whoの仲間です。だから、WhatやWhoと同じ使い方をします。
つまり
・疑問詞は、先頭に書く。
・疑問詞の後ろは、疑問文の順番にする。
例文をつかって、日本語を英語にしてみましょう。
「あなたは、どのようにその公園に行きますか?」
基本的には、どの英文も動詞から探します。
この文では、「行きますか」なので、一般動詞の疑問文であることがわかります。
つぎに「どのように」があるので、疑問詞のHowを先頭で使うことがわかります。
つまり語順は、How do S V~?になります。
あとはSVの部分にそれぞれ英単語入れて、のこりの部分を後ろにつければ完成です。
How do you go to the park?
例題:以下の日本語を英語に直しなさい。
例題4.あなたはどのように国語を勉強しますか?
例題5.彼はどのように学校に行きますか
解答/解説
例題4.の解答/解説:How do you study Japanese?
動詞は「勉強しますか?」なので一般動詞の疑問文だと判断できます。また、主語は「あなたは」の部分で2人称単数なので、doesは使わずdo you studyを作ります。
「どのように」があるので、先頭にHowを書いて、そのあとに「do you study」を書きます。
あとは、残っている「国語=Japanese」をつければ完成です。
例題5.の解答/解説:How do you go to school?
動詞は「行きますか?」・主語は「彼は」の部分です。動詞は、例題4と同じ一般動詞の疑問文をつくればいいのですが、主語が「3人称・単数」です。
だから「do S V」ではなく「does S V」の語順にするので、does he goにしましょう。
あとは、「どのように」があるので。先頭にHowを書いて、残っている「学校に=to school」を後ろにつければ完成です。
【発展】be動詞との違い
おそらくここまでは出ません。
ただ中学校によっては、突っ込んだところまで教えて、テストでも出すので余裕があったら覚えてください。
be動詞は、「です」以外に、「ある」と「いる」という意味があります。
I am in Japan. =「私は日本にいます」
The pen is on the desk. = 「そのペンは机の上にあります」
このようにbe動詞は「です」以外にも「ある」「いる」という意味があります。
There is構文とbe動詞のちがいは、「主語が限定されているか?」です。
例文で説明します。
「机の上にペンがあります。」
There is a pen on the desk.
A pen is on the desk.
どちらも日本語にすると「机の上にペンがあります」となります。
しかし、この場合はThere is 構文が正しい表現で、be動詞を使った表現は間違いになります。
次の例文をみましょう
「私のペンが机の上にあります。」
There is my pen on the desk.
My pen is on the desk.
この例文では、be動詞が正しい表現で、There is構文は間違いです。
There is構文は、主語の「~の」の部分が、a/an、数、many/a lot of、some/anyなどの特定できないもののときに使います。
一方、be動詞は、主語の「~の」の部分が、myなどの所有格、theのときに使います。
例題:以下の日本語を英語に直しなさい。
例題6:「机の下に3匹の猫がいます。」
例題7:「トムの猫が、机の下にいます。」
解答/解説
例題6.の解答/解説:There are three cats under the desk.
主語が「3匹の猫」と特定されていないので、There is構文を使います。
今回は、複数なので動詞は「are」を使いましょう。
例題7.の解答/解説: Tom’s cat is under the desk.
主語が「トムの~」となっているので、限定されています。
だから、There is構文は使えません。be動詞を使います。
まとめ
Sunshine1年生Program7の中心になる単元は、「There is/are構文」と「Howを使った疑問文」です。
There is/are構文では、
・isとareの使い分け
・肯定文、否定文、疑問文の語順
この2つは試験までにマスターしましょう。もし余裕があれば、「not~any」と「be動詞との違い」についても覚えましょう。
Howを使った疑問文では、
・Howの意味
・Howをつかった疑問文の語順
この2つは理解して覚えましょう。
極力このページだけでも、学習を完結できるように作成しました。
しかし、この単元だけを勉強しても高得点は難しいかもしれません。
英語は、他教科以上に積み重ねの科目です。
たとえば、Howの意味と語順を覚えても、be動詞と一般動詞のちがいがわからないレベルであれば、並び換えや英作文の問題はできないでしょう。
Program7を理解するには、Program1~6の理解がないと、本質的な理解につながりません。
それに加えて、江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えました。
高得点を取るには、子どもの本質的な英語力が、要求されます。
試験前にワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。
東都ゼミナールでは、直近の定期テストの点数に加えて、次につながるような本質的な学習を行っています。
テスト前でも英語の勉強をほとんどしなくても90点以上取れるようになります。50点くらいしか取れない子どもでも、しっかり勉強すれば80点以上を取れるようになっています。
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