英語の教科書でSunshineをつかっている1年生が、Program9を理解するために必要な知識を紹介します。
文法テーマは「一般動詞の過去形」の理解
1年生サンシャインのProgram9は『一般動詞の過去形』が文法単元のメインテーマです。
試験では、一般動詞の過去形をつかった肯定文・否定文・疑問文・疑問詞を使った疑問文の使い分けを問われます。
Scenesで「一般動詞の過去形」が使われている文
①I stayed home and watched TV.(わたしは、家にいて、テレビを見ました。)
②No , I worked a little.(いいえ、わたしは少し働きました。)
③I cleaned my room too.(わたしは、わたしの部屋も掃除しました。)
④I had a good time yesterday.(わたしは昨日、楽しい時間を過ごしました。)
⑤I ate an ice cream bar and won another one.(わたしは、アイスクリームを食べて、もう一本当たりました。)
⑥Did you eat two ice cream bars before dinner?(あなたは、夕食前にアイスクリームを2本食べたのですか。)
⑦Yes , I did.(はい、そうです。)
⑧You ate too much.(あなたは食べすぎました。)
⑨So I didn’t eat dessert last night.(それで私は、昨夜はデザートを食べませんでした。)
Thinkで「一般動詞の過去形」が使われている文
⑩I visited Finland last week.(わたしは先週フィンランドを訪れました。)
⑪I saw the aurora and relaxed in a sauna.(わたしはオーロラを見て、サウナでリラックスしました。)
⑫Finnish people invented saunas, you know.(フィンランド人がサウナを発明したのですよね。)
⑬I ate it only once during the trip.(わたしは、旅行の間に、たった一回だけそれを食べました。)
⑭I bought one for you.(私はあなたのために一つ買いました。)
⑮I found it at a supermarket.(私はそれをスーパーマーケットで見つけました。)
⑯Did you have any other experiences?(あなたは何か他にも経験しましたか?)
⑰I saw a reindeer on the road.(わたしは道路でトナカイをみました)
⑱And I enjoyed the long nights.(そして私は長い夜を楽しみました。)
⑲The sun didn’t rise until 11 a.m.(太陽は11時まで昇りませんでした。)
⑳What time did the sun set then?(では、太陽は何時に沈みましたか?)
㉑I didn’t know that.(私はそれを知りませんでした。)
引用:『サンシャイン1年』(開隆堂)
勉強のポイント
Program9の勉強のポイントは
・一般動詞の過去形の種類と作り方を覚える。
・一般動詞の過去形の肯定文・否定文・疑問文の語順を覚えて、書けるようにする。
・疑問詞をつかった一般動詞の過去形の文を書けるようにする。
上記3つの考え方やルールを理解して、覚えましょう。
一般動詞の過去形の種類と作り方を覚える
一般動詞の過去形の種類
過去形の日本語訳は、語尾が「~た。/~した。」です。
たとえば「食べる」は「食べた」、「立つ」は「立った」のような語尾になります。
一般動詞の過去形の作り方には「規則変化」と「不規則変化」という2種類があります。
つぎは、それぞれの作り方を紹介します。
規則変化の一般動詞の過去形の作り方
規則変化の過去形の作り方は、全部で4パターンあります。
以下の表を覚えましょう。
大部分の語 | 最後にedをつける | play→played |
最後がe | 最後にdをつける | use→used |
最後が子音+y | 最後のyをiにしてed | study→studied |
最後が短母音+子音 | 最後の子音を重ねてed | stop→stopped |
例題
以下の英単語を過去形に直しなさい。
例題1:watch
例題2:like
例題3:satisfy
例題4:drop
解答/解説
例題1.の解答/解説:watched
普通の規則変化の動詞です。語尾にedをつけてください。
例題2.の解答/解説:liked
最後がeで終わっています。語尾にdをつけましょう。
例題3.の解答/解説:satisfied
最後が子音字+yの形になっています。yをiにしてedをつけます。
例題4.の解答/解説:dropped
後が短母音+子音字の形になっていますよね。子音字を重ねてedをつけてください。
短母音+子音についてはこちら(lessonn8とリンク)
不規則変化の一般動詞の過去形の作り方
不規則変化は、動詞ごとに変化を暗記しましょう。
規則変化と不規則変化の判断は、不規則変化を覚えないとできません。たとえば、『make』という動詞の過去形は、『made』と不規則に変化する動詞です。
だから『maked』と規則変化にならないと判断します。
中学生は、40~50個の不規則変化の動詞を覚えます。覚える単語は、学校の先生が配布したプリントを覚えるケースや教科書に載っているものを覚えるケースもあります。
学校の授業で紹介されたものを中心に覚えましょう。
例題
以下の動詞を過去形に直しなさい。
例題5:eat
例題6:have
例題7:win
例題8:buy
例題9:find
例題10:see
解答
例題5:ate
例題6:had
例題7:won
例題8:bought
例題9:found
例題10:saw
肯定文・否定文・疑問文を作れるようにする
それぞれの文の語順を覚えましょう。各文は以下の表のようになります。
※S=主語・V=動詞を表します。
文の種類 | 語順 |
肯定文 | S Ved |
否定文 | S didn’t V原形 |
疑問文 | Did S V原形 |
一般動詞の文なので、基本的な並び方は一般動詞の肯定文・否定文・疑問文と同じです。
違いは、肯定文の時は動詞を過去形にして、否定文・疑問文では「do」を使っていた場所が「did」にかわります。
didをつかったら、過去形は元の形に戻ります。元の形に戻った動詞のことを動詞の原形といいます。
whatやwhoなどの疑問詞をつかった疑問文の場合は、疑問詞を先頭において、その後ろは疑問文の順番にします。
つまり語順は
疑問詞+did +S +V原形~?
のようになります。
例題
以下の日本語を英語に直しなさい。
例題11:彼は、夕食を作りました。
例題12:あなたは、手紙を書きましたか?
例題13:わたしは、公園でサッカーをしませんでした。
例題14:彼女は、昨日の晩に何をしましたか?
解答/解説
以下は、主語=S、動詞=Vと表記しています。
3つのステップで、英文をつくります。
STEP1:動詞を探す=語順を決める。
動詞は、「作りました」の部分です。『made』または『cooked』を使います。
また、「~した」となっているので、過去形の肯定文を作ることがわかります。
「S Ved」の順番で並べましょう。
STEP2:主語を探して、SVの部分を作る。
主語は「彼は~」の部分なので、『He』をつかって、『He made/cooked』になります。
STEP3:残りをつけて、完成。
残っている「夕食」=『dinner』をつけて完成です。もし他に「きのう」などの時間をあらわす言葉や、「台所で」などの場所をあらわす言葉があったら、『dinner』のうしろに『yesterday』『in the kitchen』を書きましょう。
同時に使われている場合は、原則「場所」+「時間」の語順になります。
同様に3つのステップで、英文をつくります。
STEP1:動詞を探す=語順を決める。
動詞は、「読みましたか」の部分です。不規則変化の『wrote』を使います。
しかし、「~しましたか」となっているので、過去形の疑問文を作ることがわかります。
だから、過去形の『wrote』ではなく原形の『write』を使って、「Did S V原形」の順番で並べましょう。
STEP2:主語を探して、SVの部分を作る。
主語は「あなたは~」の部分なので、『you』をつかって、『Did you write』になります。
STEP3:残りをつけて、完成。
残っている「手紙」=『a letter』をつけて完成です。
同様に3つのステップで、英文をつくります。
STEP1:動詞を探す=語順を決める。
動詞は、「しませんでした」の部分です。過去形なので『played』を考えます。
しかし、「~しませんでした」となっているので、過去形の否定文を作ることがわかります。
だから、過去形の『played』ではなく原形の『play』を使って、「S did not V原形」の順番で並べましょう。
STEP2:主語を探して、SVの部分を作る。
主語は「わたしは~」の部分なので、『I』をつかって、『I didn’t play』になります。
STEP3:残りをつけて、完成。
残っている「サッカー」=『soccer』と「公園で」=『in the park』をつけて完成です。
時間や順番をあらわすものは、基本的に最後に書きます
この文では「何」=『What』という疑問詞があります。疑問詞は、文の先頭に書きましょう。
あとは、今までと同じ3つのステップで、英文をつくります。
STEP1:動詞を探す=語順を決める。
動詞は、「しました」の部分です。不規則変化の『did』を使います。
しかし、「~しましたか」となっているので、過去形の疑問文を作ることがわかります。
だから、過去形の『did』ではなく原形の『do』を使って、「疑問詞 did S V原形」の順番で並べましょう。
疑問詞の後ろにある『did』は、動詞ではないので注意してください。
STEP2:主語を探して、SVの部分を作る。
主語は「彼女は~」の部分なので、『she』をつかって、『What did she do』になります。
STEP3:残りをつけて、完成。
残っている「昨日の晩」=『last night』をつけて完成です。
昨夜=『yesterday night』ではありません。
注意
一般動詞の過去形を日本語訳にするときに「できる」という意味を付け加える生徒がいます。特に否定文を日本語にするときに多いです。
たとえば
I didn’t run fast. = わたしは速く走ることができなかった。
という間違えです。
『didn’t』=「なかった」+『run』=「走る」なので「走らなかった」が正解です。
速く走ろうと思えば走れたけど、走らなかったという英文です。
日本語訳にする問題がでたら注意してください
まとめ
Sunshine1年生Program9の中心になる単元は、一般動詞の過去形の理解です。
理解することも覚えることも多いので大変な単元の一つです。
今回紹介している内容をしっかり理解しないと80点以上は取れません。
しかし、この内容だけで80点以上取るのは難しいと思います。
理由は以下の3点です。
- Program9は、新しく時制という考え方が入り、今までの勉強内容を含めた問題を出題しやすい。
- 語彙レベルもさらに上がり、教科書内容の語句はしっかり覚えていないと、得点につながらない。
- 江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えている。
最近の中学校のテストでは、子どもの本質的な英語力を要求する問題が増えてきました。
試験前にワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。
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