高校受験の塾選び まずこの3つのポイント!

塾に行かなくては、行かせなくては、ということで、どうすればいいかこれも悩むことです。ここでは“塾を選ぶ”という点から述べていきます。

ちょっと調べればたくさんのデータがある、いくらでも情報が得られる、いろいろな相談ごとも載っている。そういうものですが、逆にありすぎて、どこまで捉えたらいいのか、何をよく見たらいいのか、どれをどうすればいいのか、戸惑ってしまうことも多いのではないかと思います。

もっとも、その時の得たい情報をたどればよいわけですが、

「大きく3つのポイント」

を挙げておきます。

目次

集団塾か個別塾か

実際の形態はどうなのか

最近はやり!?なのは個別塾なのでしょうかね?一人ひとりに合わせて、付きっきりで見てもらえるのが魅力ですね。ただ、個別と言っても、(先生:生徒)完全に1対1もあれば、1対2、1対3もあります。普通はこれらが“個別”と言われています。塾によって、完全に1対1のみとか、それぞれ設定があって選択可能とか、成績によって対応が決まるとかあります。そして個別というと費用がかかるというのが悩ましいところですが、1対2や、1対3になるとやや金額が下がり受講しやすくなる場合も見られます。

集団塾は費用はかからない方ですが、学校の授業のように全体ひとまとまりで進めていきます。分からないことが出てきても、すぐには解決できない場合がありがちです。ただこちらも、集団と言っても、1対1の個別に対して1クラス4~5人でそう呼んでいる塾もありますし、1クラス10人程度のことも。また少なくなりましたが昔ながらの大きな教室を使う20人規模とかの集団もあります。集団と言っても、4~5人規模であれば個別と同じような指導を受けられることもあります。そのように紹介している塾もあります。

個別と集団を併設していて、苦手科目や遅れている科目を個別にみるというようなのも見られます。これは効果や、費用面を考えてのこともあるかと。オプションで設定されていたり、遅れている時は強制ではないにしても半ば必修で個別というのもあったりします。しかしこうなると費用面で嵩んでくるケースもあり、1対3くらいの個別と同じ受講料になるような場合もあります。状況に応じて個別↔集団の「乗り換え」みたいなことができることも。

それぞれに長所、短所(そこまではっきり良い・悪いとも言えないことも)があるので、一概にどっちがいいとも言い切れません。

どういうことを塾に望むのか、指導方針や指導内容はどうか

各塾の個別・集団の実態、状況を見極める

子どもの性格、成績、費用を勘案して判断する

これで”個別”か“集団”かの選択をするといいです。

そこで次に、子どもの性格や、成績の面から迫っていきたいと思います。

自分の子どもはどちらが適しているか

これは大事です。

周りにライバルがいてその中で競い合う、大勢でなくてもそういう中で勉強するほうが合っている子どももいます。どちらかというと、ある程度の成績が取れていて自分で勉強を進められる、どんどん進めていくことで効果を上げられるタイプです。周りも同等かむしろそれより上だと、負けまいと奮起できる子です。こういう子は集団の中でもまれた方が効果が出ます。また中には、個別や少人数で付きっきりでいられると、見られ続けていることに抵抗を感じる子もいるようです。その場合、集団や、気にならない程度の少人数での形式が向いています。ただ、付きっきりでない分、適当に済ましたり、いい加減にしかやらないことが起こる可能性があります。

一方、自分から進んで勉強しない、できないタイプ。そうではないが積極的に質問できない子とか、引っ込み思案の子どもは、個別が向いています。すぐに聞けるし、先生の方でも様子がよく分かります。一人ひとりに細かく指導、アドバイスしてくれます。ここが個別の魅力でもありますが、いろいろ指導してくれる代わりに、指示がないとできない、指示通りにしか進められない、そうなってしまう欠点も見受けられるようです。

自主的に勉強、切磋琢磨できるタイプは集団向き

ずっとマンツーマンが苦手な人も集団タイプだが、自主的な取り組みのできることが必要

おとなしい、質問や発言が不得手、自分から勉強しないタイプは個別向き

人の性格はいろいろですが、この辺を決め手に判断して下さい。

成績とのからみ

これも悩ましいところです。費用も!?絡んできます。

たとえば中2の2学期も半分過ぎたころで、かなり成績が落ちている状況。塾に入るということだけを考えたら、そんなに悪い時期ではありません。しかし、その成績状況にもよりますが、「悪い」となると集団では意味がないと言っても過言ではありません。学校の授業と同じになってしまいます。学校がえらく悪いように聞こえますがそうではなくて、分からないことが積もり積もっていて、一斉に進められると何もできない状況、ということです。

こうなるとまず個別しかありません。良くても途中までは個別で(あるいはオプションで個別を取るとかも)いくことになるかと。きめ細かく指導してもらえる利点は大きいですが、費用がかかってしまいます。それでもよしとしても、科目数が増えると大変。

厳しい言い方になってしまいますが、成績が悪いといざ塾に・・・となった時の代償は大きいといえます。

かといって、早くから塾に行かせてれば成績は保証されている。でもトータルの費用を考えると・・・ これはもう個人の考え、判断によります。

費用がかかるのはやむを得ないが進路や高校選択の余地が出てくる

後で代償が大きくなるがやむを得ない。

このどっちか、ですね。

一方、成績的には大きな問題ない子は、状況に応じて決めていけばよいでしょう。

ただ、最上位を狙うときは、早めに対応したコースやクラスのある塾に行って、スキルアップしておく必要があります。

いつから始めればいいのか

ではいったいいつから塾に行けばよいのか。

これについては「塾を始めるのにいいタイミング」のほうに詳しく書いてあるので是非そちらも参考に!!

理想は最初です。中1になった時。

中学生は、勉強も学校生活も小学生とは大きく違ってきます。まだ始まったばかりで大して変わらない、余裕がある、だからこそそこで“習慣づけ”をもしていくべきです。早いって言ってしまえばそれももっともなのですが、そんなこともありません。すぐに1年生が終わり、中2もどんどん進んで、気がついたら分からないことだらけ、成績悪い、勉強の習慣がないどうやったらよいか分からない、なんてことがよくあります。

たいていは塾の案内で、勉強方法とかも紹介されています。通えば、直接指導受けられます。早いに越したことは無い、中1からが理想なわけです。

そうでなくても、中2のうちには入っておくべきです。受験の備えにも余裕が出てきます。

先生はどうか

常駐の専任の先生が教えているのか、アルバイトの講師が教えているのかということです。

よく、費用が安いとアルバイトの講師中心、専任のプロが見ていると高い、と言われていますが、まあウソではないです(笑)

しかし、これも言われていますが、アルバイトといえどもかなりの腕前で教えてられる人もいます。

なかなか難しいところです。実際、プロだけで教えているところは少ないものです。アルバイトとかでなく、講師研修や指導がどうなっているか、これが重要でしょう。個別塾では、先生と合わない時どう対処してくれるかということがあります。そして、このことについて、きちんと説明できる塾は信頼できるとみていいです。

課題や宿題

これもすごく大切です。

塾の授業は本当に限られています。学校とは比べ物にならない。平日は夕方~夜の多くとっても5時間くらいなものです。しかも多くて週3日とかがせいぜい。だから宿題が出る。

その宿題の量ももちろんですが、どうやるのか、やったことの確認とその後の指導、理解できているかの確認(テスト)とさらにその後の指示。

これがどうなされているか、大きなポイントです。少ない授業時間の中で効果を出すには、宿題が大きなポイントです。(自習室とか、自習の時間とかあるのも頷けますね)これでその後の成績が変わってきます。塾でかっちり見るにしても、ある程度は本人に任せるにしても、きちんと最後まで面倒見てくれるかを確かめるようにしましょう。

合格実績

これは結構目安になります。

また参考にすることですね。

合格校や、人数に目が行ってしまいがちですが、気を付けて見て参考にして下さい。

合格校については、その塾の中身によります。

上位校を目標にしている塾なのか、

成績を伸ばしてそれなりの合格を出しているのか、

できない子や遅れていた子を高校レベルにしてくれているのか、

いろいろあります。

人数については、「母集団」によります。

一見合格者が多そうでも、もともとの塾生が多ければ発表されている数はそうでもないと取ることができます。

一人で3校合格を3人合格したように表記されている場合もわりとあります。

小規模の塾でそれでいてそれなりの数の合格者を発表している場合はなかなか結果を出しているといえます。

目安、参考にしながらも、その塾の様子をしっかり判断して選択して下さい。

費用

最後はこれですか。やっぱりこれですね。

集団で平均2~3万円、個別で平均3~5万円と言われています。

講習会がプラス、集団5~6万円、個別8~10万円と言われています。

これに教材費や諸経費、他にオプションでかかります。

個人、家庭によって、いろいろな事情があります。

大切なのは、

成績や、勉強の習慣、もちろん受験も考えて、

どう費用をかけていくか

ある意味「保証」でもある

です。

この塾ならこの費用をかけても損はしない

という塾を探し当てることが理想です。

まとめ

近所にも塾がある。いろいろ考えると様々な塾があって悩むところですが、

塾選びの“3つのポイント”

①集団塾にするか個別塾にするか

②指導内容や課題・宿題はどうか

③合格実績の事実

集団でも個別でも、中身はいろいろです。

塾の時間は限られています。その中で、しっかりと効果を出せことをしているか。

合格実績から読み取れるその塾の成果はどのようなものか。

費用をどうかけていくか。

ここでは以上のことを中心に述べました。

それから、まず普通「体験授業」があります。

実際に“体感”して最終的に判断しましょう。

まあ今はもう、当たり前になっていますが。

もちろんじかに説明を聞く、詳しく質問する。ここで、しっかりチェック。

成果を実感できる賢い塾選びをして下さい。

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