勉強しても成績が上がらない‼定期テスト・高校受験でもつかえる5つの解決方法

定期テストで良い成績を取りたいからいつもより多く勉強した。

高校受験のために勉強時間を増やして遅くまで勉強している。

部屋をのぞくとずっと勉強している。

毎日塾に行っている

だけど全く成績が上がらない

この記事では、

なぜ?勉強しているのに成績が上がらないのか?

どうしたら?成績が上がるのか??

について紹介します。

原因を分析して、行動を改善することができれば結果は変わります

では、さっそく紹介します。

目次

なぜ?成績が上がらないのか??4つの原因

勉強時間が足らないから

子どもの今の学力で目標到達に必要な勉強時間を確保していないケースが考えられます。

「ウチの子どもは毎日勉強しているけど一向に成績が上がらない‼」と悩む保護者の一部には、子どもの特性を見ないで勉強時間だけで成果を測ろうとする親がいます。

どれくらい時間をかければ定着できるかは人によって違います。

たとえば1時間暗記をして20個覚えられる子どもが100個覚えられる子どもと同じ点数を取ろうと思ったら、5倍の勉強時間が必要です。

子どもによって定着するために必要な時間はちがいます。

現状の子どもの能力にたいして成績を上げるために必要な勉強時間を確保しているか?という視点で見て下さい。

子どもが成績を上げるために必要な勉強時間を確保しているかが見えくるはずです。

勉強時間は確保しているけど、実際にやっている量は少ないというケースもあります

たとえば3時間机に向かっているけど問題集は1ページしか終わっていないということもよくあります。

もし試験範囲の問題集が20ページあるのであれば、その問題集を行うだけでも60時間が必要になります。

その時間は確保したのでしょうか??

なぜ3時間もやって1ページしか終わらないかは子どもによって事情は違います。

やる気がないのかもしれません。

問題集が難しすぎるのかもしれません。

実は隠れてスマホをいじって、実際の勉強時間は10分しかやっていないのかもしれません。

しっかりと長い時間をかけて取り組むべき問題集であり3時間で1ページという進み方は適正な時間である可能性もあります。

使った時間と勉強した内容を調べることで本当に勉強時間の問題なのか?

実態が見えてくるはずです。

どんな事情であれ成績を伸ばしたいのであれば、やるべきことをやらないと成績は伸びません。

ノルマを達成するために必要な時間を確保していないのであれば勉強時間が足らないということになります。

勉強の質が低いから

「時間は十分に確保しているし、塾の宿題やテスト範囲に書かれているワークなどが終わっている。」というのであれば、勉強の質が低い可能性があります。

勉強の質の低さに共通する原因は、目的と手段の取り違えです。

そのような子どもに、よく見る症状は以下の3つです。

・終わらせることが目標になっていて「できる」ことが目標になっていない

・テストを意識した勉強ができていない

・効率が悪い

終わらせることが目標になっていて「できる」ことが目標になっていない

定期テストであれば学校のワークは、多くの場合、提出物になっています。

学校の先生は、なぜワークを提出物にしているのか?

理由は、ワークから試験問題を作るからです。

しっかりとワークの内容を理解して、知識が定着していればテストの点数が取れるからです。

この場合、目的は定期テストで高得点を取ること。手段がワークを行うことです。

しかし、勉強の質が低い子どもが、ワークの提出を目的にします。

すると解答欄を埋めればよいという手段に出るため、分からない問題は解答を写すだけ。

当然、高得点は望めません。

すこし程度が良くてもワークの問題と解答をそのまま覚えるだけという子どももいます。

ワークと同じ問題は出ません。

この場合も解答を写すよりは良い点数を取ることができますが、本質を理解していないため高得点は望めません。

高校受験の勉強ともなるとさらに成績は伸び悩みます。

宿題の管理が厳しい塾だと宿題が終わっていないと居残りがある塾もあります。

または叱られる場合もあるでしょう。

残されることや叱られることが嫌という理由で宿題の内容が定着していないで終わらせてくるだけの子どもは模試の成績で伸び悩みます。

当然、入試結果にも影響します。

テストを意識した勉強ができていない

「どのようにテストでは出題されるのか?」ということを想像しながら勉強ができていません。

たとえば社会の場合、ワークには「江戸幕府を開いた人は?」という問題があったとします。

そこで「徳川家康」という解答を覚えたとします。

しかし、テストでは、「徳川家康は何幕府を開いたか?」と出題されるかもしれません。

「江戸幕府は何年に開かれたか?」かもしれません。

「徳川家康は何という役職に任命されて江戸幕府を開いたか?」かもしれません。

ひとつの事象や事件について、こういう問題も考えられるな‼と意識して勉強しているか?

数学であれば、分からない問題を質問することはよいことです。

しかし、質問したことを理解したで終わってはおそらくテストでは解けません。

解法に必要な知識や手順を整理して、実際に類題で練習するということをしていません。

もし今紹介したことを行っていたら、それはテストを意識していないで勉強できていないから起こることです。

効率が悪い

勉強時間が足らないということにも関係があることです。

質というのは時間との関係も無視できません。

たとえば同じ仕事する人間が2人いて、Aさんは1日でできるけど、Bさんは1週間かかるとしたら、仕事の質はAさんの方が高いことになります。

つまり同じことをするのであれば、なるべく短時間で行うということも勉強の質です。

効率の悪い(=質の低い)勉強方法の例として「全ての漢字を10回ずつ書く」「30分も40分も暗記に時間をかける」ということが挙げられます。

他にもありますが、共通しているのは勉強方法に「理由」と「工夫」がありません。

文章読解能力と計算力などの基礎学力が足りていないから

文章読解能力と計算力は成績を上げるためには必須です。

文章の理解力が足らないと問題文や出題者の意図が正確に読み取れません。

たとえば社会の歴史分野で年号や用語を覚えても問題文の意味が分からない。

数学の場合は速さの公式も覚えて、線分図をかいて問題文に合わせて状況を整理していくという手順を覚えても問題文の意味が分からない。

英語や国語の読解問題では読解のテクニックを練習してできるようになっても知らない言葉が多すぎて文章の意味が取れない。

また記述問題では質問の意図が分からす、聞かれていることに答えていない。

せっかく覚えた知識がつかえないので点数は伸びません。

テストが終わった後、「そういうことか‼」と言っていることが多いです。

このように文章読解能力が足らないことが勉強をしていても成績が上がらない原因になっている場合があります。

読解力に加えて計算力も重要です

数学にしても理科にしても考え方は教えていけば理解ができるようになります。

しかし、計算で間違えてしまい解答が合わないということや高校受験の場合は難関校になるほど途中で出てくる数字がとても大きい数や見慣れない数になることがあります。

考え方が合っていても、「こんな数になるわけがない。」と心が折れて問題を解くことを途中で辞める子どももいます。

学校によっては途中までの考え方を示せば得点をくれる学校もあります。

しかし、基本的には得点にならないケースの方が多いです。

小学生の時から行っている基本的なスキルが足りていない場合には勉強をしても成績が伸びないということが起こります。

成績が上がるまでに必要な経験値が足りていないから

「できる限りの時間勉強をした」

「テストを意識した勉強ができている」

「勉強の効率も上がった」

すべての条件を満たしていても成績が上がらない場合があります。

理由は、成績は1時間勉強したら偏差値1あがり、2時間勉強したら偏差値が2上がるというものではないからです。

成績UPの公式は「勉強の時間×勉強の質」です。

正しい方法で経験を積み重ねていくことで経験値が溜まります。

そして、ある日、突然成績がグンっと伸びます。

成績を上げるための5つの解決法

「要するに~」と自分の言葉で置き換える練習をする

教科書や文章を読んだときや公式や解法を知ったときに、教科書や解説に書かれているままを覚えるのではなく、自分の言葉で要約や言い換えができるようになれば文章を把握できる力が身に着きます。

計算・漢字・英単語の暗記などの基本は毎日欠かさず練習する

自力を鍛えることは一日では身に付きません。

毎日コツコツと継続することで身に着きます。

当たり前のことですが当たり前のことをきちんとやれなければ力はつきません。

時間で区切った目標と成果を記録する

勉強をやる前に1日の目標を設定してノートや手帳に記載します。

勉強中は、1時間ごとに区切って勉強した内容を記録していく方法でもワークを1ページやるごとにかかった時間を記録していく方法でもよいので必ず記録します。

休憩時間ごとに、できるようになった部分と改善する部分を書きだし、次の勉強時間の目標に設定します。

目標設定→実行→反省→改善のサイクルを記録していくことでパフォーマンスは上がっていきます。

実戦形式に近いものを数多く解いて、しっかり直しをする

模試やテスト形式の問題集をたくさん行いましょう。

自分のできていないところや苦手なところを把握して次はどうのように対処するかを類題で練習します。

最後にテスト形式のものを子どもの力だけで満点が取れたらノルマ達成です。

問題が正解していても解説は必ず読む

とくに選択問題で解説を読むことはとても大切です。

たとえばア~エの4択問題で、正解がウだとします。

他の選択肢のア、イ、エがなぜ違うのか?という理由がわかるように勉強すると勉強の質が上がります。

まとめ

成績を上げるための公式は「勉強時間×勉強の質」。

かけ算の解が大きくなればなるほど成績は上がります。

量も質もどちらも大切です。

たし算ではないため、どちらか一方がゼロだと解もゼロになります。

目標(計画)→実行→反省→改善のサイクルを記録して継続することで勉強のやり方が身に着きます。

やり方が変われば、結果は変わります

ただ、子ども一人で行うのは結構難しいです。

ご家族の協力は不可欠です。

しかし仕事が忙しくて勉強を見る暇がない。

子どもが反抗期を迎え喧嘩になってしまう。

兄姉にお願いしても、予定があるため継続的に見るのは難しいなど。

ご家庭が介入するのが難しい場合には、塾や家庭教師などの外部の協力を検討する必要があります。

すでに塾に通っている場合には、子どもの状況を担当講師や教室責任者から聞いてください。

完全に塾に任せるのではなく、親も子どものテストの成績や答案を見て子どもの状況を把握して下さい。

塾からのアドバイスと子どもの結果の整合性が取れているかを確認する必要があります。

もし納得のいく説明でなければ、新しい塾や家庭教師を探すタイミングです。

また塾によっては説明すらしない塾もあると思います。

その場合には早期に通う塾を変更することをオススメします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次