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中学受験のくやしさを高校受験でリベンジ‼慶応義塾・慶応志木に合格した事例

 
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子どもは一緒にいる友達の影響を大きく受けてしまう性格。

お互いが高めあうような友人関係ならばいいけど…。

必ずしも良い影響を与えてくれる友人ばかりではなさそう。

 

そう感じていたお母様は子どもを忙しくさせることを考えました。

 

周囲の環境に流されやすい子どものためお母様が考えた塾を選びの基準は

・中学校進学のために必要な学習量を確保できる塾

 

・学習管理もしっかりできる塾

 

・私立中学の受験は考えていないけれど公立中高一貫なら受検してみるのもよいかな?と迷ってもいました。

 

こうして小5になる直前の冬にお問い合わせをいただきました。

 

体験授業で受けた子どもの印象は

  • 教えたことはサクッとできる
  • 方法論だけを見て覚えるため理解が浅い。だからひっかけ問題はいつもひっかかる。
  • ひらめきはあるけど暗記はいい加減。だから国語は知識系の問題の正答率が低い。

 

 

そんな子どもが2年後に中学校で学年1位を取り、5年後に慶應義塾高校と慶応志木高校に合格します。

どのようなプロセスをたどって合格できたのかを紹介します。

 

卒業生のビフォーアフター

偏差値

定期テスト

通知表

 

 

 

 

 

小学生

入塾~公立中高一貫受験を決めるまで

小4の終わりから小5の夏までは通常講座を受講して週2回算数・国語50分の授業を受講していました。

 

8月の終わりに担当講師から「公立中高一貫の受検を本格的に検討しているようだ」との報告を受けました。

お母様からお話をうかがうと子ども自身が受検をしたいと言っているとのことでした。

 

 

そのときうかがった内容は

・倍率が高くて厳しいことも知っている。

 だけどやるからには合格したいから公立中高一貫専門塾のenaにうつろうか迷っている。

 

・本気で受験をするなら習い事は辞めることになる。

 勉強をしなければ遊ぶ時間が増えるから遊ぶ時間が増えないように課題はしっかり出してほしい。

 

・公立中高一貫への合格も大事だけど、その先のための本人の学力を上げてほしい。

 

・打たれ弱い子どもだから、不合格のときの落ち込みがほかの子どもよりも大きい可能性がある。

 最終的には受検しない流れを作ってほしい。

 

 

 

こどもを応援したい気持ちと心配する気持ちが混ざって親自身も判断できない状況なのかなと思いました。

 

東都であれば通常授業で公立中学校に進学するときの準備と個別で2コマ受講してもらえれば公立中高一貫の理系・文系の対策を行うことができるとお伝えしました。

 

ただ本気で公立中高一貫の合格を取りに行くということであれば専門とうたっているenaのほうが秀でているかもしれない。

だからenaの体験授業も受けて判断してくださいと提案しました。

 

両方の塾を体験した後、東都で小5の通常講座+個別授業を2コマ受講することで決まりました。

 

公立中高一貫受検

小5の9月から公立中高一貫対策も始めました。

 

通常の講座に比べて個別指導の学習内容はレベルが高くなります。定着までに時間がかかるので課題も増えます。

とうぜん勉強をやる時間は増えるはずです。

 

しかしお母さんからは全然家で勉強をしている様子を見ないとの報告。

 

算数の課題は途中式がなく正解ばかり。

ズルをしているのか判別するために前回授業の確認テストを行うと宿題のノートに途中式は一切ないのに答案用紙を見ると途中式がしっかりと書いてある。

 

国語は原稿用紙の使い方は知っているけど、「小学校生活で一番印象的なことは何?」ということがテーマの作文で「~が楽しかった。…も楽しかった。×××も楽しかった。」と原稿用紙の字数を埋めるためだけの中身のない作文。

 

誤字脱字が多いのはもちろん。読解問題の書き抜き問題も写し間違える。

 

本気で受験するつもりがあるのかと疑いたくなる状況でした。

 

家での勉強をなくし塾で課題を行うことにしました。

 

塾の営業時間しか勉強できないため学習量は減ります。

それでもまずはテキストの解答・解説は没収して課題をすべて塾で行うことで一つの定着を大切にすることを優先しました。

 

塾で行った課題に関しては中身のある内容になりました。

その取り組みに応じた力もついていきました。

 

6年生になると授業時間が伸びるため課題量が増えます。

それに加えて小6からは英語も始まるので授業の時間と課題を行う時間が今までよりも必要になります。

 

週5日授業の生活になりました。

 

塾だけでは課題が終わらないので日曜日にも家で課題をやる必要があります。

一時取り組みが改善した課題のやり方もいい加減なものになっていきました。

 

 

いい加減な部分を指摘するとすぐ直す。

だけど2週間もたつと元通り。

そんな風に時間が過ぎていきました。

 

ただ受験勉強をしていたメリットはありました。

 

一番大きかったのは基礎学力の向上です。

 

通常の小学生の講座ではピラミッドテストという教材会社が主催のテストを実施しています。

通常授業で行った学習内容を確認するための問題レベルに設定されたテストです。

通常講座を受講している小学生には中学生になったときに定期テストで高得点を取ることを目的として2カ月に一度実施しています。

 

受検勉強を始める前から90点程度は取っていました。しかし一度も満点を取れてことはありませんでした。

 

受験対策を始めたことで基礎力がアップして、毎回100点が取れるようになりました

 

こうして一定の成果を出しつつも取り組み自体は絶対に合格したいと思っている子どもの取り組みではないという状況のまま受験期を迎えました。

 

 

ここは個人の見解ですが公立中高一貫校入試はだれにでもおススメできる入試ではありません。

 

ひとつ目の理由は公立中高一貫校入試は自分が取り組んできたことにどれくらいの意味があったのかがわからないからです。

 

私立入試は学校が多く試験日程も多いため幅広く挑戦することができます。

たとえば偏差値60のところは不合格だったけど、偏差値50のところは合格できたというように子どもの努力が形として見えます。

 

しかし公立中高一貫はチャンスが一度しかないため見える結果が合格か不合格しかありません。

1点足らなくて不合格でも100点足らなくて不合格でも結果は同じ。

だから自分がどれくらい努力ができたのかが実感できません。

 

ふたつ目の理由が不合格というショックだけが残り中学生活に影響を及ぼす子どももいるからです

 

不合格になると全然勉強をしていなかった子どもでも落ち込みます。

多くの子どもが不合格のショックをひきずります。

 

自信をなくして中学生活に影響が出ることもあります。

 

 

 

最悪の事態を避けて、最高の結果を取りに行くために

 

・合格するための授業と課題管理をする

・中学受験の勉強の成果を本人に実感させる

・不合格でも中学生活をがんばれるようなメンタルをつける

 

この3つの準備を同時に行っていきました。

 

 

仕掛けの一つが両国中学に加えて安田学園受験です。

 

安田学園を提案した理由は以下3点です。

 

・安田学園は公立中高一貫の適性検査に似た問題を使用する入試制度があったから。

一般的に私立と公立では出題される問題が全く違います。

対策も全く別のことをしなければいけません。

しかし公立中高一貫対策をしていれば合格できる可能性がある入試制度は魅力でした。

 

・本命の両国中学に緊張せず自信をもって受検できるから

初めてのことは緊張します。

いつも通りの力を出すには入試という非日常を日常にかえることが必要です。

模試の受験や複数校受験をすることでテスト慣れすることを狙いました。

 

・どんなレベルの学校でも合格できると子どもは喜び、自信を持つことができるから

両国中学が不合格でも中学生活に自信を持って取り組めるようにすることを狙いました。

 

 

 

入試結果とその後

入試結果は安田学園(先進)合格。

両国中学は不合格でした。

 

両国中学に不合格だったのはショックだったようです。

家でも落ち込んでいるようでしたし、塾でも泣いていました。

 

 

ここで潰れては意味がないので一緒に1年半の受験勉強を振り返りました。

課題をいい加減にやっていたことや勉強時間も十分とは言えなかったこと。

しかしピラミッドテストが上がったことや安田学園に合格できたのは勉強をしてきた成果だということを共有しました。

 

このくやしさを忘れず高校受験で両国よりも上の学校に行こうという話をしました。

そのときは泣きながら、ただうなずいていました。

 

こうして中学受験は本命の学校に合格することはできませんでした。

安田学園にも進学せず公立中学に進学し高校受験を目指すことになりました。

 

 

 

中学1年生

1学期

最難関合格を目標に中学生活が始まりました。

ガリガリ勉強する生活をするのかな?と思っていたら…。

 

松江6中のハンドボール部に入りました。

松江6中のハンドボール部は練習量が多く土日も練習や試合があるとてもハードな部です。

生活のペースがつかみきれない4月、5月は特に大変そうでした。

 

授業には毎回フラフラできていました。

それでも休むことなく塾にきて授業を受けて課題をやっていました。

 

勉強面は小学生のころの経験が無駄ではなかったことが1学期の段階で証明できました。

 

定期テストでは5科で450点を大きく超えることができました。

学力診断テストも夏以降の偏差値60越えを計画していました。

ところが5月には超えることができました。

 

中学受験の勉強が最も生きたのが駿台模試です。

駿台模試は全国の学力の高い子どもたちが受験する最も難易度の高い公開模試です。

 

偏差値55を超えていれば早慶レベルに合格できるテストです。

そのテストで3科合計偏差値56.4を取ることができました。

 

数字の意味を説明したときにうれしさを素直に出さない「わかりました。」という表情を今でも覚えています。

 

【中学1年生1学期の定期テスト結果と評定】

科目 5科 9科
点数 469 800
評定 25 42

 

【中学1年生4月~6月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
4月 58
5月 60
6月 60
7月 64

 

【6月駿台模試結果】

英語 数学 国語 合計
偏差値 57.7 48.8 59.5 56.4

 

 

2学期

夏休みも毎日朝から夕方まで部活。

夕方から夜は塾の授業と宿題をこなす生活でした。

加えてお盆には1日15時間×2日間勉強をする夏期集中特訓にも参加しました。

 

この夏の頑張りは秋以降の結果に結びつきます。

 

9月の中間テストでは470点。全教科90点越えを達成。

駿台模試も数学の偏差値が+7ポイントで前回48.8だったのが55.2まで上がりました。

 

その後も成績UPの流れは止まりません。

期末テストでは9科でも1教科90点平均を超えて821点。

学力診断テストでは偏差値70にせまり、11月の駿台模試では偏差値60を越えました。

 

どこまで成績が伸びるのか?とワクワクしていました。

 

【中学1年生2学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
2学期中間 476 +8
2学期期末 470 821 +21
評定 25 43 +1

 

【中学1年生8月~12月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
8月 63
9月 59
10月 68
11月 65
12月 65

 

【駿台模試結果】

英語 数学 国語 合計 入塾時との比較
8月偏差値 59.5 55.7 55.2 58.7 +2.3
11月偏差値 60.3 59.5 61.9 62.7 +6.3

 

 

3学期

とても順調に伸びていた成績が徐々に陰りを見せてきました。

12月に入ってから明らかに勉強に対するテンションが下がっていきました。

 

部活での疲労を理由に塾を休みがちになり確認テストも追試が増えていきました。

授業後に話す機会を何度か設けました。

雑談はするけれど話題が勉強へのモチベーションなど核心になると口数が少なくなり「はい。」と返事をするだけになってしまう状態でした。

 

テストの結果も定期テストは今までの勉強の貯金があったので点数が上がりました。

しかし2月の学力診断テストや1月の駿台模試は大幅に成績を落としました。

 

【中学1年生3学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
3学期期末 477 832 +32
評定 25 42 ±0

 

【中学1年生1,2月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
1月 67
2月 61

 

【駿台模試結果】

英語 数学 国語 合計 入塾時との比較
1月偏差値 59.6 48.8 52.2 54.9 -1.5

 

 

 

2年生

1学期

新学年が始まる3月と春期講習では1年生の3学期より勉強の姿勢は改善しました。

授業の出席率も以前の状態に戻り、休まずにきちんと来るようになりました。

 

標準カリキュラムで設定されている宿題もやっていました。

2月に61に落ちた偏差値も66までに戻りました。

 

ただ最難関を目指すための取り組みはなかなか進みませんでした。

 

学校で新学年が始まる4月になるとまた欠席が増えました。

もともと英単語や漢字を自発的にやるタイプではないので塾に来てやるようにしていました。

欠席が増えたため暗記も不十分になっていきました。

 

そして5月のGW明け。

疲れてしまったので1学期の間だけ塾を休みたいという申し出がありました。

 

勉強量をゼロにするのではなく授業だけ出席するという提案をしました。

しかし本人の意志は固く塾を休むことになりました。

 

自分一人での勉強で高得点を取れることはなく6月の1学期の期末テストでは大きく点数を落としました。

 

【中学2年生1学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
1学期期末 436 776 -24
評定 22 38 -4

 

【中学2年生4月~7月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
4月 66
5月 休塾中のため未受験
6月 休塾中のため未受験
7月 休塾中のため未受験

 

2学期

1学期が終了し、夏期講習が終わっても休塾の状況が続きました。

講習会はカリキュラムが大きく進みます。

1年生の時に作ったアドバンテージは完全になくなりました。

 

2学期の中間テストが終わっても休塾状態はつづきました。

 

連絡があったのは期末テストの結果が返却された11月下旬でした。

 

2年生の1学期で大きく下がった期末テストの点数は中間テストで一度は戻すも期末テストでは1学期と変わらない結果でした。

中学入学以来一度も90点以下を取ったことがなかった英語も76点まで落ちてしまいました。

 

そのテスト結果をみながら来年の受験校のターゲットはどの辺を検討しているのですか?とうかがいました。

 

都立はできるだけ上。

私立なら早慶付属高校レベルなら納得できるということでした。

子どもは特に慶應が気になっているようだという話でした。

 

正直厳しいなと思いました。

中学受験をしたときは公立中学校に進学する子どもよりは勉強していました。

しかし本気で中学受験をする子どもに比べれば勉強時間はとても短いものでした。

 

中1のときも良い成績は残していました。

しかしそれは小学校時代の貯金に上積みをしたから出ていた数字であり、勉強量は同じ中学校の子どもよりは勉強している程度です。

 

その程度の勉強量しかできない体力と残された時間を考えると必要な知識を教えるだけの時間はあっても、定着させるための勉強量に耐えられないと思いました。

 

しかし中学受験が終わってときの約束を果たせるチャンスをもらえたことが、とてもうれしかったです。

 

絶対に合格させようと思いました。

 

子どもには次に泣きを入れたら、もう取り戻せるチャンスはない。

腹くくって勉強しろといいました。

 

この言葉は入試が近づき勉強がハードになるたびに言い聞かせました。

 

こうしてまた東都で勉強をすることになりました。

しかし定期テストレベルで大きく点数を落とすほど学力は下がっていたので、学力診断テストの偏差値も当然下がりました。

 

 

【中学2年生2学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
2学期中間 465 -4
2学期期末 435 786 -14
評定 22 35 -7

 

【中学2年生8月~12月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
8月 休塾中のため未受験
9月 休塾中のため未受験
10月 休塾中のため未受験
11月 休塾中のため未受験
12月 62

 

 

3学期

当面の課題は塾にいなかった期間のカリキュラムの穴埋め・勉強体力の向上・忘れてしまった知識の復習でした。

 

もともと教えたことに対する反応はいい子どもです。

カリキュラムの穴埋めは順調に進みました。

 

しかし小学生4年生のときと同じで本質をつかまず小手先だけでやろうとするので、翌週にはすぐ忘れる。

問題が難しくなると手が出ないという状態が続きました。

 

3年かけて作ったものが数カ月放置するだけで、ほぼリセットしている状態に何度も絶望しました。

 

しかし今はリハビリ期間。

いずれ取り戻せるはずだと自分に言い聞かせ、同じ内容を何度も教えました。

 

成果は徐々に出始めました。

まず定期テストの点数を中1の水準に戻すことができました。

 

しかし学力診断テストの成績だと1月は復帰して間もないため微増。

2月はインフルエンザになり未受験。

駿台模試は受験レベルにないと判断して回避しました。

 

こうして2年生が終わりました。

 

【中学2年生3学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
3学期期末 470 807 +7
評定 24 39 -3

 

【中学2年生1,2月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
1月 63
2月 インフルエンザのため未受験

 

 

3年生

1学期

中3になると都立受験希望者には都立理社という講座が加わります。

試験前はテスト対策も行うので私立希望者でも推薦の可能性があるならば受講するように勧めています。

 

都立理社が加わるので授業数も課題量も増えます。

さらに早慶レベルに合格できる内容を教えなければいけないので三科の宿題量も通常のカリキュラムの子どもよりは多くなります。

 

これに加えて部活は継続していたため最後の大会もありました。

強豪校なので都大会出場はほぼ決まっています。

 

ほかの子どもより部活の引退も遅くなる可能性が高かったので3月から容赦なく必要な量を教えて、定着に必要な課題も出しました。

 

授業内容の理解は問題ありませんでした。

しかし暗記はいい加減な状態が続きました。

 

知識の理解→知識の暗記→知識の運用という順番で正答できる問題は増えていきます。

いくら理解しても暗記をする努力ができない子どもの成績は伸びていきません。

 

4月の学力診断テストでは大きく数字を伸ばすことはできませんでした。

状況が変わってきたのは5月に入ってからでした。

 

完ぺきとはいえないまでも以前よりもしっかりと暗記を行うようになってきました。

 

テスト結果にも取り組みの改善が反映されてきました。

6月の定期テストでは5科479点、9科840点の過去最高点を取ることができました。

学力診断テストの偏差値も65を突破して70に迫るまでに成長しました。

 

しかし最上位を狙うために必要なレベルまでの暗記はしていませんでした。

駿台模試にはまるで対応できず慶應を目指すには厳しい結果が続きました。

 

6月に本人の意識・行動改善も大事だけど現実的に日比谷と早慶を同時に取りに行くことは難しい。

どちらかに比重を重くした勉強をすることを提案しました。

 

本命は大学付属ということなので、早慶付属を合格できるようにすることを最優先にする方向で決まりました。

 

具体的には英・数・国の課題を優先して理社の授業にはでる。

しかし理社の課題は時間が足らなかったらやらなくてもよいという対応にしました。

 

【中学3年生1学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
1学期期末 479 840 +40
評定 24 41 -1

 

【中学3年生4~7月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
4月 60
5月 66
6月 65
7月 68

 

【駿台模試結果】

英語 数学 国語 合計 入塾時との比較
4月偏差値 52.7 54.7 56.8 55.5 -0.9
6月偏差値 47.5 53.8 54.7 52.3 -3.2

 

 

2学期

この時期には部活も引退して勉強時間は増えました。

 

2学期の中間テストで全教科90点以上取れたので2学期の期末の点数がすこし悪くても通知表は1学期の成績も考慮すれば「5」になる水準になりました。

11月のテスト対策を軽減できる状態になったのでかなりのアドバンテージを作ることができました。

 

一方、早慶を目指した勉強は苦戦が続きました。

勉強時間が増えても過去問の解説・単元別の復習・暗記事項の確認とやることも増えます。

 

授業内だけでは時間が足りません。

暗記など自分の努力でどうにかなることは自宅でやれる子どもだと、学校別の解法テクニックや苦手単元の解説に時間が使えます。

 

しかし家で暗記をやってこないので暗記をやらせることに時間を使わなければいけません。

 

もっと教えなければいけないことがある。

しかし教える量を増やしても地力が足らないと点数に結びつきません。

時間がないと焦る気持ちを抑えて毎日、目の前で暗記をやらせました。

 

そしてこの時間がいかに無駄かということを繰り返し説明しました。

話を理解はするけど行動は伴わない。

合格できない子どもに共通する事象です。

 

英文の構造は取れているけど単語がわからないから全く長文が読めない。

熟語を覚えないため空欄補充の問題もできないという状況が続きました。

 

過去問の点数は全然取れないし、復習も不十分だから次の年度もまったく点数が伸びていかない。

受験者レベルがどんどん上がる駿台模試。

取れる点数は上がっても偏差値は下がっていきました。

 

しかし国語だけは成績が安定していました

良いときには偏差値が60を超えることもありました。

 

成績安定の理由は小6の受験勉強です。

小6の時に習っていたことが3年経ち自分でできるようになったことが成績の安定につながったようです。

 

その後、数学も当たりが出るようになってきました。

11月には駿台模試でも偏差値が60を超えるようになりました。

 

それでも合格判定は一番良くてC判定。

 

まだまだ合格には遠い状況でした。

 

【中学3年生2学期のテスト結果と評定】

実施テスト 5科 9科 入塾時との比較
2学期中間 470 +1
2学期期末 476 817 +17
評定 25 41 -1

 

【中学3年生8~12月学力診断テスト結果】

実施月 偏差値
8月 65
9月 63
10月 67
11月 65
12月 63

 

【駿台模試結果】

英語 数学 国語 合計 入塾時との比較
8月偏差値 42.7 50.3 53.6 47.6 -8.8
9月偏差値 42.3 46.4 60.4 48.5 -7.9
10月偏差値 50.9 47.2 53.1 50.2 -6.2
11月偏差値 49.6 60.8 60.7 58 +1.6
12月偏差値 56.8 54.8 52.8 56.4 ±0

 

 

受験校の決め方

2年生の後半から志望校は都立なら日比谷。

私立なら早慶付属ということでした。

 

しかし中3の6月に早慶を本命にした勉強にシフトしたため都立は下げることにしました。

 

受験校を決めるための重要視したことは「早慶に進学できるチャンスを最大限増やすこと」と「ダメなら都立に進学して大学受験でリベンジ。」という2本の柱を軸に受験校を決めました。

 

そして決まったのが以下の表です。

試験日程 学校名
1月17日、18日 専修大松戸
2月6日 慶応志木(1次)
2月9日 早稲田大学本庄
2月10日 慶應義塾(1次)
2月11日 慶応志木(2次)or早稲田大学高等学院
2月12日 青山学院
2月13日 慶應義塾(2次)or淑徳巣鴨
2月21日 都立青山

 

まず最後の模試という位置づけで専修大松戸E類。

加えて2月6日慶応志木(1次)、2月9日早稲田大学本庄、2月10日慶應義塾(1次)、2月12日青山学院。

この5校は合否に関係なく受験します。

 

日程的に複雑なのが2月11日と2月13日です。

2月11日は慶応志木(1次)が合格したいたら2次試験。

不合格の場合は早稲田大学高等学院を受験。

 

2月13日は慶應義塾1次に合格してれば慶應義塾(2次)。

不合格の場合は併願優遇で淑徳巣鴨。

 

都立高校については早慶が全部不合格の場合のみ都立青山高校を受験という日程になりました。

 

 

入試のコンセプトから外れる青山学院受験の意味はふたつあります。

 

①努力の成果を知るため。

12月の段階で早慶が全部不合格になる可能性は十分ある成績水準でした。

 

都立対策も日比谷から青山に変えたとはいえ理社の対策は十分とは言えない状況が続いていました。

 

もし早慶全滅、都立も不合格の場合、残るのは最後の模試という位置づけの専修大松戸と併願優遇の淑徳巣鴨です。

 

どちらも偏差値70を超える素晴らしい高校です。

しかし子ども自身がこの二つの高校しか合格できなかったらきっと失望感でいっぱいになると思いました。

 

②子どもに付属高校なら早慶にこだわる必要もないかなという雰囲気もあったから。

12月には中2で塾を長く休んだことや暗記をいい加減にやっていたことを後悔していました。

もっとやっておけばよかったと思っていたと思います。

 

同時にこれ以上は頑張れないという雰囲気もありました。

 

入試が終わった後に青学レベルにいけるなら行きたいという可能性を考慮して試験日程的にも本命の邪魔をしないので受験校に入れました。

 

 

3学期

冬期講習は3科目受講で英数国に特化して勉強をしました。

そのかわり12月29日~1月3日に正月理社特訓を受講してもらい冬期中の理社の穴埋めは年末年始で行いました。

 

 

冬期講習会がおわり3学期になりました。

次の週から入試が始まります。

 

中2の冬に戻ってきたとき、お母様に子どもの力と残れた時間を考えると本気で早慶を狙うには時間が足らない。

だから3学期は学校を休んで勉強をしないと間に合わないと思うと伝えていました。

 

予想通り過去問の消化している年度・達成できている点数・ほかの学習状況的に学校を休んで昼間も受験勉強をしないと間に合わない状況でした。

 

朝は9時から過去問を解いて午後から直しとわからない問題を質問。

夕方以降は塾の宿題と直しの確認。

夜23時まで授業と暗記。

 

通常であれば週に2年度分の過去問を行うように指示しているところ、試験日以外は1日で2年度分の過去問を行いました。

 

この生活の中、過去問の点数はどんどん伸びていきました。

 

11月25日に英語で13点しか取れなかった慶応志木は試験前日の2月5日には82点。

12月21日に39点だった慶應義塾の英語の点数は試験1週間前の2月4日に73点を取れるまでに成長しました。

もちろん年度が違う初見の問題です。

 

受験校と入試結果

以下の表が実際の受験校と結果です。

 

試験日程 学校名 合否
1月17日、18日 専修大松戸(E類) 合格
2月6日 慶応志木(1次) 合格
2月9日 早稲田大学本庄 不合格
2月10日 慶應義塾(1次) 合格
2月11日 慶応志木(2次) 合格
2月12日 青山学院 補欠
2月13日 慶應義塾(2次) 合格

 

1月17日の専修大松戸。

いきなりの波乱がありました。

試験当日はお父様と高校まで電車で行く予定でした。

 

子どもは人生初の満員電車。

電車のマナーを知りませんでした。

 

一般的に満員電車ではドア付近に立っている人は、扉が開くと一度降りて下車する人たちがいなくなった後、再び電車に乗ります。

 

お父様はドア付近に立っていたようで一度降りたみたいです。

 

ところがそれを見た子どもは降りる駅だと勘違いしてそのまま下車。

はぐれてしまいました。

 

幸いお母様が乗る電車や降りる駅を書いた紙を子どもに渡していたみたいです。

 

それを見ながら乗り換えて高校の最寄りの駅まで行き、そこで無事お父様と会えたようです。

 

そんなアクシデントがあり、しかもこの日は体調もあまりよくありませんでした。

テスト問題を見ると、散々練習してきたところをボロボロ間違えていました。

ひょっとしたら不合格もあるかなと覚悟していました。

 

それでも無事に合格。

 

つぎは2月6日慶応志木です。

2月9日から2月12日まで合否に関係なく4日間試験が続きます。

慶応志木の入試終了後は、テストの振り返りよりも次の高校の対策をメインに行っていきました。

 

2月9日。早稲田大学本庄は全然できなかったみたいです。

2月10日。本命の慶応義塾の受験日です。

この日は慶応志木の1次試験合格発表の日でもありました。

 

この結果次第で翌日の準備する内容が変わります。

 

合格していたら慶応志木の面接対策。

不合格の場合は早稲田大学高等学院の一般入試の対策。

 

こちらの準備もあるので結果がわかったら連絡をくれるようにお母様に頼んでおきました。

13時ころ塾の電話が鳴り「たぶん番号があります。」との連絡。

 

試験が終わり塾にどんな顔で来るのかと楽しみにしていると…いつもの顔でやってきました。

「やったな‼」とハイタッチを求めると初めて笑顔がこぼれました。

 

2次面接の練習も大変でした。

 

子どもは慶應へのあこがれはあるように思いました。

しかし好きな理由は説明できない。

高校入学後のビジョンもない。

 

学校見学に行った時の思い出やパンフレット、HPをみて漠然とした動機を言語化する作業と高校入学後の自分について一緒に考えました。

 

2月11日の本番は緊張することなくできたようです。

 

発表の日の12日、子どもは青山学院の試験日でした。

お昼過ぎにお母様からご連絡を合格しているとの連絡を受けました。

 

これで慶應義塾の発表に関係なく受験は終了です。

 

夕方、青山学院の試験を終えた本人から電話がありました。

「中学受験の借りを返せたこと」や「つらい時期を耐えてよく頑張ったな」みたいな話で盛り上がれることを期待したのですが…。

 

本人が最初に言った言葉は「今日、塾に行かないとダメですか??」でした。

 

まぁ…そんなもんだよね。

この職業と思いながら…。

 

あとは結果待ちだから授業以外は来なくてもいいよと伝えると、うれしそうな声で「わかりました。」と電話を切られました。

 

その2日後、慶應義塾2次試験も無事合格。

第一志望に合格して高校受験を終えることができました。

 

 

 

子どもの感想(合格体験記抜粋)

 

 

僕が東都ゼミナールに通いはじめたのは小学生の時でした。

友人の母親の紹介で知ったときは、宿題が多そうで大変そうな印象を持ちました。

 

しかし、実際に通ってみると先生方の密接な授業は、日頃自分から机に向かわなかった僕でも、全く苦ではありませんでした。

むしろ数週間すると東都の雰囲気に慣れて、東都に通うことが楽しくなりました。

 

この4年間で一番つらかったことは、周りの友人との違いについてでした。

 

僕は中学2年生の頃に、毎日部活と塾で過ごす自分にとって、放課後楽しそうに遊ぶ友人の姿を見ることがとてもつらかったです。

なぜ自分は報われないのだろうと思い悩み、一度は東都を離れました。

 

ですが、半年後に結果で皆を見返してやろうと決意し、再び東都に復帰しました。

 

そして、それぞれの生徒と向き合い、愛をもって指導して下さる先生方の姿勢が東都の良いところであり、僕の支えでした。

 

 

 

 

 

まとめ

この事例では入試直前期に爆発的に伸びました。

 

紹介したエピソードも1日に2年分の過去問の直しをしたとか学校を休んだなど直前期に勉強を詰め込んだエピソードで溢れています。

 

直前期に頑張れたのは、子どもに才能があったからではありません。

もし中3の1月から勉強を始めていたら、これだけの時間勉強をすることはできないと思います。

 

直前期の追い込みに耐えられるように、3年生の1学期・2学期で積み上げてきたものがありました。

 

中2のときも一度は勉強が嫌になり塾を離れました。

だけど「やっぱりこれではダメだ!」と思えたのは中1の時に積み重ねてきたものがあったからです。

 

そした中1の時の頑張りは小学生の時からの小さな積み重ねがありました。

 

高校受験は努力のできない天才より努力のできる普通の子どもが強いといわれます。

 

東都ゼミナールが高校受験をメインに指導しているのは同じことを感じるからです。

 

中学受験は子どもの成熟度が結果に影響を与える部分が大きい。

大学受験では勉強の必要性や自分の可能性に気付かず終わってしまう子どもも多い。

 

高校受験だけがしっかりと努力すればそれに見合う成果を手に入れることができる受験です。

 

今回紹介した子どもは標準的な子どもに比べると理解力はいい方です。しかし勉強が好きという子どもでもなければ天才と呼べるほどの能力もありません。

 

勝因は早い時期から始めていたこと。

そのおかげで中2の一時期休んでも残された時間で合格まで間に合うことができました。

 

これは多くのケースで当てはまることです。

 

いい結果を出すためには正しい方法と時間が必要です。

 

もしお子様の成長を願うなら一度お話を聞かせてください。

 

きっと東都ゼミナールはあなたのお役に立つご提案と協力ができます。

 

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