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中央大杉並合格。受験で手に入れたもの。

 
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いつも元気よく挨拶して入ってきて、初対面の相手でもベラベラよくしゃべる。

授業で話した講師のプライベートは全て親に伝わり、両親の経歴や馴れ初めなどいわれた方は嫌がりそうな内容でも積極的に話すサービス精神旺盛なおしゃべり好き。

だけど雰囲気を機敏に読み、叱られそうなことはしないし他の生徒が叱られている場面では存在感をけす臆病な女の子。

 

そんな女の子が中央大学杉並に合格するまでの5年間。

志望校を選ぶまでの過程やできごとを成績の推移と併せて紹介します。

 

卒業生のビフォーアフター

偏差値

 

 

評定

 

 

テスト結果

 

東都に決めた理由

親の悩み

保護者アンケートにもあるように、勉強に困って塾を探したのではなく、将来的に困らないように塾に通わせることを考えたようです。

 

お父様からの問い合わせメールの内容も

「将来的な準備のための塾通いであること」

「3月から受講するために塾を探していること」

と書いてありました。

 

 

問合せのメールを見て、かなり警戒したことを覚えています。

まず、塾探しの動機が「勉強ができなくなるのを防ぐため」という点です。

多くの方が早くから塾に通ったほうがいいのはわかっているけど、先送りにしがちです。

結局、「勉強ができないから」や「成績を上げたいから」など実際に困ってから多くの方は塾を探します。

適正なタイミングで塾探しを始めている点で、研究されている方だと思いました。

 

 

2つ目の理由が、3月からの受講のために12月中旬に問い合わせをしている点です。

小学校から塾を検討するご家庭はある程度あります。しかし、多くのご家庭は教育内容や学習成果ではなく、家からの近さ・曜日や時間・値段・知り合いの口コミが決め手になっていることが多いです。

塾を選ぶ時間は、そんなに長期にわたることは少なく、体験を含めても最長1か月もあれば十分です。

公立中学進学が前提の塾選びとしては、かなり用意周到だと思いました。

 

最後の理由が、お母様ではなくお父様から問い合わせがあったことです。

当時は母親が問合せをした後に、父親と相談して決めるご家庭が大多数でした。

お父様が前面に出るご家庭は、数字の根拠をより正確に求められることが多いです。

 

かなり教育本や塾・受験に精通した方なのだと思いました。

 

しかし、入塾面談は想定したものとはかなり違いました。

入塾手続きに来たのはお母さまだけで、お父様はいらっしゃいませんでした。

何を質問しても、あまり興味がない様子で、「どういう高校を目指していますか?」「大学はどの辺を考えていますか?」「将来的にお子様に期待することは何ですか?」など、ほぼすべての質問に「いや特にないです。」という返事に、自分のトークスキルのなさに心が折れたのを鮮明に覚えています。

 

 

子供の状況

ヤクルトスワローズ好き。

小学生の時は公文にも通い英検3級取得。

標準的な理解力はあり、授業内容はしっかり理解できる。

一方、手を抜けるところはしっかり抜くし、甘えられる相手にはしっかり甘えるタイプ。

 

東都に決めた理由

子ども

家から近いから。

体験が楽しかったから。

 

 

保護者

家から近い。

体験授業で本人が塾を楽しいと感じた。

張りだされていた合格実績がすごいと思ったので。

 

 

入塾後

小学生

小学5年生

入塾当初は算数のみの受講だったので、会うのは2カ月に一度の到達度確認テストの時だけでした。

「こんにちは!」と元気よく挨拶ができて、初対面の大人相手でも物怖じしない利発な黒縁メガネの女の子が第一印象です。

到達度確認テストでは受講していない国語でも高得点を取っていたので、かしこい子どもなのだろうなと思っていました。

 

小学6年生

直接指導するようになったのは小6からです。

算数1科目から算数・国語・英語の3科目受講になりました。

 

国語を受講したきっかけは「負けたくないから」でした。

到達度確認テストの試験帳票は算数1教科では出ないので、国語も受験してもらっていました。

 

国語を受講していないから点数が悪くても仕方ないし、受講していなくても点数は悪くなかったです。

国語を受講している同級生の男の子に勝てません。

その同級生の男の子が、学校で「勝った!」と煽ってくるのが悔しかったみたいです。

6年生から国語も受講することを志願したようです。

 

初回授業の所感は「中2の夏以降に成績が落ちていく典型」でした。

 

国語の読解問題では語彙量が少なく、社会背景の理解がない上にフィーリングで問題を解くので、論説文は手が出ない。

解法手順を教えても、全く守りませんでした。

 

基礎能力を上げるために、2週間に1回図書館に行って本を借りる。

その際に保護者の選んだ本を一冊いれて大人の感性を育てる試みをしました。

 

その後、朝日小学生新聞に内容を変えて、好きな記事を読んで要約をしてもらいました。

しかし本当に好きな記事しか読まないので、全く本人の世界が広がっていきませんでした。

 

約2か月間、小学生新聞を読んだあと一般紙に変更して、週一回のペースで社説の要約をしました。

これは中3まで続きます。

 

英語は英検3級を持っていても、主語と動詞の識別ができないし、動詞も二つ使うし、全く英語の構造を理解していませんでした。

 

最初は授業も宿題もしっかり取り組んでいたので、知識が定着していました。

しかし、秋ごろからノートを忘れたと言って何週間も宿題を提出しなかったり、前にやった宿題範囲の日付を変えて提出したりと徐々にだらしない部分が露呈するようになりました。

そんな時期が1~2カ月続きました。

 

ご家庭の協力と本人の反省もあり、宿題をごまかすことはなくなりました。

 

志望校の面では、小6の時から将来的にどのレベルまでを目指すかを話していました。

6年生の9月ころには、高校は大学付属がいいと言っていたようです。

 

楽しいことが好きで周りに流されやすい性格なので、中学生になったら友達とベッタリになり、親の言うことは全く聞かなくなる予感がありました。

それでも標準的な理解力や記憶力はあったので、3年間続ければ国学院ならある程度約束できると話していました。

 

中1

【1学期】

中学生になるときに、ご両親・本人と今後の方向性を話しました。

ご家族の意向としては

・部活は休まずやってほしい。

・大学付属がいい。

とのことだったので、国学院をベースにチャンスがあればMARCH系列という方向で進めていくことになりました。

 

中学に入学すると想像以上にまじめな生活を送りました。

授業がない日でも部活が終わると、宿題をやりに塾に勉強しに来ていました。

 

中学生になったら、友達と公園でダラダラと恋愛話・夏休みなどの長期休暇になるとマニキュアを塗り・家ではずっとスマホの音が鳴り続ける中学生になると思っていました。

毎晩、塾に勉強に来る姿を期待していました。

しかし予想していませんでした。

 

実は…この子どもは、目がいいんです。

小学生のころから、視力はよくないですが、周りをすごく観察していました。

「どういう生徒が叱られているのか?」「どういう生徒の学力が高いのか?」など塾で起きていることをよく観察していました。

さらに自分に置き換える想像力もありました。

だから自分が中学生になったときの過ごし方を、イメージしていたようです。

 

中3の3学期は学校を休んで勉強するというのも、この時からイメージしていたようです。

 

4月に偏差値59あった学力診断テストの数字はどんどん落ちていくし、他の講師の授業記録を読むと毎回「うるさい」「計算間違いが多い」「解き方を守らない」など…おおよそ難関校に受かる資質がある子どもの状況ではありませんでした。

しかし、この生活を続けられるならMARCH以上は狙えると思いました。

 

お母さまには全く相手にしてもらっていない様子でしたが、控えめに明治学院、妥当で法政、期待を込めて青山学院も見るように提案していました。

 

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
期末テスト点数 448 792
評定 21 37

 

 

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 62 56 55 59
5月 62 51 54 56
6月 57 49 52 53
7月 59 53 52 55

 

 

【2学期】

夏休みに入っても部活は休まず、空いている時間は塾に来て勉強をする生活を続けていました。

夏休みの夏期集中特訓に、自らの意思で参加したのは驚きでした。

 

その想いに応えるために、駿台模試で得点をとれるようにするカリキュラムにシフトしました。

モチベーション高く頑張ってくれました。

夏期講習・夏期集中特訓を経て、本人も自信がついたのだと思います。

万全の態勢で臨んだ8月の学力診断テストでした。

 

ところが8月の結果は、7月と全く同じ偏差値。

得点ベースでは下がっていました。自分より勉強量の少ない同級生とあまり変わらない成績に悔しくて泣いたそうです。

 

しかし努力は決して無駄になりません。

 

9月の中間テストでは目標であった450点を突破することができました。

さらに日々の努力は形となって現れます。

ずっと偏差値50近辺をうろうろしていた数学と国語の偏差値が11月、12月の学力診断テストで、もう少しで60というところまで一気に伸びました。

 

学校選びの面では国学院・明治学院を見に行っていました。

どちらの高校も気に入っていました。

特に明治学院は気に入っていました。

 

 

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 457
期末テスト点数 441 795
評定 22 40

 

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 61 53 50 55
9月 57 50 53 54
10月 55 55 53 55
11月 61 59 54 59
12月 59 55 58 58

 

★1年2学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
8月 56.7 46.4 46.2 51.1
11月 59.6 47.5 40.3 50.3

 

【3学期】

部活を終えて、ご飯を食べた後に、勉強しにくる生活は完全に習慣化しました。

定期テストの点数は上がり続け、学力診断テストも偏差値60を超えるようになりました。

 

行動面・成績面ともに表面上はうまくいっていました。

 

しかし、数学では関数のグラフを書かず問題を解く。

国語では本文に線を引かずに文章を読むなど、思考するために必要な最低限の作業すら守っていませんでした。

 

3年生になったら駿台模試や難関校の入試問題に対応できなくなるのは、想像に難くありませんでした。

 

定期テストや学力診断テストレベルなら解いたことがある記憶で得点できます。

しかし、駿台模試や難関校の入試問題を解けるようにするには、未知の問題を既知の問題に変換する思考力が必要です。

 

つまり、勉強=暗記+解法手順の記憶ではなく、勉強=思考+思考するための知識+解法手順の理解できるようになることが必要でした。

これが全くできるようならず…入試直前の1月まで続けていくことになります。

 

志望校については、明治学院以外にも法政・中央は十分狙える。

青山学院も、今後の頑張り次第で可能性はあるから、調べるように話していました。

しかし本人の性格というか…このときは頑なに明治学院と言っていました。

 

 

★3学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 443 809
評定 23 40

 

★3学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
1月 57 63 59 61
2月 62 59 62 62

 

★1年3学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
1月 48.6 42.6 56.7 48.7

 

 

中2

【1学期】

コロナによる学校の休校期間。

春期講習が終わった翌日から全面的にオンラインに変更して、学校の代わりに午後から夜まで勉強を管理しました。

 

授業記録には、午前はハンドクラップをYouTubeでみながら踊り狂い、午後は勉強という生活を送っていたようで、メリハリつけて楽しんでいるとあります。

しかし体験記には、この時期がつらかったと書いてあります。

 

休校期間中に夏期講習を前倒しで行ったので、春期講習と併せて約2カ月間の講習会を行うことができました。

連続的に学習時間を確保できたことで、成績が爆発的に伸びました。

学力診断テストでは成績上位トップ100に入るようになりましたし、休校期間が明けた後の定期テストでも圧倒的な点数を取れるようになりました。

 

本人も自信をつけたので、この頃にはMARCHレベルの大学付属を希望するようになっていました。

 

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 468 ×
評定 25 ×

※授業時間が短すぎて実技4科目は一部しか実施せず。

 

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 65 64 62 65
5月 65 63 67 68
6月 65 66 63 67
7月 67 65 68 69

 

★2年1学期駿台模試:コロナ禍のため6月は実施せず

 

 

【2学期】

思考のアプローチを帰納法から演繹法に変えることは、未だにできていませんでした。

 

大問1で正三角形の性質を使うと、大問2で、ひとつの角度しか60度だとわかっていないのに、正三角形だと判断していました。

結論が非常に短絡的で、論理を一つずつ積み重ねることが、とても苦手でした。

 

それでもこの時期は、学力診断テストや駿台模試の対策を十分に行うことができことや、駿台模試は6月実施の内容が8月に出題されたので、一年のときより成績は伸びました。

 

この頃から模試の対策をしないと、模試の点数が取れない状態になりました。

 

この症状は、学力診断テストの結果に顕著に出ています。

学校のテストが実施される9月、11月は、定期テスト対策に多くの時間を裂きます。

学力診断テストの対策を行う時間を取れない9月と11月は、成績を大きく落としています。

 

模試は、本当の学力を計るためのテストです。

対策をしないと取れないのであれば、本当の学力がついていない証拠です。

 

勉強に対する認識が、どんどん歪んでいくのを感じていました。

この状況がいつまでも続くわけがないのは明らかだったので、再三注意しました。

 

しかし定期テスト・学力診断テスト・駿台模試…すべての試験結果が全体的に上がっている状況で、本人に声は全く届きませんでした。

真摯にアドバイスを受け止めることはなく改善することはありませんでした。

 

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 470
学年末テスト点数 469 820
評定 24 42

 

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 64 64 68 67
9月 60 58 59 61
10月 65 63 62 66
11月 62 62 56 62
12月 64 61 62 64

 

★2年2学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
8月 58.8 48.8 52.1 54.2
9月 54.7 48.1 47.7 50.7
11月 53.5 50.8 66.6 56.9

 

 

【3学期】

まだまだトップ層と比べると、思考力は大きく劣っていました。

それでも勉強体力・知識・気力は、早慶を受験する女の子のレベルまで来ている手応えがありました。

 

お母さまには全く相手にされず、本人も興味がないと言っていましたが、早大本庄も真剣に勧めるようになりました。

 

★3学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 468 811
評定 24 41

 

★3学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
1月 66 64 67 67
2月 64 58 68 65

 

★2年3学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
1月 60.5 49.6 59.6 58.1

 

 

中3

【1学期】

転機はゴールデンウィークでした。

頑なに受験を否定していた早大本庄に興味を持つようになりました。

 

きっかけはいくつかありました。

・一緒に勉強していた男の子が4月の駿台で3科目偏差値75に迫り、早慶付属希望から開成・国立希望に進路変更した。

・明大明治に進学した東都の卒業生の女の子が、他大の受験を決意して塾に戻ってきた。

・卒業生の失敗談や成功談を聞いて、MARCHと早慶の違い・受験校を絞りすぎるデメリットを理解した。

・就職までを考えたときに早慶とMARCHでは大きな差があることをすこし理解した。

・自身の成績が上がったことで高さの違いが理解できるようになった。

 

本人は、受験校を増やすことで、合格のチャンスが増えることに一番のメリットを感じたのだと思います。

 

しかし本人は意識していないでしょうが、成績が上がって違いが分かるようになったことが、一番大きいかなと思います。

 

地上から見ると、東京タワーとスカイツリーは、どちらも高いので高さの区別がつきません。

しかし東京タワーに上って、スカイツリーを見ると高さの違いがわかります。

これと同じで下から高いものを比べても高さの違いを実感できません。

 

これまでの頑張りでMARCHに合格できる学力まで上がってきたことが、早稲田も視野に入れることができたのだと思います。

 

この段階でも定期テストの結果やカリキュラムの進度は順調でした。

しかし、いい加減な解法手順・やり直しのせいで、切り口を変えられた出題・知識の本質を理解していないと解けない問題は、全くできませんでした。

 

6月の駿台模試で、中1の時から心配していたことが露呈しました。

駿台模試は3年生4月までの問題の難易度は、それほど変わりません。

3年生の6月実施回から試験の難易度がどんどん上がり、難関校で出題される問題になっていきます。

従来の取り組みでは通用しないことが、数字にも表れました。

 

 

★1学期の段階での受験予定校

数学に不安はあったものの、知識を知らないわけではなく、使い方や考え方を理解すれば点数が伸びる公算が高いので、早慶付属を頂上にMARCHを抑える日程。

1月の専修大松戸はMARCH以上の受験校が妥当なのかを図るリトマス試験紙。

→不合格の場合、2月10日~2月12日は受験校を変更予定

 

日程 受験校
1月17日、18日 専修大松戸E類
1月31日 青山学院
2月9日 早稲田本庄
2月10日 中央大学杉並
2月11日 法政第二
2月12日 青山学院
2月13日 淑徳or淑徳巣鴨(併願優遇)

 

 

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 459 825
評定 25 42

 

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 60 60 59 61
5月 60 61 68 64
6月 64 65 59 64
7月 67 62 56 64

 

★3年1学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
4月 55.7 51.2 59.3 56.9
6月 52.8 37.9 62.6 49.7

 

【2学期】

夏休み前後から全科目的に過去問演習を中心とした授業内容に変わっていきます。

英語、国語は早期にMARCHレベルをクリアしました。

 

一方、数学は、国学院のような問題集に載っているような問題がそのまま出題される学校では無類の強さを発揮するものの、少し難易度が上がった専修大松戸やMARCHレベルになると、15点~35点と合格点にはまったく届かない状況でした。

 

過去問→過去問の直し→単元学習を繰り返していくうちに徐々に点数もとれるようになってきました。

しかし点数が上がったのは、解法パターンのバリエーションが増えただけで、考え方や解法の目的・理由を理解したわけではありませんでした。

いろいろな道具の使い方は知っているけど使う場面を理解していないので、どこの学校の過去問をやっても50点前後をうろうろしていました。

 

いつか数学の点数も安定することを信じながら、志望校について検討を重ねました。

推薦では慶応女子・一般入試では青山学院を軸にして、数学の点数を上げるために課題内容や勉強方法を試行錯誤しました。

 

11月の期末テストが終わりました。

1年生の2学期以降、安定的に高得点を取っていた数学で68点。理科で82点をとりました。

2年生1学期から450点を下回らなかった点数が、450点を割ってしまいました。

 

過去のデータでは3年生の3回のテストのうち2回で基準に達していれば評定が下がることはありませんでした。

直近5年で見ても3回のテストで2回80点以上を取っていれば、1回が60点でも4がついていたし、90点を2回取っていれば5がついています。

 

今回も3年生の1学期、2学期中間も90点以上を取っていたし、理科については3回の平均では9割でした。

評定は下がらないと思っていました。

 

実際に数学は60点台でしたが「5」がつきました。

ところが理科は「4」になりました。

 

慶応女子の推薦は通知表の9科目合計42に加えて、理社が5でないと推薦基準を満たしません。

慶応女子に推薦を出すことは諦めることになりました。

 

ここから迷走を始めます。

推薦入試は基本的に一番行きたい学校に出すものです。

しかし行きたい学校と行ける学校は必ずしも一致しません。

また推薦入試を受けて不合格でも一般入試で加点などの優遇がある高校と一切の優遇がない学校があります。

 

慶応女子の次に行きたい高校は、青山学院でした。

青山学院は推薦で不合格の場合、優遇はありません。

一方、中央大学杉並は不合格になった場合の優遇があります。

 

11月段階の成績だとMARCH以上のレベルは英語・国語は受験者平均~合格者平均、数学は受験者平均を大きく下回る状況でした。

一般入試一本でやるには多くの不安があったので、悩んだ末に中央大杉並の推薦を取ることにしました。

この時期から数学を強化するために、Personal Planと通常授業の2本立てで、弱点強化と志望校対策を分けて進めることにしました。

 

12月になると専修大松戸が不合格でも、10日~12日の受験校は変えないと言い出しました。

データでは専修大松戸が不合格だと、MARCH付属校は、ほぼ100%全滅します。

 

もし専修大松戸が不合格なら、試験日程を変える予定でした。

 

しかし、本人は希望の高校を受験すらできないのが、嫌だったのだと思います。

まったく説得には応じませんでした。

 

高校受験に限らず受験は「どこの高校に行くか?」は大した問題ではないです。

MARCH付属に進学できても早慶付属校があるし、早慶付属校に進学できても、100%幸せになれるわけではありません。

 

受験のいいところは、自分の努力を定量化できることです。

「偏差値70の高校は落ちたけど、65には合格できた。」という経験があれば、「次は70目指して頑張ろう!」と思うことができます。

だけど受験した高校がすべて不合格だと、自分の努力がどれほどのものかわかりません。

 

「不合格」や「全滅」は、想像以上に子どもも親も傷つきます。

今まで何人も見てきました。

 

そこで、お母さまの協力を得るために、以下の2つを提案しました

・専修大松戸が不合格なら10日を国学院に変えること

→10日の国学院は合格できる可能性も高く11日に発表も出るので、最後の青山学院を前向きな気持ちで受験できるようにするため

 

・専修大松戸が不合格のことも考えて23日に獨協埼玉も受験すること

→国学院を前向きな気持ちで受けられるように、1月中に合格した経験を積ませるため

 

すべては2月9日~2月12日を悔いなく過ごしてほしいからでした。

 

本当は9日~12日は全部希望通りの学校を受験してほしい。

だけど、10日の中央大杉並の合格発表は当日の夜に出ます。

もし専修大松戸も不合格の場合、一つも合格した経験がないままに、本命の青山学院を受験することになります。

 

本当に悲惨な状況です。本人も親も、やはりダメだったかという想いを抱えながら、子どもは親を気遣い空元気。

親も子どもを腫物のように扱う数日間を過ごすことになります。

 

しかも、状況的には全滅の可能性が高いので、その先に幸せが待っている可能性は低いです。

 

こんな入試をしてほしくなかったので、併願優遇以外が全滅になる入試日程はやめるように提案しました。

家族で話した後、専修大松戸が不合格なら国学院に変更することも獨協埼玉に出願することも決まりました。

 

 

★受験校

 

日程 受験校
1月17日、18日 専修大松戸E類
1月22日 中央大学杉並
1月23日 獨協埼玉
2月9日 早稲田本庄
2月10日 中央大学杉並or国学院
2月11日 法政第二
2月12日 青山学院
2月13日 淑徳巣鴨

 

 

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 473
学年末テスト点数 417 763
評定 24 41

 

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 68 59 62 65
9月 66 60 63 65
10月 65 62 59 65
11月 59 55 57 59
12月 65 63 56 64

 

★3年2学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
8月 54.6 40.6 61.7 50.5
9月 56.9 44.1 51.8 51.3
10月 55.2 51.3 62 57
11月 49 36.8 51.9 44.1

 

 

【3学期】

年が明けてから、過去問の点数が爆発しました。

ずっと受験者平均くらいだった英語の点数が、早稲田本庄で8割に迫るようになりました。

MARCHレベルは8割を下回ることはなく、平均で9割前後、法政二高は96点を取る年度もありました。

 

国語も安定的に高得点がとれるようになり、数学も以前のように受験者平均すら大きく下回ることが減りました。

中大杉並・法政二高は、ほぼ100%、早稲田本庄・青山学院も展開次第で十分狙える学力になりました。

 

点数が上がった原因は、

・12月くらいから、やり直しをきちんとするようになった。

・12月から受講した数学のPersonal Planで復習+弱点強化・通常授業で受験校対策の連動がうまくいった。

・1月から学校を休んで勉強していたので、やり直しの量を増やすことができた。

 

考えられる理由は、他にもあります。

今、紹介したことは要素の一つであり、多くの受験生と同じように、たぶん小学生のころから今までやってきた一つ一つが、このタイミングで一つにつながったのだと思います。

 

冬期講習が終わり、中央大学杉並の推薦対策をしないのか聞かれました。

対策しなくても中央大杉並なら推薦で合格する力が十分についていました。

だから理社も面接練習も塾では一切していません。

 

使える時間はすべて早稲田本庄・青山学院対策に注力しました。

 

1月19日専修大松戸が合格した時は、とても落ち着いていましたし、合格に舞い上がることなく淡々と過ごせていました。

もう不合格になる要素が、一つもない万全の態勢でした。

 

もっとも感動したのは、推薦入試の終わった後です。

 

勝負に勝つために必要な姿勢が、凝縮されていました。

・試験が終わり帰宅後、すぐに塾に来た。

・試験の内容などをベラベラ話さないで、すぐ勉強を始めた。

・青山学院の英語を解くと80%を超えていた。

・20時からの発表に合わせて、食事休憩を兼ねて19時半に塾を出たときに、荷物を置いていった。

 

本命の入試なので力も入ったでしょうし、いつもと違う5科目入試、面接もあり疲れていたはずです。

それでも2月の試験に向けて準備ができる精神力、試験後でも過去問に本気で向き合える勉強体力・集中力…完璧でした。

 

この行動ができる子どもが、不合格になるわけない。

絶対に合格していると思いました。

 

19:30に食事と合否確認のために1時間休憩。

塾に戻る予定は20:30です。

 

不合格なら少しでも勉強時間を確保するために20:20には戻ってくると思っていました。

20:25になっても塾に来なかった時、他の講師と「あいつ合格しているな!」と話していました。

 

20:30に塾に現れると、他の受験生に気を遣い「受かりました。」と小声で報告すると早々に帰っていきました。

こうして5年間に及ぶ塾生活は終了しました。

 

 

感想(合格体験記一部抜粋)

小学生のときは、塾が楽しくて大好きでした。

 

中学生になって、週三回だった塾が週六回になりました。

毎日塾ばっかりだなと思ってはいたけど、定期テストでは満足できる結果を出せることが多かったので続けられました。

 

中三になると、私は上位クラスになりました。

でも、夏休みの終わりに上位クラスに居続けられるか決める、難関選抜という試験がありました。

 

上位クラスから落ちたら私の志望校であるMARCH以上の学校には行けないと思い、夏休みが始まってからは毎日不安で泣いていました。

このときはすごく心が辛かったです。

 

先生たちは勉強を教えてくれるだけでなく、私の話を聞いてくれたり、面白い話をしてくれたので、頑張ってこれたと思います。

わからない問題があるとわかるようになるまで、夜遅くまで残って教えてくれて感謝しかないです。

 

私は東都ゼミナールに通うことができて本当に良かったと思っています。

 

通っている間は辛いことも多いと思うけど、受験が終わったときに東都で良かったと思う日が絶対来ると思うので頑張って下さい!

 

まとめ

受験で大切なことは、受験勉強を通じて、成績を上げるために試行錯誤し、小さい成功体験を重ね、自己肯定感を高めることで自立した大人に近づくことです。

その点で、彼女は「生きる力」を高校受験で手に入れたと思います。

 

「自分にできるかな?」と不安を感じても、挑戦してみてください。

今回紹介した子ども含めて、自分ならできると思って挑戦した子どもはいません。

 

「自分の子どもには無理だな」と思ってもわからないです。

今回紹介した保護者も最初の段階から、もしかしたら合格の文字を見る瞬間まで、自分の子どもが、ここまで成長することを信じていなかったかもしれません。

 

すこしでも興味がわきましたら、下記の問合せフォームよりお問い合わせください。

お子様の現在と未来を変えられるかもしれません。

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