推薦・一般・私立・都立すべての入試対策をして国際高校に合格した事例

現在できることを一生懸命やることでしか、未来を創ることはできない。

塾創立から15年が過ぎても変わらない想いです。

毎年多くの卒業生が体現してくれるのが、翌年のモチベーションになっています。

ここで紹介する子どもも、その想いを体現してくれた子どもの一人です。

小学5年秋から高校受験を終えるまでの過程を成績の推移と併せて紹介します。

目次

卒業生のビフォーアフター

偏差値

評定

テスト結果

東都に決めた理由

親の悩み

中学受験をする子に比べて勉強量が少なかったため、中学受験の子と差がついてしまうことを心配していたようです。

保護者アンケート全文はコチラ

子どもの状況

問合せ面談での保護者の希望は、高校は大学付属を考えているとのことでした。

「大学のレベル的にはどれくらいを希望ですか?」ときくと、「できるだけ上で。」といわれました。

「女の子で一番ランクが上の大学付属だと慶應女子ですね。」というと、「じゃあ、それで。」といわれて…ファーストフードで「単品よりもセットにした方が得ですよ。」に対する返事くらいのノリで、大変なオーダーをもらってしまったと思いました。

子どもとの初対面の印象は、「こんなに良い子が世の中に存在するの?」というものでした。

「明るい」「積極的」「優しい」「素直」など…おおよそ人間の性格をあらわすポジティブな形容詞が全て当てはまる子どもでした。

そのことをお母さまに話すと「家ではそんなにいい子ではないです。」といっていました。

当時は、「厳しいお母さんだな」と思いましたが、「お母さんの言うこともわかる!」と思うまでに、それほど時間はかかりませんでした。

勉強面では、慶応女子は大分厳しいなと思いました。

もともと約1年半の他塾の経験があるわりに、『計算できない』・『漢字読めない』・『要約はできるけど解答能力はない』とできることは多くありませんでした。

ただ、わからない問題でも諦めない姿勢と吸収しようという姿勢はありました。

今後次第でMARCHならどうにか届くかな?展開次第で早稲田本庄なら合格できるかもしれないなというのが当初のイメージです。

東都に決めた理由

体験受験がとても楽しく、長く続けられそうだと思ったのが受講を決めた理由のようです。

小学生

小学5年生

入塾して2ヵ月経つと読解力が最初についてきました。漢字も体験時に比べると読めるし書けるようになりました。

しかし、しっかり勉強するときと手を抜くときが交互にありました。

漢字の練習をやってなかったことや、算数も考えずに解くことがよくあったので、覚えたことを忘れることや理解が曖昧になることがよくありました。

小学6年生

6年生からは英語も始まります。小5の段階で英検2級を持っていましたが、英語ができるのではなく英検の問題ができるだけの子どもでした。

英検や漢検など検定は勝ち方があります。勉強のやり方によっては、英検取得=英語力にはなりません。

英文の構造や考え方をイチから教えました。しかし、思考過程が検定の勝ち方になっているので、知識がなかなか定着しませんでした。

だから英検2級を持っていても、中1レベルの問題をふつうに間違えていました。

英語の授業で心掛けていることは、大きく3つです。

①構造から英文を考えること。

②一般化した知識を具体に運用すること。

③思考を言語化すること。

この3つの能力を鍛えました。とくに構造から英文を考える以外の項目は、全ての科目の勉強で必要な能力です。英語については、3月から始めて7月ころからできるようになってきました。

一方、算数は一般化した知識を具体化することや、具体を一般化することができませんでした。だから一度解いた問題なら解けるけど、類題は解けないという状況が続きました。

暗記も課題でした。英検は選択問題が主体で、英作文のスペルミスは比較的許容されます。だから、意味は理解できても書けない単語はたくさんあって、中1の単語でも正確に書けない単語が多くありました。漢字練習をさぼることが多く、塾で暗記をさせるようにしても丸つけがいい加減で漢字を間違えて覚えていました。

冬から不規則動詞の暗記をはじめました。不規則動詞を覚えることも目的の一つですが、このタイミングで満点をとる習慣をつけることが最大の目的です。例年、3週間もすれば満点が取れます。しかし、この子どもはかならず一問間違えるので、ずっと満点が取れませんでした。満点を取るまでに、3カ月弱の時間がかかりました。

中1

1学期

中学入学時がコロナ禍のため、入学した時から休校期間の学年です。

春期講習以降の学校の休校期間の4月・5月は、オンラインで授業や課題管理を行いました。

その成果は、定期テストでも学力診断テストでも出ました。

とくに学力診断テストの成績は、右肩上がりで7月には成績優秀者に入ることもできて、いい中学生活がスタートできました。

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
期末テスト点数 454
評定 24 39

※授業時間が短すぎて実技4科目は一部しか実施せず。

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 60 54 63 61
5月 58 53 65 60
6月 64 62 57 64
7月 64 67 59 66

2学期

9月になると勉強以外の雑談には楽しそうに応じるものの、授業中のリアクションが薄くなる日が出てきました。最初は「学校に通うようになって疲れているのかな?」程度に考えていました。

しかし、10月になると腹痛や頭痛で授業を休む頻度が一気に増えました。

それに伴い定期テストの点数は維持できていましたが、学力診断テストの成績は徐々に落ちていきました。

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 457 784
期末テスト点数 451 777
評定 24 40

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 63 64 61 64
9月 60 62 52 60
10月 58 62 57 61
11月 60 57 60 60
12月 64 59 59 62

★1年2学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
8月 61.3 51.2 35.8 49.4
9月 65.9 49.7 52.4 58.7
11月 64.9 42.6 45 52

3学期

冬期講習が明けてからは、さらに腹痛や頭痛での欠席や途中退出が増えました。

病院でいろいろな検査をしても異常はなかったようです。

何が原因なのかはわかりませんが、精神的につらいことが体に出ているのだと思っていました。

1学期に比べると圧倒的に勉強時間は減り、継続したトレーニングができないため知識が定着せず発展的な学習は後手に回りました。

★3学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 416 766
評定 22 38

★3学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
1月 64 59 62 63
2月 63 57 48 58

★1年3学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
1月 62.3 35.9 52.3 50

中2

1学期

1年生の3学期より状態は上向きました。

それに併せて、学力診断テストや定期テストの得点も上がっていきました。

しかし、勉強の方法はなかなか改善しませんでした。

たとえば、

・漢字や単語は間違えているのに正解にするから、間違えて暗記する。

・小テストで満点が取れないから、本番のテストでも9割以上の得点が取れない。

・数学や理科では解法手順だけを覚えるから、応用がきかない。

・国語や社会の記述の問題では、文章内容や解答に必要な基本事項を理解できていても、聞かれていることに答えないから正答にならない。

正確にマルつけをする方法や思考を言語化する練習をやっていました。それでも改善することはありませんでした。

1年3学期より勉強時間が伸びたので得点は上がりましたが、時間当たりの知識の吸収率が上がることはありませんでした。

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 439 806
評定 22 38

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 64 59 61 63
5月 65 59 62 65
6月 66 51 60 61
7月 63 61 66 66

★2年1学期駿台模試偏差値

英語 数学 国語 合計
6月 65.9 41.7 48.5 53.5

2学期

2学期からは単語・漢字に加えて、英熟語・故事成語などの暗記事項が増えます。

暗記事項の量が増えるにつれて、小テストの点数が崩れていきました。

とくに漢字は、言葉の意味や読み方ではなく雰囲気で形だけを覚えていました。

だから、「支離滅裂」の「滅」を「威」と書くなどの間違えをしていました。

漢字の覚え方や言葉の意味を調べる重要性や方法を教えても、継続的に実践することがないので、まったく改善されませんでした。

しかし、授業で鍛えられる読解力や記述力は上がっていたので、駿台模試レベルでも得点できる問題は増えました。

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 436
学年末テスト点数 443 789
評定 23 40

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 65 62 64 65
9月 63 55 70 65
10月 65 60 65 66
11月 65 60 65 65
12月 65 68 60 66

★2年2学期駿台模試偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 64 41.7 45.8 51.3
11月 63.9 40.3 60.7 56.4

3学期

1年生のころと同様で、3学期になると状態が悪くなります。

「頭が痛い」「のどが痛い」「からだがだるい」など…休みがちになりました。

当然、駿台模試・学力診断テストの数値は大きく落ちました。

2月に入ると塾をやめたいと言い出しました。

「同級生と比べられるのが嫌だ」、「3年生の生活を考えたら無理だと思った」、「勉強が嫌なわけではなく塾が嫌だ」など…。

理由に一貫性がないので、理由があるから辞めたいのではなく、辞めたいから理由をつけていると感じました。

お母さまがすぐ相談してくれたので、「塾をやめる」と決める前に子どもと話すことができました。

話のテーマは「見方を変えれば、世界は変わる」

たとえば「3年生になったら土日は10時間勉強をする」という事実を、「長い時間勉強して可哀想」と見るか「それだけ勉強したら賢くなって志望校に近づける」と見るかで感じ方は変わります。

このときの彼女は、多くの出来事をネガティブに見ていました。

さらに漠然とマイナスの感情で心が満たされているので、自分が本当に嫌なものを理解してないようでした。

嫌だと感じた出来事を一つ一つ言葉にして、自分が何を嫌に感じていたかを言語化していくと…どんどんすっきりした表情になっていくのがわかりました。

それ以降も、頭で理解していても心がついていかないときや、体調不良から心が折れて塾を休むことが定期的にありました。

しかし、全部を投げ出そうとすることはありませんでした。

気持ちを持ち直しても、勉強しなかった1ヶ月の遅れを取り返すことは簡単にはできません。

定期テストはボロボロでした。

かろうじて英語のみ9割を取れましたが、数学・国語・理科・社会は点数を落としました。

特に理科・社会は20点近く点数が落ちました。

★3学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 391 731
評定 23 40

★3学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
1月 64 59 60 63
2月 60 62 58 62

★2年3学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
1月 68.9 34.4 56.7 53.9

中3

1学期

3年生になると、早稲田本庄の推薦入試を検討するようになりました。

出願に必要な内申点の基準にはぎりぎり届きそうで、この頃には英検準1級を取得していました。

一方、一般入試で学力勝負になると一般的には厳しい成績状況でした。

早稲田本庄を本命にするなら、推薦入試で勝負するのも現実的な状況でした。

そこで推薦入試専門の塾を併用することを検討していたようです。

塾併用のメリットは、各塾に得意不得意はあるので、各塾の良いとこ取りができることです。

しかし、子どもの特性・能力・志望順位など全体のバランスをとった入試対策がしづらくなります。

一概には言えませんが、可能な限り塾の掛け持ちは避けた方が無難だと思います。

よくある塾を併用する失敗例としては、平日はA塾で全般的な入試対策を行い、日曜日にB塾の志望校別対策講座を取るケースが挙げられます。

平日と休日で役割が明確に分かれていて高い効果が望めそうです。

しかし、日曜日のB塾の講座からも平日に行う課題が出るのが一般的です。

A塾とB塾で連携が取れているわけではないので、課題調整ができません。

しかも、わざわざ他塾の志望校別対策講座に通うのですから、子どもの志望校への思いは相当強いはずです。

課題が終わらない場合、子どもは志望校別対策を行うB塾の課題を優先して、普段通っているA塾の課題を後回しにしがちです。

そうなると基礎知識の定着が怪しくなってくるので、A塾は抜けた知識を補完するために別課題を出します。

しかし、志望校別対策の課題が終わらないなどの理由でA塾の課題をやらないことが多いです。

結果、基本知識が抜けた状態で志望校別対策をやっても、理解が進むわけもなく定着もしません。

とくに、志望校対策に特化した個別指導塾との併用・成績による受講資格がない講座や、今回のケースのような推薦入試対策などの講座は、受講に注意が必要です。

なぜなら、最初に掲げた目標が現実的ではなくなっても、見切りをつけられず受講を継続できてしまうからです。

成績状況や過去のデータ的に、不合格がほぼ確定している状況でも、第一希望の対策だけをメインにしたバランスの悪い入試対策になる可能性が大いにあります。

この事態を避けたかったので、Personal Planでの面接対策を提案しました。

推薦入試と一般入試の対策をひとつの塾でまとめることで、時期・志望順位・学力などを総合的に判断して対応できるようにしました。

また、費用的にも推薦対策専門の塾よりも安いと思います。

合否という結果を問われる塾講師の立場でいうと、推薦入試対策はあまり好きではありません。

合格できる子どもと合格できない子どもが対策をする前から一般入試よりもはっきりわかるのと、対策をしても1年や2年で大きく改善できるケースは少ないからです。

しかし、子どもの成長を手伝う立場としては、推薦入試対策で学ぶことは今後の人生にとても役に立つと思っています。

まず子どもが、今までの自分の人生を振り返り、自分の好きなものや大切にしているものを考えるきっかけになります。

そして、今後の人生で何をしていきたいのかを考えるきっかけや方法も知ることができます。

また、推薦入試で勉強した内容や練習した経験は、大学入試・就職活動でも生きてくるので、やって損はないです。

ただ、中学3年の受験期に多くの勉強時間を犠牲にしてやることではないと思っています。

だから、1学期から少しずつ準備をしていって、秋にはほぼ完成している状態を目指しました。

★1学期の段階での受験予定校

本命は早稲田本庄。一般入試での合格を目指しつつ、推薦対策を併用。一般入試は、通常の塾の授業と課題。推薦対策は、Personal Planで月1回1時間程度の資料作成のための指導。

併願校は、MARCH付属の合格を前提として都立は新宿が本命。MARCH付属が不合格の場合は、都立は城東で止める。

日程 受験校
1月17日、18日 専修大松戸E類
1月24日 早稲田本庄(推薦)
2月9日 早稲田本庄
2月10日 中央大学杉並
2月11日 中央大学or法政第二or青山学院
2月12日 明大明治
2月21日 新宿or城東

★1学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
学年末テスト点数 435 779
評定 24 40

★1学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
4月 68 60 59 64
5月 66 60 66 67
6月 70 52 58 62
7月 70 52 66 66

★3年1学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
4月 58.8 38.4 60.4 53
6月 65.6 45.4 54.8 57.3

2学期

推薦対策で早稲田大学のことや自分の特性を考えたり調べたりしていくうちに、早稲田大学文化構想学部への想いが、どんどん強くなっていきました。

その結果、高校受験で早稲田大学の付属に行けなくても、大学受験で早稲田大学進学の可能性がある高校が志望順位の2位になりました。

MARCH付属高でも、付属大学への推薦権を確保したまま他大受験できる高校もあります。

しかし、大学付属高は、高校3年生の受験期でもレポート作成など学校の勉強でやることが多いため、受験勉強に集中しづらい現状があります。

そのため、早稲田本庄が不合格のときの受け皿は、私立の進学校か都立高校になります。

とくに、女子の私立進学校は高校受験をしている学校が非常に少ないため、大学受験を検討するなら都立高校一択です。

このタイミングで早稲田本庄の推薦と都立にターゲットを決めて対策する方法もありました。

しかし、都立でも新宿以上のレベルになるとMARCH付属に合格できる程度の学力を要求されます。

早稲田本庄の入試問題でも、数学は合格者の水準に足りていませんでしたが、英語と国語は合格水準に十分ありました。

数学は得点こそ取れていませんでしたが、一つ壁を越えれば一気に点数が上がる気配もあったので、一般入試で合格する可能性を捨てるには惜しい状況でした。

ただMARCH付属の中でも難易度が高い明大明治と青山学院は、対策する時間や労力がかかるのに加えて、本人の志望順位も低かったので受験校の候補から外しました。

その結果

・早稲田本庄の推薦入試対策

推薦対策のPersonal Planで面接用の資料作成と面接練習

出願基準を満たすために定期テスト対策

・早稲田本庄の一般入試対策

難関私立用の英語、数学、国語の勉強

数学のPersonal Planで苦手な数学の得点力強化

・都立高校の一般対策

定期テスト対策で内申点UP

理科、社会をはじめとした都立入試用の勉強

対策することが、多岐にわたりました。

一般的に、手を広げすぎると、それぞれの対策の濃度は薄くなります。

しかし、それぞれの対策をすることで、学習の相乗効果を狙えるので、手の広げ方を間違えなければ、どの対策も無駄にはなりません。

問題は、定期的に来る体調不良からの失速でした。

手を広げるからには、それぞれの対策を行うための時間を確保することだけは必要です。

しかし、8月中旬から下旬にかけて体調を崩したので、計画的に勉強を進められませんでした。

9月の中間テスト対策は後手に回り、試験結果は前回比では下がりました。

ただ、この試験結果をみて主要5科目はオール5でいける目途が立ちました。

以下は1学期末と2学期中間の点数と1学期末の評定をまとめた表です

科目 英語 数学 国語 理科 社会
1学期末得点 79 90 76 94 96
1学期評定 5 5 4 5 5
2学期中間得点 98 81 78 82 87

2学期中間は、1学期末と比べるとテストの合計点は下がりました。

しかし、科目別にみると

・英語:1学期に79点だけど「5」。2学期中間で98点をとったので、「5」を維持できる公算が大きい。

・社会:1学期に90点以上で「5」。2学期中間では80点台後半なので80点台を超えれば「5」が維持できる可能性が高そう。

・数学、理科:期末テストの結果次第で「4」もあり得る水準。

しかし、2学期中間以降は、総合問題を扱えるので解答力が上がってくる時期に入る。多くの暗記を必要としない理系科目は、期末のころには90点台を取れる力はついている見通し。

・国語:1学期に「4」だった国語の点数は、2学期中間の結果でも一般的には「5」の水準ではない。

しかし、90点台を取っている生徒が学年に一人もいないことや、担当の先生が出した途中までの評価表が「5」になっていたので、この状態を続ければ「5」になりそう。

以上のことから、2学期の受験対策をメインで行わなければいけない時期に、定期テストに全力を傾けなければいけない状況を避けることができると思いました。

11月になると期末テストの勉強のために1日3時間睡眠を始めました。

お母さまは非常に心配していましたし、体調面や学習効率面を考えても寝るべきです。

子どもには、一般論として早く寝た方がいいと伝えました。

しかし、あまり一生懸命は止めませんでした。

睡眠が大事なことは、多くの人が認識しています。

たとえば孫正義・堀江貴文・藤田晋などの有名経営者も、睡眠の重要性を説いています。

しかし、彼らの本やインタビュー記事を読むと、3人とも寝ないで仕事をしていた経験があるようです。

仕事でも勉強でも何かを成しえるために、無理をしないといけない時期が人生には何度かあります。

この子どもにとっては、このタイミングだったのだと思いました。

「この時期に睡眠時間を削って勉強することを試さなくても…。」とも思いました。

しかし、失敗するなら早い方がいいので、静観していました。

睡眠時間を削った結果は、試験直前の発熱。

試験期間に受験することができませんでした。

体調がもどるのに一週間。

その後、定期テストの追試を受けることはできましたが、放課後にまとめて受験する形式だったことや病み上がりの体調では、十分な準備ができませんでした。

結局、最後の定期テストも期待した結果になりませんでした。

それでも各項目別にみると最低限の基準は達していたようで、推薦基準である「9科40」を超えることはできました。

★受験校

12月の段階では、本命は2月9日早稲田本庄。

第2志望は2月21日の都立新宿or三田or城東。

2月10日、2月11日の中央大杉並や法政二高は、合格しても進学しない。

第3希望は、1月17日の専修大松戸か2月13日の併願優遇をとった淑徳巣鴨でした。

中大杉並や法政二高は、併願優遇の学校よりも学校のランクは一般的に上です。しかし、志望順位は下です。

受験することに迷いはないようでしたが、合格したときの手付金の支払いを迷っていました。

本人も保護者も受験前後で気持ちは変わるので、できるだけ多くの選択肢を持てる状況をオススメしています。

宝くじや馬券を買ったことやパチンコをやったことがある人ならわかるかもしれません。

あの瞬間は、負けることを考えていません。

これと同じことが入試でも起きます。

とくに、入試が近づくほど最高の結果しかイメージできなくなるので、第一志望の合格が全てになって、それ以外の結果はすべて同じと考えがちです。

これからの進学費用を考えると、極力無駄な出費は避けたいと思うのも理解できます。

しかし、受験が終わったときには、ちがう感情になっていることが多いです。

もし第3希望と第5希望しか選択肢がないなら、第3希望の方がいいと感じることがほとんどです。

たとえば第1志望の早大本庄と第2志望の都立が不合格の場合、中大杉並や法政二高を出願していなかったら、多くの方が受験しておけばよかったと言います。

また、進学できる高校が併願優遇の淑徳巣鴨か中央大杉並の2つしか選択肢がないなら、「やっぱり中央大杉並に進学する!」という方が多いです。

入試の合否は自分ではコントロールできません。

しかし、出願と支払いは自分でコントロールできます。

だから無駄金になるかもしれないけど、お金で解決できるなら可能な限り払うことを提案しています。

日程 受験校
1月17日、18日 専修大松戸E類
1月22日 早稲田本庄(推薦)
2月9日 早稲田本庄
2月10日 中央大学杉並
2月11日 法政第二
2月13日 淑徳巣鴨
2月21日 新宿or国際

★2学期定期テスト結果と通知表の評定

5科 9科
中間テスト点数 426
学年末テスト点数 421 741
評定 25 41

★2学期学力診断テスト偏差値

英語 数学 国語 合計
8月 71 61 53 64
9月 68 51 64 64
10月 66 51 59 61
11月 65 54 63 63
12月 62 59 63 64

★3年2学期駿台模試

英語 数学 国語 合計
8月 66.5 41.6 62.4 56.6
9月 62.9 36 44.1 47.5
10月 61.1 34.5 51.2 48.8
11月 61.5 33.7 39.4 45.5

3学期

冬期講習まで

私立志望の生徒は、12月から理社をカットして3科目特化になります。

冬期講習も理社の時間は、英数国の過去問演習などに時間を費やします。

例年であれば、冬期・3学期の追い込みで逆転合格は十分あり得る成績水準でした。

しかし、この子どもは私立が第一志望ですが、第二志望が都立のため理社を切ることができませんでした。

さらに推薦対策も出願書類を完成させて、面接練習も始めるタイミングです。

やらなければいけないことが一般的な私立第一志望の生徒に比べて多岐にわたりました。

正月になっても数学の成績は、必要な水準に届いていませんでした。

解法手順を理解せずに暗記するから知識を運用できない。

知識を運用できるようになっても、計算が合わない。

解法手順を理解しても、復習しないから忘れる。

解答に必要な知識も運用方法も合っているのに、解答を書き間違える。

不合格になる子どもの典型です。

専修大松戸で6割前後、MARCHだと5~6割。早大本庄となると5割前後でした。

しかし、英国は最低でも8割。9割を超えることも多かったので、諦めるに諦められない状況が続きました。

ただ、正月の休業期間に解いた過去問を見て、都立高校の候補から新宿を外しました。

都立高校では、証明問題や作図が出題されます。これらの問題は、一般的な私立高校で出題されません。

しかし、

・都立高校の方が、私立高校に比べて問題の難易度が低いこと

・数学の問題は頭の中で証明しながら解くので、きちんと勉強していれば私立・都立は関係ないこと。

これらの理由から、私立高校対策をしていれば、都立高校の問題は高得点を取れることが多いです。

しかし、この子どもは、初めて入試問題を解いた中学生と同じくらいの点数しか取れませんでした。

MARCHレベルの数学をある程度解けていれば、都立の共通問題は8割以上、新宿でも受験者平均程度は取れる計算でした。

大きく予想をはずれたので、新宿の対策は間に合わないと判断しました。

また、数学に加えて理科・社会の点数が安定しなかったのも新宿を回避した原因の一つです。

受験期

冬期講習が終わりました。

早稲田本庄の推薦入試は、一次の書類選考と二次の面接に分かれます。

一次では主に内申点や活動履歴を評価されます。

正確な数字はわかりませんが、女子で内申41は出願基準を満たしてはいるものの合格には厳しい数字です。

ただ、帰国子女ではなく英検準1級をもっている中学生ならワンチャンスあるかもしれないと思ってのチャレンジでした。

結果は、一次の書類選考で不合格。練習していた面接を披露する前に推薦入試は終わりました。

発表直後は、ショックを受けて泣いていたようです。

1月19日、専修大松戸の合格発表日。

教室にきても、何も言わないので「受かってたよね?」と聞くと、うれしそうな素振りを見せず「はい。」と返事をして終了でした。

「早稲田合格をターゲットにして勉強しているのに、そこで喜ぶなよ!」といわれるのを警戒していたのだと思います。

「合格の喜びすら素直に表現できない子にしてしまった!」と少し反省しました。

2月上旬が、都立の出願先を確定させるリミットです。

この時の本人の受験校への考えは、以下のような状況でした。

早稲田本庄=絶対に行きたい

中央大杉並・法政二高=早稲田や都立が不合格なら行きたい。迷っている様子でしたが…。

専修大松戸・淑徳巣鴨=極力行きたくない

国際・城東=早稲田不合格でも国際や小松川など共通問題最上位校なら行きたい。城東以下なら中大杉並か法政二高に行きたい

都立の候補に国際を入れたのは、得意の英語の得点が2倍になることと数学が共通問題なので受験する私立高校より難易度が低いことが挙げられます。

将来的に早稲田大学への進学を希望するなら、中大杉並や法政二高より都立や専修大松戸・淑徳巣鴨に進学した方がいいです。

しかし、勉強を頑張ってきた証として、併願優遇や中堅校への進学では終われない想いがあったようです。

この状況だと、都立は必勝できる受験校にしなければいけませんでした。

東都ゼミナールでは、1月最終週と2月第1週で直近2年分の過去問を行います。

そして、その結果で各生徒の出願校を提案します。

自信をもって出願するには、国際なら独自問題の英語以外の科目、城東なら全科目的に8割以上の得点率が欲しいです。

5科目で8割以上を目指すときの理想は、全教科8割以上を取れることです。

しかし苦手科目のない受験生は稀で、全科目8割以上取れる受験生は少ないです。

都立高校に合格するポイントは、受験者平均より10点以上高い得点を狙えるエース科目が2~3科目あって、残り2科目は受験者平均以下だとしても5~10点で抑えることです。

400点を目標にする場合は、下記のような内訳になることが多いです。

科目 英語 数学 国語 理科 社会 合計
得点率 90 75 85 70 80 400

以下が1月最終週の試験結果です。

英語 数学 国語 理科 社会 合計
96 65 86 68 56 371

苦手科目が低すぎて、目標点数に大きく届きませんでした。

この結果だと国際・城東ともに合格可能性60%ラインにも及びません。

以下が、翌週にやった別の年度の結果です。

英語 数学 国語 理科 社会 合計
100 84 85 84 75 428

社会が基準をやや下回っていますが、他教科でカバーできています。理想的な取れ方でした。

これができれば、十分合格可能です。

しかし、入試は一回しかチャンスがないため安定感が必要です。

過去のデータだと直近2年分のテスト結果が、1度でも合否の60%ラインを超えていない生徒の合格率は、ほぼ0%です。

私立の入試結果次第で、江戸川高校まで下げることも検討した方がよいと本人・保護者に伝えました。

2月9日、早稲田本庄の入試でした。

英語の仮採点をすると、いつもくらいの点数を取れていました。

一方、数学は全然できなかったようです。

専修大松戸のときは、数学の問題も出してきて、解けなった問題の質問にきました。

しかし、英語しか問題を出してこなったので、相当できなかったのだと思いました。

一度入試が始まれば、振り返っている暇はありません。翌日の中央大杉並に向けて、最終調整をして翌日に備えました。

2月10日、中央大学杉並の試験日。

試験終了後、14時過ぎに塾に来ました。

すぐに解答が出せる英語の文法部分だけ採点すると、全問正解でした。

しかし、まったく喜びや安心の表情を見せず終始不安そうな顔をしていました。

しばらくすると数学の図形の大問の(1)を質問に来ました。

数学は、(1)の考え方や解答を使って(2)や(3)を解くことが多いので、(1)が不正解だと大問全部が不正解なことが多いです。

そして、ひとつの大問が全部不正解だと合格が一気に遠ざかります。

この子どもは、そのことを十分に知っているので、不安な顔をしていたのだと思います。

中央大杉並の合否は、試験当日22時に発表されます。

翌日に法政二高の試験があるため、結果が出たら合否だけ連絡して、翌日の入試に備えるように言って20時半に帰宅させました。

22時10分くらいには連絡が来ると思っていました。しかし、まったく連絡が来ません。

22時半ころ連絡来ると、泣き声で不合格の連絡。

試験後の様子から覚悟はしていましたが、当初の予定とは違う結果になりました。

過去問では、中大杉並と法政二高ともに数学で多少失敗しても、合格者最低点をほぼ毎回超えていました。

だから、早稲田本庄の合格は厳しくても、中央大学杉並と法政二高は合格を取りMARCHは合格できたという自信をもって高校に進学してもらうのが最低限の入試プランでした。

とくに1月最終週と2月1週に行った都立の結果が悪かったので、国際や城東だと合格できる可能性はあるけど、はずれをひく可能性も高い状況です。

「大学受験のための高校選び」という観点だと、専修大松戸や淑徳巣鴨に進学したときの移動時間や費用を考えると、都立は江戸川高校に下げても確実に合格を取った方がメリットは大きいと個人的には思っていました。

そのためには「MARCHレベルに合格できた」という事実と、「次のステップのために、あえて江戸川高校を選んだ」という理由が本人にとって必要だと考えていました。

入試プランは崩れましたが、できることは翌日の法政二高で全力を尽くすことです。

翌日に向けた話をすると…余計に泣いてしましました。

とりあえず泣かせるしかないかと思って、適当に話をつないでいると、途中から笑い出したので、まずは寝て明日に備えるように伝えて電話を切りました。

2月11日、試験が終わると、塾にきて勉強していました。表情は暗く元気がありませんでした。

試験の手応えを聞くと、「合格者最低点を超えた感覚はない」とのことでした。

過去問では合格者最低点を何度も超えているのに、本番では力を発揮できない状況です。

だから、力を発揮できなくても、合格できる高校を受験した方が、この子どものためだと思いました。

しかし、実際に受験が始まると現実的に合格を取れるかどうかの理性ではなく、プライドや感情に行動を支配されます。

中学時代を勉強に捧げてきた自負がある子どもです。

おそらく法政二高の不合格が確定したら、「ダメもとで国際を受験する!」というと思っていました。

不合格になると自分が否定されたような気分になります。

「次は大丈夫!」と言い聞かせながら受験会場に行っても、力がなければ合格はできません。

だから、中央大杉並に続き法政二高まで不合格なら、力がないことを認めて、勝敗ラインを変えることも必要だと思っていました。

このときに考えていたのは、「最後は勝たせたい。全部を否定されて終わらせたくない!」ということでした。

だから、本人が冷静に考えられるときに江戸川高校に誘導しました。

しかし、どうにもモヤモヤが晴れませんでした。

経験上、このまま都立入試に突っ込んでうまくいく可能性は低いです。だから江戸川高校を提案しました。

だけど、「本人の意思を無視していいのかな?」や「意思も大事だけど冷静に判断できる知識や経験がない以上、安全な道を示すのが仕事だよな」など…。

何が正解かわからなくなってしまいました。

一日考えて出した結論は、原点回帰。

本人のやりたいことに、誰よりも寄り添うことでした。

そのことを本人に伝えると、夜に早稲田本庄の一般入試の不合格の結果連絡とともに国際を受験するとの返信がありました。

※実際のラインの画像

余談ですが、早稲田本庄の不合格の結果を見ても泣いたらしいです。

早稲田本庄より難易度の低い中央大杉並が不合格だったことに加えて、早稲田本庄の数学も4,5問しか書けなかったと言っていたのに…合格できると思っていたのか??と神経の太さに感心しました。

2月13日、淑徳巣鴨の試験中に法政二高の結果が出ました。本人の予想通り、結果は不合格。

このときも淑徳巣鴨の帰り道で涙が出てきたらしいです。

もう正直、泣いた話を聞きすぎて…すっかり慣れてしまっていました。

「これだけ不合格が続いて、自分でできなかったと言って帰ってきて、しかも進学したい高校でもないのに何がショックなんだ??」と聞くと、「自分でもわからないけど涙が出てくるんだ」と言っていました。

前日に「使える時間を全部使う」といってしまった手前、授業・生徒や保護者対応など後回しにできないもの以外の僕のすべての時間を、都立対策に使いました。

今まで勉強してきたことは無駄にはなりませんでした。

すぐに数学は安定的に80点を超えるようになりました。自校作成の英語も形式に慣れたら8割以上取れるようになりました。

しかし、理科や社会は出題分野や難易度の影響をモロに受けていました。

特に理科が顕著にでていたので、最後の一週間で分野別と総合問題を全部復習して本番に備えました。

都立試験が終わった日の夜に復元答案を作成して塾で全科目仮採点をしました。

目標と実際の結果は以下の表です。

科目 英語 数学 国語 理科 社会
目標 70% 80% 80% 80% 80%
実際の結果 78% 73% 92% 81% 73%

目標値をクリアしたし、悪くない数値です。

しかし、国際高校の倍率は、都立高校のなかで2番目に高かったので、合格者最低点も例年より高くなることが予想されました。

だから、配点が2倍の英語が過去問の平均値よりも10%近く得点率が低かったのが気がかりでした。

3月1日、都立高校の合格発表日。合格発表は、朝8:30にネットで発表されます。

いつもなら寝ている時間です。

目覚ましをかけたわけではないのですが、目が覚めてしまい合否の連絡をまっていました。

8:35…来ない。

8:40…来ない。

中央大杉並のことが頭をよぎりました。不合格を覚悟して、励ましの言葉を考えていると…。

他の生徒からも合否の連絡が来ていないことに気づきました。

とくに一人の生徒のお母様は、合格でも不合格でも合否が判明したら、すぐに連絡をくれていました。

そのお母様から連絡がこないということは、まだ判明していない可能性があると思ってパソコンの前で連絡を待ちました。

とても長い2分間でした。

8:42、『国際高校合格』のスクリーンショットがラインで送られてきました。

こうして彼女の高校受験は終わりました。

しかし、彼女の挑戦は続きます。

つぎは3年後、大学受験講座の体験記で『6年越しの勝利。早稲田大学文化構想学部合格』と紹介できることを夢見て…。

感想(体験記一部抜粋)

私がこの塾に通い始めたのは小学校五年生の時でした。

この塾に実際に通って、やはり中学生になると勉強時間や量がとても多いが、その分、先生の授業やその他の場面での雑談がとても面白かったり、テスト対策など本当にとことんやってくれ良い点数や順位が取れたりして、小学校の友達に、「頭よくなったよね」などと言われることが多くなったので、「辛い」と感じることはあまりなかったなと思います。

一番つらかったことは、確か中学二年生の時だったと思います。

塾をやめたいと初めて思いました。

それでも私がそれを乗り越え、沢山の不合格の中でやり抜くことが出来たのは「私がやめたい」といったときに、中里先生が「自分がどうありたいのか考えろ」「見方を変えれば世界は変わる」と言ってくれたからです。

私は、ずっと志望校に向かって努力することにこだわっていましたが、その言葉を聞いて、「もっと先の自分のために努力しよう。」と思えるようになれました。

この塾の一番のいい所は得られるものが成績だけではないことだと思います。

私はこの塾に通い、自分の中の軸となるものを見つけることが出来ました。

これを見つけることが出来たのは先生が私と正面から何度も向き合ってくれたからです。

自分を含め、これから受験をする人たちへ。

頑張らないというのも一つの手だと思います。

別に自分の人生だから先生や親の言う通りにがんばらなくてもいいと思います。

でも、もし頑張らないのだったら、その覚悟を持つ必要があると思います。逆も同じです。

本気で志望校に合格するにも覚悟が必要だと思います。

私のようにそれが中途半端だったら、結果も同じように中途半端な結果しか生まれません。

そして最後に毎日少しでもいいから勉強をする時間を作ってください。

一日でもサボって何もやらない日を作ってしまうとその楽しさや楽さを忘れずに次の日も、また次の日も、と今までやってきたことが一瞬で消えてしまいます。私はそれで何度も後悔しました。

受験や勉強でなかなか成績が上がらず辛いなと思うこともあるでしょう。

でも、そこで歩みをやめなければ、きっとそのあとで一気に伸びると思います。

頑張ってください。

体験記全文はコチラ

まとめ

小学生からの塾通い・英検の勉強・推薦対策・都立対策・私立対策…。

一般的な公立中学校の子どもに比べれば、多くの時間を勉強に充ててきました。

それでも第一希望だった早稲田への入学は、高校受験ではかないませんでした。

早稲田どころか中央や法政ですら合格できませんでした。

最終的に進学することになった高校は、最初に思い描いた高校とは全く異なります。

この瞬間だけを切り取ったら「失敗」と評価する人もいるかもしれません。

だけど、この子どもの早稲田への挑戦は続いています。

成績が上がらない悔しさも、4度の不合格の悲しさも、最後に勝ち取った合格の喜びも、次の勝利のための一部になるはずです。

彼女の頑張ったことは一つも無駄になっていません。

何度も壁にぶつかりました。

途中でやめたくなったこと、諦めたくなったこと、自分に失望したこと…一度や二度ではないと思います。

だけど、最後までやり抜いた。

その経験がどれだけ大切で、今後の人生の糧になるか。

それは、やり抜いた人間にしかわからないと思います。

「あの塾やばいよね。」

「そんなに勉強して可哀想!」

そんなふうに言われることもよくあります。

だけど、子どもにとって、受験も勉強も可哀想なことではありません。

東都ゼミナールの塾生たちが、それを証明してくれます。

見方を変えれば世界は変わる。

本気で頑張った人にしかわからない成功体験を東都ゼミナールでは提供しています。

もし興味がわきましたら、下記の問合せフォームよりお問い合わせください。

お子様の現在と未来を変えることができるかもしれません。

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