これで解決‼中学3年生の成績が上がる7つの方法

「中3なのに成績が上がらない。」

「中学3年生になっても全然勉強しない。」

「本人は勉強をしていると言っているけど全然成績が上がっていない。」

「そもそも勉強をしている様子を見かけない。」

「子どもは大丈夫って言っているけど…本当に大丈夫???」

結論から言うと、高い可能性で大丈夫ではないです‼

さらに今抱えている不安を感情のままに子どもに対して言葉にしているとしたら…。

子どもの成績に変化がない上に喧嘩の絶えない親子関係という状態にウンザリしていませんか?

子どもの年齢もあり、親の不安をそのまま言葉にすると子どもはかなりの確率で反発します。

子供の将来のためにも、今現在の親子関係のためにも一番の解決策は「子どもの成績をあげること‼

この記事では中3生の成績が上がらない原因と解決法をお伝えします

この方法が実践できれば子どもの成績は上がります。

さらに‼親の不安も解消するため子どもの成績がテーマの喧嘩もなくなります。

目次

成績を上げるために必要な条件とは

成績UPの公式は、「勉強の量×勉強の質」です。

この数字を大きくすれば成績は上がります。

たとえば現在勉強時間が1時間の場合、勉強時間を2時間にすればかけ算の値は大きくなります。

勉強時間を2倍にしたから成績も2倍というふうにはならないでしょうが、今よりも成績は上がります。

また30時間勉強しても問題集の解答を写すというような全く意味のない勉強法であれば、勉強の質はゼロなので、掛け算の値はゼロになります。

どれだけ勉強時間を増やしても全く成績が上がらないでしょう。

つまり正しい勉強のやり方で長い時間勉強を行なえば成績は上がります

POINT

1.成績UPの公式

成績UP=勉強時間×勉強の質

2.注意点

①数字が大きければ大きいほど成果が出る

②一つの数字がゼロだと成果もゼロ

なんで??成績が伸びていないのか??

以下は成績の上がる勉強法のチェック項目です。

勉強量と勉強の質についてちゃんとできているのか確認できます。

成績が伸びていない場合、この項目のどれかに問題点がある場合が多いです。

まずは各項目をチェックしてみて子どもの問題点を洗い出してください。

勉強量に関してのチェック項目

・勉強時間は増えているか?

・実際にやった問題集のページ数や種類。覚えた単語の量は増えているか?

この2項目の確認方法は簡単です。

実際に勉強をした時間と勉強したテキストのページ数や覚えた単語の数を毎日記録して比較します。

まずは質が低くても量を確保しているかが判断できます。

勉強時間も問題と解く量や単語を覚えた量が増えているのであれば成績を上げるための土台はできているという証明になります。

勉強の質に関してのチェック項目

・学習内容は理解をしていたか?

・学習して理解したことを暗記していたか?

・問題集はきちんとマルツケをしていたか?

・問題集のできていない問題のやり直しはしたか?

・試験範囲表に書いてある項目は全て勉強していたか?

量がクリアできているのであれば次は質です。

勉強の質が向上しているか確認を取るのは手間がかかります。

特に子どもに意欲がない場合、自分では勉強の質の改善は行いません。

親なり塾なり子ども以外の誰かが管理する必要があります。

また子どもに意欲があっとしても正しい方法で行っているかどうかの確認をした方が早く成果は出ます。

スポーツジムのパーソナルトレーニングと同じです。

スポーツジムに毎日通って体を動かせばいずれ筋肉はついていきます。

しかし効率的にケガをせずに体を鍛えたいと思ったら第三者の目があった方が効果は期待できます。

第三者が経験や知識のあるプロであればなおさら効果は期待できます。

定期テストの点数を上げたいのであれば「試験範囲表に書いてある項目は全て勉強していたか?」という項目は非常に重要です。

勉強のやり方が合っていて勉強時間を確保していても試験範囲表に書いてあることを全部勉強せずにテストを受ける子どもがいます。

理由は「授業でやっていないから」や「授業プリントに書いていない」ということが多いです。

それでもテスト範囲表に書いてある内容は、先生が「そこからは出題しない。」と言わない限り勉強することをおススメします。

点数が取れていない子どもほど自分勝手な解釈で勉強して失敗する傾向があります。

経験上、そういう子どもほど失敗を次に生かさず同じことを繰り返します。

中学3年生に同じ失敗を繰り返せるほどチャンスはありません。

勉強量と質を改善しても成績が上がらない中3生特有の事情

中1、中2の段階で定期テストの点数が350点に届いていないほとんどの子どもが中1,2で学習した内容を全く理解していない。

または聞き覚えはあるけど正確に覚えていないということがとても多いです。

この場合、成績を上げるのにかなり時間がかかります。

たとえば中2の英語では接続詞を習います。

「私が家に着いたとき彼は電話をしていた。」という文を英語で書けるようにします。

そのために中2で習うことは「~のとき」は「whenをつかう」と「whenの使い方」です。

「私が家に着いた」と「彼は電話をしていた」は中1で学習する内容です。

中3で成績が上がらない子どもは中1で学習したはずの「私が家に着いた」を英語にできないということが非常に多いです。

また数学では式を立てられるようになっても少数の計算ができない。

文字式と方程式の区別がついていないため、分数はなんでも分母をはらったり、小数は10倍・100倍して自然数にしたりする子どもも少なくありません。

小学校の学習内容が定着していないために点数が伸びない子どももいます。

特に分数、小数の四則計算・割合・食塩水・速さができない子どもは非常に多いです。

こうなるとテストの出題される単元を学習させるだけでは理解はできても自分で問題が解けないため、いくら勉強のやり方を管理しても学習効果が出るまでに時間がかかります。

前提知識の欠けている子どもの例

(1)中1・中2の前提知識がなさすぎる子どもができない内容

・基本英単語が書けない。

・一般動詞とbe動詞の判別がつかない

・方程式と文字式の区別がついていない

・文章から図や表が作れない

(2)小学校の知識があやしい子どもの正答率が低い内容。

・分数の足し算・引き算・わり算

・小数の四則計算

・約分と通分の違いがわからない

・音読ができない。[/aside]

解決策

勉強量を向上するために

(1)勉強スケジュールを作成する。

手帳やノートの予定している勉強内容をすべて書きだします。

書く内容は時間・テキスト名・ページ数は最低限いれます。

慣れてきたら他にアレンジを加えるのもアリです。

ただ目的は勉強内容を把握するために行うことなので予定を作ることで満足しないでください。

作成時間としては長くて10分です。

(2)勉強した内容を手帳などに記録していき、勉強した項目はチェックをつけていく

休憩時間や予定した勉強内容が終わったなどのタイミングで予定した勉強内容のとなりに実際の成果を記入します。

A問題集を70ページから80ページまでを1時間で予定してたけど、実際は78ページまでやったというふうに実際にやった内容を記入します。

これも慣れてきたら、その時の集中力などを点数化しておくのもおススメです。

ただこれについても目的は勉強の量を測ることが目的なので、記入に時間を使いすぎないで下さい。

勉強の質も向上するために

(1)大問ごとにマルツケをして間違えた問題はテキストにチェックを入れて翌日にもう一度解く

(2)間違えた問題を「要は~」と置き換えられるか頭の中で解説する。自分で解説を書くともっと良い‼

「理解」とは「具体的なもの」を「抽象的なもの」に置き換えることです。

成績が伸びてない子どもは、同じ問題なら解けるが、数字や出題形式を変えた途端できなくなるという特徴があります。

原因は出題された内容をそのまま覚えてしまっているからです。

大切なことは「何をやるのか?」ではなく「なぜやるか?」です。

その練習として「要は~」と置き換える練習はとても役に立ちます。

できていない子どもは、ただ単にその問題の式や答えを言うことしかできません。

その場合には理解が足りていないので、考え方を学びもう一度類題を解いたほうがよいです。

前提知識が足らない場合

(1)中学1,2年生の前提知識が足らない場合

最大限の成果を求めるのであれば1日でも早く始めた方が良いのは間違いありません。

ただ部活との両立を図りたいなど勉強以外のことも大事にしたいということが一番の希望なのであれば1学期は学校の勉強に全力を尽くし、夏休みから中1,2の復習も勉強内容に混ぜることで高校入試までにはギリギリ帳尻が合います。

ただ2学期以降は平日6時間、土日は10時間くらいの勉強は覚悟してください。

(2)小学校単元の前提知識が足らない場合

遊ぶ時間はありません。

高校生になれるかどうかの水準の成績だと思います。

部活などの勉強以外の活動との両立は現実的ではありません。

今すぐ勉強時間を増やして基本的な計算・図形の面積、体積の求め方を復習する時間を作ってください。

(3)計算練習と単語・漢字の暗記は毎日欠かさず行う。

言葉の知識と計算力は基本です

毎日継続することでドンドン力がついていきます。

最初は簡単なものからで良いので一日計算と暗記で30~40分位の時間行なうと3ケ月くらいで見違えるように力がつきます。

まとめ

いかがでしたか?

子どもの成績が上がらない原因と解決法は分かりましたか?

「成績UP=勉強の量×勉強の質」

量を増やしながら質を上げていくことで成績は上がります。

チェック項目のひとつひとつは難しい作業ではありません。

今回紹介したチェック項目がすべて満たせていれば高い確率で成績が上がっているはずです。

ただ多くの中3生は親から指示されることを嫌がります。

子どもの成長過程の状況によっては、親が関与する改善法は難しいかもしれません。

の場合には「塾に通う」「家庭教師をつける」という方法も問題解決につながる可能性があります。

もし今塾に通っている場合には、別の塾に変える、授業時間数を増やすというようなことも検討してください。

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