勉強しているのに成績が変わらない。
もっと効率の良い勉強法はないのか。
このようなお悩みはありませんか?
そこで本記事では「なぜ成績が上がらないのか?」と「最適な勉強法」を紹介します。
なぜ?成績が上がらない??
答えは誤った勉強方法をしているからです。
全ての物事や事象は「原因→結果」で生じます。
単刀直入にいえば、「原因」さえ分かってしまえば、結果はどうとでも変えることができるということなのです。
正しい勉強方法を身に着ければ誰しもが絶対に成績を上げることができます。
絶対に成績が上がる勉強法
さて、原因が分かったところで、次は具体的な勉強法を紹介します。
勉強法と聞くと「暗記のやり方」「読解力のつけ方」ということを思い浮かべてしまいがちです。
しかし、それらを考えるには早すぎます。
まずは目標設定から
目標を決めることが最初のステップです。
もしもあなたがマラソンランナーだったとします。そこで「10km走ってこい!」と言われるのと「いいから走ってこい!」と言われるのではどちらがいいでしょうか?
後者だと「いつまで走ればいいの…」という状況(ゴールのないマラソン)に陥ってしまいます。
子どもも全く同じです。
目標(ゴール)も決めずにただ勉強をしている(走っている)だけでは、モチベーションもどう維持すればいいか分かりません。
途中で諦めてしまうし、疲弊するのも当然です。
目標(ゴール)がある方が「何とかあと少し」というポジティブな状況になりやすいです。
目標の立て方
どのような目標が好ましいか?
①より具体的に(数字や固有名詞)
②想像しやすいもの
以上の2点が踏まえられていると良いです。
そこで以下の目標を見てみましょう
例1
偏差値60以上の高校に入りたい。
例2
○○高校か△△高校に入りたい。
どちらのほうがより良い目標でしょうか?
そう、圧倒的に後者の方がよい目標ですね!
前者の「偏差値60以上」だけでは全く想像がつきません。
偏差値60以上の高校なんていくつでもあります。
公立高校なのか?私立高校なのか?
試験科目の数や試験問題の難易度だって全く違います。
「オリンピックで金メダル取る!」
「有名な大会でメダルを取る!」
もういいでしょう。明らかに前者の方が目標を達成できそうなのは間違いありません。
目標を達成する方法
目標を立てたら「逆算」することが大事です。
目標を立てて満足してはいけません。
これからというのに水の泡になってしまいます…
闇雲に勉強しても成績は一向に上がりません。
逆算する時は必ず「期限」を設けましょう!
いつまでにこれを終わらせる。そうすれば次のステップにいつまでに進めるといった感じです。
例
英語の評定を5にする→定期テストで90点を取る→試験2週間前までに単語の暗記を完璧にしておく→試験2週間前1日目から5日目までに教科書の英文を訳せるようにしておく→6日目から8日目に文法を復習するためにワークを5回解く…
以上のように、期限を設けながら、なるべく細かく逆算していくことをお勧めします!
そこで注意点です。
期限はキツキツにせず、少しゆとりがあったほうが良いです。
筋道通り完璧に遂行することはなかなかできません。期限に余裕さえあれば、軌道修正できます。
それも目標設定→逆算するうえで、大切な力となるのです!!
最適な勉強方法とは?
目標設定→逆算までできました。
それではその計画を実行していきましょう!
まず勉強とは何なのか?
『暗記×理解』です。
どちらの方が大切なのでしょうか?
圧倒的に『暗記>>>理解』です!!!!!!!!
暗記がなければ何も始まりません!
いわば暗記=土台というわけです。
数学で例えていきましょう。
問題
時速60kmの車が3時間走り続けました。何km進めたでしょうか。
以上のような問題があったとします。
「速さ×時間=道のり」という公式(暗記)を知らなかったとしましょう。
絶対に解くことができません。
英語も同様です。
いくら文法の暗記を頑張ったところで英単語の暗記を怠ってしまえば、英文を読解することは不可能です。
次に『理解』とは何なのか?
これは特に数学の文章題の理解、国語などの読解、歴史背景などを指します。
『事象は二元的に捉えることが重要である。』
「二元的ってなに…?」
こんな状況になったら文章は『理解』できません。
だからこそ『暗記』が重要となってくるのです。
また、『理解』は『暗記』を忘れにくくします。
歴史科目で例えましょう。
歴史は一本の糸で繋がっています。
「徳川家康は江戸時代の有名な人」と覚えるよりも、「室町時代から続く戦国時代を駆け抜け、天下統一をして朝廷から征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開いた初代将軍」と歴史の『理解』を伴った方が絶対に忘れにくいです。(歴史は一本の糸で繋がっているのだからこそ)
ただ、徳川家康を知っていることが前提なので『暗記』がより重要なことには変わりありません。
効率的な暗記のやり方
以上の説明で、『暗記』がいかに勉強の基盤となるか分かっていただけたかと思います。
ほとんどの科目が暗記でカバーできます。
そこで最後に「効率的な暗記」を説明します。
インプットとアウトプット
インプット=覚える
アウトプットー=覚えたものを使う
インプットよりもアウトプットの方が重要です。
実際に授業で生徒を見ていると、暗記するときに目で見て覚えるだけの人がいます。
そのようにいわゆるインプットしかしない子どもは確認テストをしても点数が低いことが多いです。
それは覚えたものを使わない(アウトプット)しないからです。
何十年も前に覚えたはずである英単語。
すらすら思い出せますでしょうか?
おそらく大変だと思います。
これも使っていないからです。
比率としては2:8or3:7が理想です。
演習してアウトプットしている方がはるかに脳に残ります。
毎日コツコツやる
これも上記で述べたように、「毎日」使うことが肝となります。
箸の使い方を忘れることがあるでしょうか?
絶対に忘れないはずです!!
それはほぼまいにち箸の使い方をアウトプットしているからにほかなりません。
また、英語を話せるようになりたい人が海外留学を勧められる理由もここにあります。
英語しか使われない環境に身を置くことで、必然的に毎日英語に触れないといけなくなるからです。
寝る前と寝起きがポイント
脳科学的にもこの方法が推奨されています。
人間の脳は、睡眠中に必要のない情報を整理して忘れるようにできています。
必要のある情報というのは「毎日使い、そしてより新しい情報のこと」を指します。
寝る前に暗記(最新の情報)をし、起きた後に再度確認する。
これを毎日怠らなければ、絶対に忘れることはありません(ど忘れは例外…)。
脳の構造を知ることも大事であるということですね!!
分割暗記→全体暗記
100個のものを1日で覚えるより、20個を5日で覚えた方が効率的ですし、何よりも負担のなりにくいことがメリットです。
ただ分割して暗記すればいいってことでもありません。
「分割→全体」が重要です。
1日目20個→2日目40個→3日目20~60個→4日目40~80→5日目60~100個→6日目1~100個→7日目以降1~100個
というように少しずつ増やしながら、前日の範囲も復習することがお勧めです!
配分はそれぞれですが、1回覚えた範囲を再度触れることができるサイクルであればどのような配分でも構いません。
間違えたものにチェックをつけておく
1回間違えたものは、練習して覚え直したものでも再び忘れることが多いです。
ですから、いつでも復習できるように目で見て分かる形にしておくと更に効率用良く暗記をすることができます。
間違えた回数を「正の字」で記載したり、間違えたものをノートにまとめたり、すると良いです。
また私はパッと頭に浮かばなかったこともチェックをつけていました。
「すぐ思い浮かばない=忘れかけている=また忘れる」といった考えです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
成績を上げる勉強法のポイントは
①まずは目標(ゴール)設定から!
②目標に期限をつけて逆算しよう
③勉強とは「暗記×理解」である!
④暗記でほとんどの教科、範囲がカバーできる!
⑤暗記は毎日コツコツ!
⑥アウトプットベースで!
この6つのポイントを行うだけで、成績は伸びます。
是非お試しください。