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高校受験 社会歴史 勉強法

 
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「暗記しておけばできる」

社会科=暗記科目というイメージが強いです。事実その通りで、もう昔から言われていることであるうえ、誰もが認めるところでもあります。

 

「暗記だけでなく関連事項も理解しなければ意味がない」

一方で、暗記だけでは身に付かない、時間かけた割には勉強になっていない、学力テストや入試問題には対応できない、ということもまた、本当のことであり、方々で指摘されていることでもあります。

 

「歴史は特に暗記事項が多い」

これもよく見聞きすることですね。人の営みや、人と人との関わり合い、国レベルでの関係などが複雑に絡み合うことから来るのでしょうか。

 

どれも社会科にあてはまることで、間違っているものはありません。これ以外にも社会科は・・・となると色々なことが言えるかと思います。

 

このような社会科ですが、高校入試に対してはどういったものなのか、入試ですから“どのように勉強しておけばよいのか”ということに対して、お話ししていきます。

都立高校の入試も交えて進めて行きます。

 

 

暗記

大前提

社会科はやはり“暗記”です。

量が多い分、マイナスイメージが強いのだと思います。

 

単に覚える量が多い、覚える量が多いから大変だし嫌だ、このような感じでしょう。

そして、覚える方ばかりになってこれじゃ勉強にならないし効果もない。このような考えもあることでしょう。

 

たしかに分量は多いです。しかし暗記は何も社会科に限ったことではなく、どの科目にもあります。暗記なしでは先へ進みません。

 

漢字や言葉を知らなければ文章が読めません。内容も理解、把握できません。

 

かけ算九九を覚えていなければかけ算やわり算ができません。公式を知らなければ、三角形の面積も、単純な式の因数分解も、三角関数の基礎問題も解けません。

 

英単語や文法が分からなければ、簡単な表現すら伝えることができません。

 

否定的、言い訳のような言い回しが続きましたが、何をするにしても、基礎事項の暗記は必要ということです。聞こえがいいように言えば、基礎知識です。基礎知識というのは言ってみれば“覚えておくこと”ですね。

学科目に限らず、資格試験の勉強とか、趣味とかでも、基礎知識というのはありますよね。

 

資格試験や趣味はもちろん、国語や英語は身近に使うことであるうえ、必要でもあるので抵抗が少ないのでしょうが、社会科となると、どうもそうはいかないようです。

 

しかし基礎知識があればこそ、先へ進んでいける。内容がよく分かるようになる。応用が利くようになる。考えが深まり、思考も広げることができるようになる。ということです。

 

出発点は基本事項、基礎知識、これももう言い古されたことではありますが、でも変わらずその通りのことなのです。たかが暗記、されど暗記です。そして社会科はそのウエイトが大きいのです。

 

基本的なやり方

題材

ひたすら覚えるというのもひとつの手ではあります。ただこれは良いとは言えないと、だれにも感じられると思います。応急処置的なものです。勉強不足で迎えた学校のテスト前夜にとる最終手段くらいにして下さい。しかも小テストレベルで。

 

まずはとにかく暗記といっても、

年代ごと(例えば…平安時代、鎌倉時代、江戸時代)

年号(例えば…有名なものを語呂合わせで)

人物(例えば…よく出てくる天皇、鎌倉時代の宗教と中心人物、将軍の名前、幕末の有名人

                                                                                              → 何をしたか、何があったか)

大きな事件や出来事(例えば…元寇は~、関ケ原の戦いは~、第一次世界大戦は~)

などのように、ひたすら覚えるにしても、せめてこのくらいにまとまった形で覚えるようにしましょう。

 

教材

暗記ですから、『一問一答』形式の問題冊子がいいです。高校では学校で配布される(買う?)ことが多いですが、公立中学ではあまり聞かないので、市販されているもので十分です。塾で使っているものでもよいです。1冊で十分です。

 

設問文に、関連することが書かれているので、そういう点でもひたすら暗記よりは良いです。設問文も暗記・知識の強化に大いに活用して下さい。

 

やり方については、このあとの 2 やり方 の項で詳しく紹介します。

 

目覚める時!?

暗記もしっかりやっていることで、ある時の“きっかけ”が元で、その後が大きく変わることが起きます。

ひたすら覚えてきたことが、高校生くらいになってフッと、覚えたことと理屈が“シンクロ”して「これってそういうことだったのか!!」と、それこそ“目からうろこが落ちる”状態になるのです。

 

高校生くらいになると、少しややこしくても理屈が理解できるようになります。それで、小学生や中学生でほぼ覚えるだけだったことが、理屈でもって理解できて納得がいったり、確実に理解できたりするのです。

 

これで“連鎖反応”が起こることもあります。「ということはこれも~なのか!」「あれは~を意味しているんだ!」といった具合です。

歴史、社会科にとどまらず、他教科にまで及ぶこともよくあることです。いろいろなことが同じように、理詰めで十分な納得の上で理解できる、大げさに言えば『境地』に至る、という感じです。

 

こうなったらしめたものです。その後の暗記がスラスラ進みます。視野が広がります。深く思考することが可能になります。

学力が大きく伸びるきっかけにもなります。

もっと大げさに言えば、その後の人生に影響する、自分自身が変われる、といったところです。

 

暗記が決して、意味のないものではない、無駄ではないことが言えます。

中学生くらいまでは暗記するだけでもなんとかなる、理屈は後からついてくる、後でかまわない。基礎知識はそういう一面もあるわけです。

 

ここでも暗記は、基本的な大原則ということがわかります。

 

都立高校入試では

ここで社会科の都立入試と暗記事項とのかかわりについて触れます。

 

大問1が一問一答形式の設問にあたります。3題出題で、「地理」「歴史」「公民」からの暗記問題です。実際には一問一答のようにはなっていませんが、暗記していれば十分に答えられる問題です。かつては語句を答える問題もここにありましたが、マークシート式が導入されてからは、選択問題のみとなっていて、その点では一層正解しやすくなっています。

 

他は大問1ほどの暗記を直接問われるような問題はありません。地図や図表、資料や書かれている文章をもとに答えるものですが(都立の大きな特徴、傾向です)、選択肢がヒントだらけと言えます。暗記できていればいるほど、すぐに正解が分かります。地図や図表からだけでもたどってはいけますが、これに暗記できていることが加われば、確実に正解が出せます。

 

地名、年号や固有名詞についての出題はありませんが(これも都立の大きな特徴です)、暗記できていればより早く正解にたどりつけます。また年表は必ずあるので、年号暗記しておけば役立ちます。

 

図表や資料からの読み取り問題、整序問題が多くを占めるものの、暗記事項を合わせて見ていけば(暗記が加われば)、間違いなく確実に正解を導き出せるのが、都立の入試問題です。

 

 

やり方

歴史は社会科の中でも一番暗記事項が多いと言われているだけに暗記の項も長くなりましたが、勉強のしかたとしても、暗記が中心になります。

 

歴史が好きな人はドンドン行けるでしょう。暗記という次元でないかもしれませんね。

 

歴史が苦手、社会全部苦手、そもそも暗記が苦手という人もいるでしょう。あるいは、どう覚えればよいか、どう勉強すればよいかという人も多いと思います。

 

暗記をどう進めていくかについて述べていきます。

 

全体(概略)から部分(個々)へ

暗記といってもただひたすらというのはだれの目にも良くない、いくらかまとまりを持って覚えようと、述べました。よく言われていることでもありますが、ひとつの方法がこれです。大きい方から小さい方へと向かう流れで覚えることです。

 

まず年代を把握し、年代ごとに大まかなことを捉え、大きな出来事や確実におさえておくことへ移り、それらの個々のことについて理解を深めていく、やり方です。

 

年代の把握は

旧石器~縄文~弥生~古墳~・・・

・・・~奈良~平安~鎌倉~・・・

・・・~江戸~明治~大正~・・・

と続く一連の流れです。

 

 

次に室町時代を見てみると

①初め(60年間)は南北朝時代

1 後醍醐天皇、楠正成、足利尊氏が中心になって鎌倉幕府を滅ぼす

2 後醍醐天皇が「建武の新政」

3 南北朝に分裂 → 統一

 

②後半の100年近くは戦国時代

1 将軍の後継ぎ問題

2 細川・山名の守護大名の対立

3 下剋上と戦国大名

 

まず①と②を把握。

次にその中の出来事(1 2 3)へ移る。

さらにその個々の内容についてどういうことか、背景やなぜ起こったか、誰が関わっているか、年号などへといきます。

 

また最低限覚えておくべき将軍や天皇と、関連することを暗記します。

例えば室町時代の足利将軍は

初代 尊氏(幕府を開く)

3代 義満(南北朝統一、金閣を建てる、日明貿易)

8代 義政(応仁の乱から戦国時代へ、銀閣を建てる)

15代 義昭(室町幕府最後の将軍、織田信長の援助を受けたものの最後は追放される)

です。

 

貿易、外国との関わりや文化も主だったものから捉えて、細かい方(どういうものか、影響を受けたもの・人、人物名、建物など)へと進んでいくとよいでしょう。

 

同じく室町時代であれば

①日明貿易

1 別名「勘合貿易」

2 海賊「倭寇」

3 輸出入品と日本への影響

②文化

1 北山文化と東山文化

2 能や狂言、水墨画

3 書院造や石庭

 

理由づけ

前述の例のところで少し言っていますが、出来事や時代の転換点や人物の行動などで、なぜそうなったのか、背景にはどのような事情があったのか、どういう人や国が関わっているのか、を合わせて暗記していくことです。当たり前のように見聞きすることですが、それだけ基本のことということです。そう捉えて下さい。これなくしては受験対策も、勉強ですらまともにできないというわけです。

 

大変そうにまた、面倒なように見えますが、ひたすら暗記よりも、やはり、理由や理屈をつけた方が、かえって覚えやすいものです。先ほどの、“目覚め”がここで起きることもあり得ます。

 

ただ何も、事細かく深くやらなくてはならないというわけではありません。受験対策となると、都立高校入試への対策が主なものですから、今まで述べてきたように、年代、各時代の大きな出来事、その内容がしっかり捉えられていれば対応できます。

 

ここも室町時代(最初)を挙げると

①「建武の新政」は何か

後醍醐天皇が天皇中心の政治を始めた → 貴族重視、武士は二の次

②南北朝時代

建武の新政がもとで武士の不満が高まり、足利尊氏が挙兵。

後醍醐天皇は吉野に逃げてそこで政治を行った。 → 南朝

足利尊氏は京都に新しい天皇を立てて政治を行う。 → 北朝

このにらみ合いが続いた。

 

大まかなとらえ方はこのようなものです。

都立入試対策では、このような大まかな出来事と内容を確実におさえておけばほぼ対処できます。

 

もちろんここにもう一歩、深い知識まで覚えておけば完璧ですが、こんなかたちで暗記しておけばよいのです。

少しでも理由づけ、関連すること、背景や流れを必ずつけることがポイントです。

 

前後関係

歴史は続いているものですから、何か出来事や大きな変化があったときの前後の繋がりも捉えて覚えることもポイントです。

 

足利尊氏らが鎌倉幕府を滅ぼし、室町時代へと移ったが、

①鎌倉幕府の力がなくなっていた。

これは「元寇」がひとつの大きな原因 → 御家人の幕府への不満も大きかった

②後醍醐天皇、足利尊氏らが手を組んで倒幕

その後「建武の新政」で、ともに倒幕した仲間の後醍醐天皇、足利尊氏が対立。

③「南北朝時代」へ。

 

個々に覚えるよりも、

どんなことか、なぜ起きたか、背景はどういうことか。

これに前後の流れ、世の中の動き、つながり。

を加えて覚えれば、分かりやすくなるうえ、よく身に付きます。

 

室町時代を例に挙げましたが、知識事項としては、最低限このくらいをおさえておくだけでも十分対応できます。

 

教科書の音読

意外に思えるかもしれませんが、“音読”が役立ちます。“音読”は国語の特許のように思えますが、理科や社会科でも大いに効果があります。

 

やはり「声」に出して「耳」から聞くという方法は有効なのです。

読むだけで、今まで述べてきた“歴史の暗記の流れ”をたどれるわけです。こんなに効率のよいことはありません。しかも教科書ですから、きちっと書かれています。

 

全部読むのが本当はいいのでしょうが、実際にはそこまで時間が割けないのが普通ですから、苦手なところ、なかなか覚えられないところ、わかりにくかったりややこしいところを中心に、“音読”するとよいでしょう。

 

もちろん先に述べてきた、暗記も合わせてやらなくてはなりません。音読とともに暗記も進めることで、一層の効果が上がるということです。

 

 

活用するもの

暗記の際に使うものや、使い方、入試演習についてここでは紹介します。

実のところは、調べればいろいろとやり方は出尽くしている感があります。確かにその通りなので、ポイントをおさえて述べていきます。

 

ノート・問題集

ノートは、間違えたところや苦手なところ、なかなか覚えられないところで使っていく、そこの部分についてまとめノートをつくっていく、このようにしましょう。

受験が近付いているのに、いちいち1冊のまとめノートなんて作っている余裕はありません。

 

問題集も、自分にとって使いやすいもの、すでに使っているもの1冊にしましょう。その1冊を繰り返して下さい。

 

できなかった問題や、十分に理解できていないところにチェックをつけます。

チェックのつけ方を工夫しておけば、分かりやすくなります。

なかなか覚えられないこと、よく間違えること、ミスを起こすときの傾向などもはっきりわかり、対策が立てやすくなります。

 

まとめると

ノートは

①一問一答形式でつくり、暗記を進める

②必要な部分をまとめた上で暗記に役立てる

というように使うようにしましょう。

 

また

問題集は

もうやり尽くせた状態になっている、

模試でも合格点が取れている、

入試まで半年はある、

時にレベルアップしたものをもう1冊用意する。

それ以外は今ある1冊の問題集に徹して下さい。

(普通は1冊ですむはずです!?)

 

入試過去問題

過去問題は傾向を把握するのが大きな目的のひとつです。もちろん入試演習、問題に慣れるということもありますが、演習には次に述べる模擬試験も使えます。

まずは実際の問題で傾向をおさえましょう。

 

都内の中学生であれば、まずは都立高校の入試になるわけですが、秋になっても社会科の出題内容がどのようなものであるかが、ほぼわかっていない生徒が多い現状です。中3の夏休みが明けたあたりからは過去問で、まずはどんな出題なのかを把握するようにしましょう。

 

都立高校の入試問題は非常に特徴的です。暗記の項でも述べましたが、地図や図表、資料や書かれている文章から、答えるものがほとんど、すべてと言ってもいいくらいです。あとは整序問題です。地名や人物名のような固有名詞、年号を答えることはありません。

 

塾でも指導はあると思いますが、前述の、暗記ややり方の項で紹介したことができていれば十分に正解が出せます。もちろん更なる暗記ができていれば完全です。

上位校を目指す場合は少し細かく暗記を進めておきましょう。都立入試では理科社会科は、ほぼ満点近くの結果が求められます。そもそも合格者はそのくらいとっています。

 

こういうことが把握できていれば、入試対策も効率よく進められます。科目にもよりますが、社会科の入試過去問題は中3の夏くらいからは始めるようにしましょう。

 

模擬試験

これこそが実際の入試問題の演習と言っていいでしょう。結果がはっきりと出てきます。できているところ、できていないところもよく分かります。これをも参考に、まず解き直し、そしてノートの活用、暗記や問題集を進めることをしていって下さい。必ず、確実に、地道に努力することがやはり“王道”です。“王道”というものは揺るがないものです。

 

最初の模擬試験というのは、ズタズタの成績で出てくることがありがちです。でもここからスタートです。解き直し、暗記、ノートの活用、問題演習と、地道に進めて下さい。

 

ここから始めることになるので、模擬試験も遅くとも中3の夏くらいには受け始めましょう。少なくとも毎月1回は受けて推移を把握しましょう。中にはほぼ毎週模試を受けたという強者もいましたが、そこまででなくとも、可能な限り受けた方がよいです。

 

中1~中2の間

最後にこれについて少し触れておきましょう。

 

①授業を大切にする(きちんと受ける、しっかり聞く、集中する)

②定期テストに合わせて勉強を進める

③ノート・プリント類・ワークをしっかり理解しておく

 

これをきちんとやっておくだけで、入試対策の負担がかなり減ります。他科目を含めて、効率よく進められます。入試対策としての暗記もスムーズに行きます。

 

学校の定期テストは入試対策とは違った細かいところまでの理解や、暗記事項もあったりしますが、そこまでやるので、それが入試対策として役立ちます。普段の勉強は決しておろそかにできません。

1~2年生皆さんはよく心しておきましょう。

3年生は、そんなこと言われても・・・、ではなく、今できる勉強、対策を進めて下さい。

 

 

 

まとめ

 

社会科は暗記の科目です。中学生まではその傾向が強いです。

基礎・基本の部分だからなのですが、だからこそやっておけば誰でも身に付くようになります。

 

ここでは歴史について受験対策の勉強方法、特に『暗記』について紹介してきました。

 

ポイント

①全体(概略)から部分(個々)へ

年代 → 個々の時代 → 大きな出来事 → その内容

②理由づけ

出来事の理由、背景、他との関わりをつける

③前後関係

出来事の前やその後の流れや影響を捉える

④音読

教科書の音読に効果がある

⑤入試過去問や模試の活用

合わせてノートや問題集も上手く使いこなす

 

効果的に暗記、入試対策を進めて「歴史」から暗記項目を攻略し、社会科の一層のレベルアップを図りましょう。志望校へのより確実な合格を目指して下さい。

 

 

 

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