中学生「音楽」音楽の記号で定期テストに出題されること

音楽記号は、学校によっては、毎回、定期テストで出題されるテーマです。

一度覚えてしまえば3年間得点源にすることができます。

音楽記号で勉強するべき項目は以下の6つです。

①速度に関するもの

②演奏の仕方に関するもの

③音高の変化に関するもの

④音の強弱に関するもの

⑤反復の仕方に関するもの

⑥音符と休符に関するもの

その中でも⑤と⑥の2つに関しては、少し出題のされ方が難しい場合が多く、ただ記号を覚えていれば点が取れるという出題はあまりされません。

この記事では①速度に関するもの ②演奏の仕方に関するもの ③音高の変化に関するもの ④音の強弱に関するものに絞り順に紹介します。

目次

速度に関するもの

番号 用語・記号 読み方 意味
1 ritardando (rit.) リタルダンド だんだん遅く
2 accelerando(accel.) アッチェレランド だんだん速く
3 a tempo ア テンポ もとの速さで
4 meno mosso メノ・モッソ あまり速くなく、今までより遅く
5 Largo ラルゴ 幅広く緩やかに
6 Adagio アダージョ 緩やかに
7 Lento レント 遅く
8 Andante アンダンテ ゆるやかに、歩く速さで
9 Moderato モデラート 中ぐらいの速さで
10 Allegretto アレグレット やや速く
11 Allegro アレグロ 速く
12 Presto プレスト 急速に
13 ♩=110 1分間に♩を110打つ速さ

rit、meno mosso、Moderatoが試験で多く出題されています。

次に頻出なのが、accelと a tempoです。

注意しなければいけないのは、リタルダントはritardandoでもrit.でも出題されることです。

アッチェレランドもaccelerandoでもaccel.でも出題されるので、どちらも覚えておきましょう。

また♩=については、合唱の分野でも出題されます。作詞者、作曲者とあわせて覚えておくと良いです。

演奏の仕方に関するもの

スタッカート

(1)記号

(2)意味

音を短く切って、次の音との間をあける

テヌート

(1)記号

(2)意味

音の長さを十分にたもって

アクセント

(1)記号

(2)意味

目立たせて、強調して

フェルマータ

(1)記号

(2)意味

音符や休符を程よく延ばす

タイ

(1)記号

(2)意味

隣り合った同じ高さの音符をつなぎ、一つの音に

スラー

(1)記号

(2)意味

違う高さの2つ以上の音符を滑らかに

ブレス

(1)記号

   v

(2)意味

息つぎをする

この分野からは、全般的に出題されています。

基本的には、どれも記号・読み方・意味を合わせて覚えてください。

その中でも、アクセントとフェルマータは出題頻度が高いです。

音の高低の変化に関するもの

番号 記号 読み方 意味
1 # シャープ(嬰) 半音上げる
2 フラット(変) 半音下げる
3 ナチュラル もとの高さで

ここでは、直接的な出題はあまり見られません。

ただ、この3つを知らないと実技の方で楽譜が読めないために、困るかなと思い掲載しました。

記号と、意味は覚えておくと良いと思います。

音の強弱に関するもの

番号 用語・記号 読み方 意味
1 pp ピアニッシモ とても弱く
2 p ピアノ 弱く
3 mp メッゾ ピアノ 少し弱く
4 mf メッゾ フォルテ 少し強く
5 f フォルテ 強く
6 ff フォルティッシモ とても強く
7 <crescendo(cresc.) クレシェンド だんだん強く
8 >decrescendo(decresc.) デクレシェンド だんだん弱く
9 diminuendo (dim.) ディミヌエンド だんだん弱く
10 poco ポーコ 少し

ここもよく出題されます。特に1~6までは高頻度で出題されています。

ただ、全部が出題されることはありません。

1~6で覚えるポイントは3つです。

ポイント1

ピアノ(p)=弱い。

フォルテ(f)=強いということを覚えます。

ポイント2

メッゾがついたら「やや」がつきます。

「メッゾ=やや」「フォルテ=つよい」なので「メッゾフォルテ=やや強く」ということになります。

ポイント3

文字が重なると「とても」という意味になります。

「pp=とても弱く」になります。

次に7~10についてです。

7の「クレシェンド」と8の「デクレシェンド」については、3つ全部。

ディミヌエンドとについてはdiminuendo とdim.の2つとも覚えてください。

どれが出題されるか分かりません

また、クレシェンドとデクレシェンドについては、意味がどちらも「だんだん弱く」で同じです。

語源の違いで作曲者によって、解釈が異なっていたりと一言でこういう違いですということが出来ません。

ですから、意味の違いについて問われることは基本的にはないと思います。

しっかりとそれぞれの記号と意味について覚えてくれれば良いと思います。

まとめ

この記事では音楽記号で定期テストに出題される6項目のうち

①速度に関するもの

②演奏の仕方に関するもの

③音高の変化に関するもの

④音の強弱に関するもの

上記4項目について紹介しました。

今回紹介したものは、各中学校で頻出の知識をまとめたものです。

これだけの知識では、中学校によっては足らない可能性があります。

学校の授業で先生が話していたことや配布されたプリントを見直して試験に臨んでください。

もし自分だけでは難しければ、東都ゼミナールではテスト前に各学校ごとに実技の対策も行っています。

実技の評定は都立高校の入試では2倍になるため考えようによっては英語や数学よりも重要です。

9科目全部の対策なら東都ゼミナールにお任せください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次