バレーボールは各中学で必ず触れるスポーツの1つです。
今回は過去に出題された問題をもとに、勉強するべきポイントを紹介します。
歴史
(1)考案者:W・G・モルガン
※学校によってはモーガンと表記されています。授業で習った方を優先させてください。
(2)起源:テニスとバスケットボールを参考に考案
考案者の名前とテニスとバスケットを参考したということをしっかりと覚えておきましょう。
基本知識
(1)基本用語
①サービス:プレイを始めるときの方法。サービスゾーンから相手コートにボールを入れる
②レシーブ:相手から来たボールを受けること
③トス:味方にスパイクをしやすいボールを上げること
④スパイク:ジャンプして相手コートに強いボールを打ち込む攻撃方法
⑤ブロック:相手チームが打ってくるボールを、ネット上でジャンプして止めること
⑥ラリー:ボールを落とさずに打ち合いを続けること
⑦三段攻撃:レシーブ→トス→アタックの一連の流れで攻撃すること
用語をしっかりと覚えておけば解ける出題のされ方が多いです。
学校によっては、「サービスとは何ですか?」のような内容を聞いてくる場合もあります。
高得点を取りたい場合は、用語も内容も解答できるようにして下さい。
(2)コートの名称・ネットの高さ
①コートのラインの名称
A:エンドライン(9m)
B:サイドライン(18m)
C:アタックライン(センターラインから3m)
ラインの名前は憶えておきましょう。
また、ラインの長さについての出題されています。
優先度は低いですが余裕がある人は覚えておいてください。
②ネットの高さ
全国中学校体育大会では男子2m30㎝、女子2m15㎝と決められています。
ネットの高さも出題頻度は高くないですが、過去に出題されている学校もあります。
(3)ローテーション
ローテーションは出題頻度がとても高いです。
用語を覚えるのではなくサーブを行う順番を答えられるようにしておきましょう。
①の位置に来たらサーブを打ちます。
矢印は動く方向を表します。
ですから、①は次のローテーションでは⑥の場所に行きます。
②が①の位置にきてサーブを打つことになります。
出題方法としては、「試合を開始するときにどこの位置の人がサーブを打ちますか?」や「サーブ権が移ったときに、次にサーブを打つのはどこのポジションの人ですか?」という問題が考えられます。
(4)ルール
この分野も、比較的出題頻度が高いです。
よく出題されるもの4つを紹介します
①反則の内容から用語を答える問題
ⅰ.キャッチボール
「ボールを手のひらで持ち上げる」や「ボールを明らかに止める」反則
ⅱ.ダブルコンタクト
一人のプレイヤーが明らかに連続して2回ボールに触れる反則
ⅲ.フォアヒット
相手コートにボールを返すまでに4回触れる反則
【注意】
※1ブロックしてタッチした場合は1回に数えない。
※2二人のプレイヤーが同時に触ったときは2回とカウントする。
※審判のハンドサインのイラストから反則の名前を答える問題も出題されることがあります。
教科書を見て審判の手の動きと反則の名前を答えられるように勉強しておくことをお勧めします。
②ライン付近のボールのインかアウトかの問題
覚えておくべきことは一つです。
バレーボールの場合、ラインに少しでもボールが触れていればインとなります。
ですから、ボールが外に出ていたとしても、ボールの一部でもラインに触れていればインと判定されます。
③リベロプレイヤーに関しての問題
リベロについては以下のことを覚えておきましょう。
ⅰ.リベロ=守備専門のポジション
ⅱ.サーブを打つやブロックをすることはできません
ⅲ.後衛(バック)の位置にいるプレイヤーとは何度でも交代できます。
技術
もっともよく出題される範囲です。
問題文にはイラストが提示されて、技術の名前を答える場や上手に行うためのポイントを選択問題や記述問題で出題されます。
(1)アンダーハンドパス
②やり方
腕を伸ばして手首をそらす→あごを引いて、腰を落としボールを手元に引き付ける→膝のばねを使ってボールを送り出す
(2)オーバーハンドパス
②やりかた
両手を開いた状態で、額の前で三角形をつくる→ボールの落下地点にいく→額の前までボールをひきつける→手首のスナップと膝のばねを使ってボールを送り出す
【注意】
最も出題頻度の高いアンダーハンドパスとオーバーハンドパスについて解説しました。
高得点を狙う場合、サーブとスパイクについても教科書で確認しておくことをお勧めします。
特にサーブの場合はフローターサービス・アンダーハンドサービス・サイドハンドサービスの種類も合わせて覚えるといいでしょう。
最後に
学校によって攻撃方法は三段攻撃以外にもクイックや時間差・移動攻撃まで出題される場合があります。
ここまでをカバーすれば90点以上は狙えます。
あとは、学校の先生の授業をしっかりと聞いて教科書・ノートを読み暗記して下さい。