【Sunshine1年】Program4で定期テストに出題されること

英語の教科書でSunshineをつかっている1年生が、Program4を理解するために必要な知識を紹介します。

目次

文法テーマは『This/That』『He/She/It』の理解

1年生のSunshineのProgram4では『This/That』『He/She/It』が文法単元のメインテーマです。

試験では、『This/That』『He/She/It』をつかった肯定文・否定文・疑問文・疑問詞を使った疑問文の使い分けを問われます。

Scenesで『This/That』『He/She/It』が使われている文

①Is that a bird?(あれは鳥ですか?)

②No, it isn’t.(いいえ違います。)

③It’s a drone.(それはドローンです。)

④This is a drone.(これがドローンです。)

⑤Who is that woman?(あの女性はだれですか?)

⑥She is an android, Chihira Aiko.(彼女はアンドロイドのチヒラアイコです。)

⑦She is like a real person.(彼女は、本当の人間のようです。)

⑧She can speak and smile.(彼女は、話すことも笑うこともできます。)

Thinkで『This/That』『He/She/It』が使われている文

⑨It’s an ink stick.(それは墨です。)

⑩Is this really ink?(これは本当にインクですか?)

⑪It’s hard.(それは固いです。)

⑫That’s hard work.(それは大変な仕事です。)

⑬What’s that?(それは何ですか?)

⑭It’s ink.(それはインクです。)

⑮It can save time.(それは時間を省くことができます。)

⑯Who is this woman in kimono?(着物を着た女性はだれですか?)

⑰She is Ono no Komachi.(彼女は小野小町です。)

⑱Is she a princess?(彼女は姫ですか?)

⑲No, she isn’t.(いいえ違います。)

⑳She is a famous poet.(彼女は、有名な詩人です。)

開隆堂Sunshine1

Program4の学習のポイントしては

・人称のちがいを理解して、使う動詞を判別できるようにする

・ThisとThatの使い方を覚える。

・代名詞の使い分けができるようにする。

学習のポイント

人称のちがいを理解して、使う動詞を判別できるようにする

Program4から主語が「わたし」「あなた」以外の3人称が出てくるようになります。

英語では、主語の人称によって使うbe動詞が変わります。

主語が1人称であればam、主語が2人称であればare、これからは3人称の主語が出てきたらisを使わなければいけません。

「わたし」=1人称・「あなた」=2人称・「1,2人称以外」=3人称と判断します。

I play tennis. → 主語が「I=わたし」なので1人称。

Are you a doctor?→ 主語が「you=あなた」なので2人称。

This is a drone. → 主語が「This=これ」なので3人称。

このように主語を探して、「自分のこと=1人称」「相手のこと=2人称」「自分でも相手でもない=3人称」と考えます。

・例題:以下の文の主語の人称を答えなさい。

例題1.ぼくは、太郎です。

例題2.きみは、太郎ですか?

例題3.私の友達は、太郎です。

・解答/解説

例題1.の解答/解説:1人称

主語は、「ぼくは」です。自分のことなので、1人称です。

「わたしは」=1人称と覚えてしまうと、このように「わたしは」以外の表現で出されたときに処理できません。

日本語では、1人称の表現はたくさんあります。

たとえば「俺」「うち」「わし」「拙者」など…。現在では使わないものも多いですが、「1人称=自分のこと」と覚えれば、どんな形でも対応できます。

例題2.の解答/解説:2人称

例題1と考え方は同じです。「きみは」は相手のことを表す言葉です。だから2人称です。先ほど同様「あなたは」=2人称という理解だと対応できません。

「あなたは」「きみは」「おまえは」「貴様は」など…。通常使わない言葉もありますが、相手を指す言葉は2人称です。

例題3.の解答/解説:3人称

これがすっきりと理解できれば人称の判断は完璧です。「わたしの」に騙されないでください。「太郎なのは誰か?」と考えます。

太郎は、「私」ではなく「友達」です。「自分」でも「相手」でもなく「友達」が主語なので3人称です。

「~の」の部分に騙されず、「~は」の部分に注目して人称は考えます

ThisとThatの使い方を覚える。

Thisは「近いもの」を指すとき、Thatは「離れたもの」を指すときに使う言葉です。

この2つの単語の日本語訳に気を付けてください。

「This=これは」「That=あれは」ではありません。

「This=これ/この」「That=あれ/あの」と覚えましょう。

「~は」となるのは主語の特徴です。

あくまでThisやThatだけが文の主語で使われているときに限り、「これは」「あれは」という日本語にします。

たとえば、以下の英語の日本語訳をしてみてください。

Is this woman your mother?

thisやthatを「これは」「あれは」と訳すと上手くいきません。この文の主語は「this woman=この女性は」となります。

thisやthatだけが主語になっていたら「これは」「あれは」になり、thisやthatの後ろに名詞があれば「この」「あの」になります。

主語の判断の仕方は動詞を探すことから始めます。

This is a pen.

この文は、動詞「is」の前にあるのはThisしかないので、Thisが主語です。「これは」という日本語訳にします。

This pen is mine,

この文では、動詞「is」の前にThis penがあります。This penが主語になるので、「このペンは」という日本語訳になります。

・例題:以下の日本語と英文の主語を答えなさい。

例題4.This is Tom.「こちらはトムです。」

例題5.This pen is red.「このペンは、赤いです」

例題6.Who is this man in suits「スーツを着た男の人は、誰ですか。」

・解答/解説

例題4.の解答/解説:英語「This」 日本語「こちらは」

英文から主語を探す場合は、動詞を探します。肯定文なので、isの前にある部分が主語です。例題4ではisの前にある単語は「This」だけです。

また日本語から主語を探すときは、「~は」「~が」の部分を探します。この問題では、「こちらは」が主語です。

例題5.の解答/解説:英語「This pen」 日本語「このペンは」

考え方は例題4と同じです。この文も肯定文なので、動詞の前が主語です。isの前には「This pen」があります。日本語から探すときも例題4と同じです。「このペンは」の部分が「~は」の部分です。

例題6.の解答/解説:英語「this man in suits」 日本語「スーツを着た男の人は」

疑問文の主語を見抜くには、もう一つ知識が必要です。

疑問文では、thisやthatの後ろも見てください。thisやthatの直後の言葉が、人名や国名をあらわす語以外で、「ペン」、「机」、「医者」などモノやヒトをあらわす語なら、thisやthatは、「これ」「あれ」ではなく「この~」「あの~」になります。

「in suits=スーツを着た」は、「man=男の人」につながるので、thisと同じように、一つのかたまりとして考えます。

たとえば、「この新しい車は、私のものです。」の主語は、「車は」だけではありません。「この新しい車は」を一つのかたまりとして捉えます。

代名詞の使い分けができるようにする。

3人称は「男性」「女性」「人以外」の3つに分かれます。

「自分・相手以外」の男性なら「He」、「自分・相手以外」の女性なら「She」「自分・相手以外」の人以外なら「It」を使いましょう。

またthisやthatが主語の疑問文の答えでもitを主語で使います。

・例題:以下の日本語を英語に直しなさい。

例題7:「あれは飛行機ですか?」「いいえ、違います。」

例題8:「リサは医者ですか?」「はい、そうです。」

例題9:「あの男性は誰ですか?」「彼は、私の父です。」

・解答/解説

例題7.の解答/解説:「Is that a plane?」「No, it isn’t.」

動詞は「ですか」の部分なので、be動詞の疑問文です。主語は「あれは」なので、「Is that」の順番にします。あとは「飛行機=a plane」を加えれば完成です。

また答える方は、「いいえ」なのでNoを使います。「これは」や「あれは」で聞かれたら、「それは=it」で答えます。itに対応するbe動詞のisをつかい、否定文の順番でS be notの順番で並べれば完成です。

例題8.の解答/解説:「Is Lisa a doctor?」「Yes, she is.」

例題7と考え方は同じです。動詞は「ですか」の部分なので、be動詞の疑問文を作ります。また主語は「リサは」の部分です。主語と動詞の部分だけを作ると「Is Lisa」になります。

あとは残った「医者=a doctor」をつければ完成です。

この問題では、答え方の方が注意です。「リサは~?」で聞かれても「リサは~」で答えてはいけません。今回は「リサ=3人称の女性」なので、主語には「彼女=she」を使います。

例題9.の解答/解説:「Who is that man?」「He is my father.」

例題7,8の考え方に加えて、「WhoやWhatは文の先頭に書く。」という知識が必要です。

「だれ=Who」を先頭に書きます。

動詞が「ですか」なのでbe動詞の疑問文、主語は「あの男は」だと判断して「is that man」と書けば完成です。

答え方は「あの男は」なので、「私」でも「あなた」でもありません。男性を指しているので、「彼は=He」を使います。

まとめ

Sunshine1年生Program4の中心になる単元は、「代名詞」と「this/that」の使い分けです。

しかし「代名詞」と「this/that」だけを勉強してもテストで高得点を取ることはむずかしいでしょう。

理由は以下の3点です。

・Program4は、want to Vなどの中2で勉強する単元が熟語表現的に出ている。

・Program4は、主語に焦点を当てた単元なので、Program3までで出てくる動詞や文の種類の知識の定着が不十分だと理解できない。

・江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えている。

最近の中学校のテストでは、子どもの本質的な英語力を要求する問題が増えてきました。

試験前にワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。

東都ゼミナールでは、直近の定期テストの点数に加えて、次につながるような本質的な学習を行っています。

たとえば、昨年度の卒業生の中には、アルファベットの練習からはじめて、高校受験期には、中学生ながら大学入試の共通テストでGMARCH合格水準である8割を超える英語力を身につけた生徒がいます。

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