英語の教科書でSunshineをつかっている1年生が、Program8を理解するために必要な知識を紹介します。
文法テーマは『現在進行形』の理解
1年生サンシャインのProgram8は『現在進行形』が文法単元のメインテーマです。
試験では、『現在進行形』をつかった肯定文・否定文・疑問文・疑問詞をつかった疑問文の使い方が問われます。
Scenesで『現在進行形』が使われている文
①I’m studying now. (私は、今、勉強をしています)
②I’m not doing anything now. (私は、今、何もしていません。)
③Are you really studying, Ben?(あなたは、本当に勉強をしていますか、ベン?)
④What are you doing?(あなたは何をしていますか?)
⑤I’m reading an important book.(私は重要な本を読んでいます。)
Thinkで『現在進行形』が使われている文
⑥I’m cleaning the bathroom now.(私は、今、風呂場を掃除しています。)
⑦I’m cleaning the living room.(私はリビングを掃除しています。)
⑧You’re watching TV.(あなたはテレビを見ています。)
⑨No, I’m not watching TV.(いいえ、私はテレビを見ていません。)
⑩I’m wiping the TV set.(私はテレビセットを拭いています。)
⑪I’m coming.(私は行きます)
⑫What are you doing, Mom?(お母さん、あなたは何をしているところですか?)
⑬I’m mashing sweet potatoes.(私は、サツマイモをつぶしています。)
⑭Are you making potato salad?(あなたはポテトサラダを作っていますか?)
⑮I’m making kurikinton.(私は、栗きんとんを作っています。)
引用:『サンシャイン1年』(開隆堂)
Program8の学習のポイント
Sunshine1年生のProgram8の学習のポイントは
・現在進行形の意味と語順を覚える。
・ingの作り方を覚える。
この2つの項目をマスターすることが、単元理解の一歩目です。
現在進行形の語順
意味
現在進行形の日本語訳は、
・「~している」
・「~しているところ」
という意味になります。
語順
肯定文:S be動詞 Ving~.
否定文:S be動詞 not Ving~.
疑問文:be動詞 S Ving~?
答え方:Yes, S be動詞. /No, S be動詞 not.
疑問詞をつかった疑問文:疑問詞 be動詞 S Ving~?
使っている動詞が「is」「am」などのbe動詞なので、語順もbe動詞の語順と同じ考えかたです。
現在進行形で最も大切なことは、「ingは、動詞ではない」ということです。
毎年生徒に教えていると、「ing」の部分はインパクトが強いようで、be動詞を抜かした「I playing~」のような間違いを多く見ます。
「be動詞+Ving」という形で覚えましょう。
あくまで使っている動詞はbe動詞です。
現在形との違い
日本語だけで意味を考えると、「現在形」と「現在進行形」は、混乱することがあります。
現在形と現在進行形のちがいは、「今、実際にやっているか?」です。
たとえば、学校で先生と面談している状況を想像してください。
先生「あなたは、週末に何をしますか?」
生徒「私は、野球をします。」
この会話のタイミングでは、野球をしていませんよね?
だから、「わたしは、野球をします」は現在形を使って、「I play baseball.」となります。
一方、公園で友達とサッカーをしているときに、自分のスマホに着信があった状況を想像してください。
友達「今、何しているの?」
自分「私は、サッカーをしているよ。」
「サッカーをしているよ」と答えたときに、実際にサッカーをしていますよね?
だから、現在進行形を使って「I am playing soccer.」とします。
ingのつくりかた
動詞にingをつけるのは全部で4個のパターンがあります。
パターン | ルール | 例 |
普通 | ingをつける | play → playing |
最後がe | eを取ってing | make → making |
短母音+子音 | 最後の文字を重ねてing | cut → cutting |
最後がie | ieをyにしてing | lie → lying |
短母音+子音というのが、よくわからない方もいると思います。
正確に理解した方が、将来的にはいいのですが、勉強の入り口としては少し難しいです。
そこで、最後の文字を重ねるパターンは、
「cutなどの短い単語で、小さい『ッ』がはいるとき」
「swim=スウィムの小さい『ィ』のように、短い母音がはいるとき」
この2つのパターンに加えて、runを覚えておけば、定期テストでは足りるはずです。
また、よくある間違いとしては、動詞や名詞に『s』をつけるときの「子音+y」というルールです。
これはingのルールではありません。
たとえば『study→studing』と変化させないでください。
そのままingをつける形の『studying』が正解です。
確認問題
ingのつけ方
以下の単語をing形にしなさい。
問1.clean
問2.put
問3. come
問4.die
・解答/解説
問1.の解答/解説:cleaning
最後の文字が「e」や「ie」で終わっている単語ではなく、短母音+子音のパターンでもありません。
普通に最後にingをつければOKです。
問2.の解答/解説:putting
『プット』と短くて『ッ』が入っています。
短母音+子音の形なので最後の文字を重ねてingをつけましょう。
問3.の解答/解説:coming
最後が『e』で終わっています。
『e』をとってingをつけてください。
問4.の解答/解説:dying
最後の文字が「ie」で終わっています。
『ie』を『y』にしてingをつけましょう。
現在進行形の文の作り方
以下の日本語を英語に直しなさい。
問1彼は、今テレビを見ています
問2.わたし達は、昼食をつくっているところではありません
問3.トムは、本を読んでいますか?/いいえ、読んでいません。
問4.あなたは、何をしていますか?/わたしは、英語の勉強をしています。
・解答/解説
問1.の解答/解説:He is watching TV now.
基本的な考え方は同じです。
step1「動詞を探して語順を決定」
step2「主語を探して、使うbe動詞を決定」
step3「ingの形に注意して、主語・動詞の部分を並べる」
step4「残っている単語をつける」
という順番で考えていきましょう。
まずは動詞をさがして、語順を決めます。
「見ています」なので「現在進行形・肯定文」だと判断できます。
だからS be動詞 Ving~.の順番に並べます。
つぎに主語を見つけましょう。
「~は」の部分なので「彼は」が主語です。
三人称単数なので、使うbe動詞は『is』に決まります。
これで『He is watching』まで作れます。
あとは、見ているのはテレビなので、『watching TV』として、最後に、「今=now」をつければ完成です。
問2.の解答/解説:We are not making lunch.
問1と同じように考えていきましょう。
step1「動詞を探して語順を決定」→「つくっていない」なので「現在進行形・否定文」=S be動詞 not Ving~.という語順にします。
step2「主語を探して、使うbe動詞を決定」→「私たちは」なのでbe動詞は『are』を使います。
step3「ingの形に注意して、主語・動詞の部分を並べる」→『make』はeで終わる単語なのでeをとってingをつけます。
step4「残っている単語をつける」→「昼食」=『lunch』を『making』の後ろにつければ完成です。
問3.の解答/解説:Is Tom reading a book?/No, he isn’t.
問1,2と同じように考えていきましょう。
step1「動詞を探して語順を決定」→「読んでいますか」なので「現在進行形・疑問文」=be動詞 S Ving~?という語順にします。
step2「主語を探して、使うbe動詞を決定」→「トムは」なのでbe動詞は『is』を使います。
step3「ingの形に注意して、主語・動詞の部分を並べる」→『read』は、ingをつけるだけです。
step4「残っている単語をつける」→「本昼食」=『a book』を『reading』の後ろにつければ完成です。
疑問文の答え方は、「いいえ」なので『No』をつかいます。
主語の「トムは」は、「3人称・単数・男性」なので『he』をつかい、うしろに『isn’t』をつければ完成です。
問4.の解答/解説:What are you doing?/I am studying English.
今までと違うのは、「何」という疑問詞をつかう疑問文なので『what』を先頭に書くことだけです。
他の部分は、問1~3までと同じ考え方です。
step1「動詞を探して語順を決定」→「していますか」なので「現在進行形・疑問文」=be動詞 S Ving~?という語順にします。
step2「主語を探して、使うbe動詞を決定」→「あなたは」なのでbe動詞は『are』を使います。
step3「ingの形に注意して、主語・動詞の部分を並べる」→「する」は『play』もありますが、スポーツや楽器でなければ『do』をつかいます。『do』もingをつけるだけです。
step4「残っている単語をつける」→もう『what』を先頭に書いているので、完成です。
疑問文の答え方は、疑問詞があるので『Yes/No』では答えません。
動詞を見ると「勉強をしています」なので「現在進行形の肯定文」だと判断できます。
今までの問題同様、現在進行形の考え方をしましょう。
step1「動詞を探して語順を決定」→「している」なので「現在進行形・肯定文」=S be動詞 Ving~?という語順にします。
step2「主語を探して、使うbe動詞を決定」→「わたしは」なのでbe動詞は『am』を使います。
step3「ingの形に注意して、主語・動詞の部分を並べる」→『study』は、ingをつけるだけです。
step4「残っている単語をつける」→「英語」=『English』を『studying』の後ろにつければ完成です。
まとめ
Sunshine1年生Program8の中心になる単元は、「現在進行形」です。
現在進行形では、
・現在進行形の意味と語順を覚える。
・ingの作り方を覚える。
この2つの項目をマスターすることが、単元理解の一歩目です。
極力このページだけでも、学習を完結できるように作成しました。
しかし、この単元だけを勉強しても、高得点は難しいかもしれません。
英語は、他教科以上に積み重ねの科目です。
たとえば、現在進行形の文を作るには「be動詞」や「一般動詞」の使い分け、主語と同時の判別ができないと、穴埋め問題もできないでしょう。
Program8を理解するには、Program1~7の理解がないと、本質的な理解につながりません。
それに加えて、江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えました。
高得点を取るには、子どもの本質的な英語力が、要求されます。
試験前にワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。
東都ゼミナールでは、直近の定期テストの点数に加えて、次につながるような本質的な学習を行っています。
テスト前に英語の勉強をほとんどしなくても90点以上取れるようになります。
20点しか取れなかった子どもが、90点以上を取れるようになった例も多数あります。
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