【中2Sunshine】Program3で定期テストに出題されること

英語の教科書でSunshineをつかっている2年生が、Program3を理解するために必要な知識を紹介します。

目次

文法テーマは不定詞3用法・動名詞・不定詞と動名詞のちがい

2年生サンシャインのProgram3では、重要な文法単元がもり沢山です。

一度に全部をマスターするのは、とても大変なプログラム構成になっています。

Scenesで不定詞3用法が使われている文

①I want to see your performance.(私はあなたの踊りが見たいです。)

②I’ll go to New York to study dance.(私はダンスを勉強するためにニューヨークに行く予定です。)

③I have a lot of things to do.(私にはすることがたくさんあります。)

開隆堂Sunshine3

Scenesで動名詞が使われている文

④I enjoy dancing every day.(私は毎日踊ることを楽しんでいます。)

⑤Please stop talking about it.(それについて話すことをやめてください。)

開隆堂Sunshine3

Thinkで不定詞3用法が使われている文

⑥I want to eat an ”American dog”.(私はアメリカンドッグを食べたいです。)

⑦I want to have something sweet.(私は甘いものを食べたいです。)

⑧Some people use toothpicks to eat it(何人かの人は、それを食べるためにつまようじを使う。)

⑨Around the world there are many kinds of street food to try.(世界中に試すべきたくさんの種類の屋台の食べものがあります。)

開隆堂Sunshine3

Thinkで動名詞が使われている文

⑩We enjoy eating outside.(私たちは外で食べることを楽しみました。)

開隆堂Sunshine3

Program3は2年生の重要単元が満載です。

・不定詞が難しいのは、ひとつの文に動詞が2つでてくる。

・「to+動詞の原形」で、色々な日本語訳を作れる。

・動名詞は、語形が現在進行形と同じだから判断がつかない。

・動名詞、不定詞も「~すること」という日本語訳になるから区別がつかない。

不定詞と動名詞の使い方と考え方を紹介します。

不定詞のポイント

本質的な理解は「【中2英語】不定詞の正しい理解を教えます」を読んでください。

今回は、テスト対策に特化した内容を紹介します。

不定詞で覚えておくこと

語形:to+動詞の原形

ex1. I/ go/ to the library/ to study English.

不定詞は、動詞が二つあるように見えます。(ex1.だとgoとstudy)

しかし、絶対に一つの英文に動詞は一つしかありません。

ex1.では、goとstudyとみるのではなく、スラッシュの部分で英語を区切ります。

studyのまえにtoがついているので動詞ではありません。

この「to+動詞の原形」を不定詞といいます。

例題

以下の文でtoを補うのに適切なのは、どの語の前かを答えなさい。

1.I like listen to music.

2.I want something cold drink.

解答・解説

1.の解答:listenの前

問題文にスラッシュを入れてみましょう

I /like /listen to music.

likeという動詞があるので、listenのままでは使えません。

to listenと不定詞の形にすることで、動詞ではなくなるので文の中で使えるようになります。

またto listen toとtoが多い気がするかもしれません。

listenのうしろのtoは「~を」という意味なります。

不定詞とは全く関係ないので、混同しないように「不定詞=to+動詞の原形」という形を、しっかり覚えておきましょう。

2.の解答:drinkの前

wantという動詞があるので、drinkのままでは使えません。

to drinkと不定詞の形にすることで、動詞ではなくなるので文の中で使えるようになります。

日本語を見たときに、動詞と不定詞を判断できるようにする。

ex2.わたしは勉強するために図書館に行った。

英語が得意ではない、または全然英語がわからない子どもに、この文の動詞をきくと「勉強する」と答える生徒がいます。

これもex1と同じように日本語にスラッシュを入れることで判断できます。

「わたしは/勉強するために/図書館に/行った。」となるので、「勉強する」ではなく「勉強するために」です。

だから、動詞は「勉強するために」ではなく、「行った」だと判断できます。

例題

以下の日本文をみて動詞と不定詞を選びなさい。

3.彼は、野球をすることが好きです。

4.私の叔父は、仕事場にいくために車を運転します。

解答・解説

3.の解答:動詞=好きです 不定詞=することが

一見「好き」と「する」という二つの動詞が目につきます。

日本文にスラッシュをいれましょう。

「彼は、/野球をすることが/好きです。」

「好きです」と「(野球を)することが」の二つに分けることができます。

「する」ではなく「することが」なので、不定詞だと判断できます。

4.の解答:動詞=運転します 不定詞=いくために

例題3と考え方は同じです。

日本語にスラッシュを入れましょう。

「私の叔父は、/仕事場に/いくために/車を/運転します。」

「行く」ではなく「行くために」なので、不定詞だと判断できるとおもいます。

3用法の日本語訳

「to+動詞の原形」の形を見つけたら「~すること」「~ための/~べき」「~ために」「~して」のどれかで意味が通るものを使いましょう。

ただSunshine2年のProgram3では、「~して」を使うケースは出ていません。

「~して」については、授業で習った場合には、使えるようにしておいてください。

例題

以下の英文の日本語訳を答えなさい。

5.Kenta wants to play baseball.

6.Tom had a lot of books to read.

7.We went to the park to play baseball

解答・解説

5.の解答:ケンタは野球をすることがしたい。(=ケンタは野球がしたい。)

ポイントは、前から区切って読むことです。

Kenta /wants /to play baseball.

「ケンタは/したい/」のつぎに、「to play baseball」が出てきました。

「野球をすること」・「野球をするべき」・「野球をするための」・「野球をするために」のなかで、いちばん意味が通る日本語訳を選びましょう。

すると

「健太は野球をすることがしたい。」

「健太は野球をするべき(するための)したい。」

「健太は野球をするためにしたい。」

の4つの日本語訳ができます。

「ケンタは、野球をすることがしたい」以外は、意味が通りません。

6.の解答:トムは読むべきたくさんの本があります。

例題5.同じようにスラッシュを入れて、前から日本語します。

そして、不定詞のところで「すること」「するための/するべき」「するために」のどれが一番意味が通るかを試しましょう。

Tom /had /a lot of books /to read.

「トムは読むことをたくさんの本をもっています。」

「トムは読む読むべき(読むための)たくさんの本をもっています。」

「トムは読むためにたくさんの本をもっています。」

「~すること」の判断は、比較的簡単にできます。

例題5だと「すること」で意味がとおって、例題6では意味がとおらないことが、わかると思います。

しかし、この例題のように「トムは、読むべき(読むための)たくさんの本をもっています。」と「トムは、読むためにたくさんの本をもっています。」を比較すると、どちらの文を意味が通ります。

そこで日本語訳にする順番を覚えましょう。

「すること」→「するための/するべき」→「するために」の順番で日本語訳を試してください。

この順番で日本語訳をはめていって、意味が通る日本語訳ができたら、その日本語訳で確定します。

例題6では

「トムは読むことをたくさんの本をもっています。」→意味が通らない

「トムは読む読むべき(読むための)たくさんの本をもっています。」→意味が通る

7.の解答:我々は野球をするために公園に行きました。

We /went /to the park /to play baseball

「我々は、野球をやることを公園に行きました。」→意味が通らない

「我々は野球をやるための公園に行きました。」→意味が通らない

「我々は野球をやるために公園に行きました。」→意味が通る

このように「こと」→「ための」→「ために」の順で日本語にして、意味がとおったものを日本語訳にしてください。

動名詞のポイント

動名詞で覚えておくこと

語形:動詞ing

ingの作り方は、現在進行形の時に勉強した内容と基本的には同じです。

普通:動詞の後ろにingをつける playplaying

語尾がeでおわる:eをとってing make making

語尾が短母音+子音:最後を重ねてing cut cutting

語尾がieでおわる:ieをyにしてing lie lying

日本語訳:「~すること」

語形をみると、現在進行形や過去進行形と同じ形をしています。

しかし、進行形は「~している」や「~していた」という日本語訳になります。

一方、動名詞は「~すること」という日本語訳です。

英文の日本語訳を考えれば、どちらのingかを判断できるはずです。

ex3 野球をすることは、/おもしろい/です。

Playing baseball is interesting.

「野球をすることは」の部分が「~すること」となっているところから、動名詞を使うことを判断します。

例題

次の英文のingは進行形か動名詞のどちらかを答えなさい。

8.His hobby is playing tennis. (hobby=趣味)

9.He is playing tennis.

解答・解説

8.の解答=動名詞

日本語訳をしたときに

「~している/~していた」=現在(過去)進行形

「~すること」=動名詞

例題8では

「彼の趣味は、テニスをしている。」=×

「彼の趣味は、テニスをすることです。」=〇

9.の解答=現在進行形

例題8と同様に考えます。

「彼はテニスをしている。」=〇

「彼はテニスをすることです。」=×

不定詞と動名詞のちがい

不定詞の名詞的用法と動名詞は、どちらも「~すること」という同じ日本語訳になります。

基本的には、どちらをつかっても問題ありません。

しかし、どちらかしか、つかえないケースがあります。

動名詞と使うか不定詞を使うかは、動詞をみて判断します。

ex4 動詞がlikeのとき

I like to play tennis.=〇

I like playing tennis.=〇

ex4のように、多くの動詞は、不定詞と動名詞のどちらの表現も使えます。

ex5 動詞がwantのとき

I want to play tennis.=〇

I want playing tennis=×

動詞がwantのときは、「~すること」という表現は、不定詞しか使えません。

want以外には、hope/wish/decideなどがあります。

今、紹介した4つを覚えれば十分です。

ただ教科書には、wantしか出てこないので、時間がない方は「wantのうしろは不定詞だけ!」と覚えておきましょう。

もし学校の先生が、授業で他にも覚えるように指示していたら、その動詞は覚えたほうがいいです。

ex6 動詞がenjoyのとき

I enjoy to play tennis.=×

I enjoy playing tennis.=〇

動詞がenjoyのときに「~すること」という表現は、動名詞しか使えません。

enjoy以外には、finish/stop/give up/などがあります。

時間がない方は、enjoyとfinishだけは覚えておきましょう。

不定詞同様、もし学校の先生が、授業で他にも覚えるように指示していたら、その動詞は、しっかり覚えてください。

例題

以下の英文で正しいものには〇、間違えているものには×をつけなさい。

10.I want playing tennis.

11.I finished my homework.

解答・解説

10.の解答=×

want/hope/wishは、「すること」という意味では、不定詞以外とることができません。

11.の解答=〇

enjoy/finish/stop/give upは、「すること」という意味では、動名詞以外とることができませ

まとめ

Sunshine2年生Program3の文法単元は不定詞・動名詞の理解です。

今回紹介した内容は、定期テスト対策に特化した内容です。

本質的な理解にはなりません。

入試レベルの問題や、学年が上がって、内容がさらに難しくなると対応できなくなります。

もし試験まで1ヶ月以上あるなら、「【中2英語】不定詞の正しい理解を教えます」を読んで勉強した方がいいです。

しかし、試験まで時間がない方や他の科目の勉強をしなければいけなくて、勉強時間を十分に取れない方は、紹介した内容を覚えて使えるように練習しましょう。

この単元に限定すれば、今回紹介した知識を使えるようにすれば、ある程度は対応できるはずです。

しかし実際に80点以上取るのは難しいかもしれません。

理由は以下の2点です。

・Program3には「不定詞」「動名詞」以外にも接続詞なども出ているので、試験で出題される可能性がある。

・江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えている。

最近の中学校のテストでは、子どもの本質的な英語力を要求する問題が増えてきました。

試験前だけにワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。

東都ゼミナールでは目先の点数だけではなく、次につながるような本質的な学習を行っています。

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