英語の教科書でSunshineをつかっている2年生が、Program4を理解するために必要な知識を紹介します。
文法テーマは比較の理解
2年生サンシャインのProgram4は『比較』が文法単元のメインテーマです。
試験では、比較級・最上級・as原級asの使い分けを問われるでしょう。
Scenesで比較表現が使われている文(引用:開隆堂Sunshine2)
①The gray one is cuter than the yellow one.(灰色のカップは、黄色のカップよりもかわいいです)
②But it’s more expensive than the yellow one.(でも、それは黄色のカップよりも高いです。)
③I feel June is the longest month of the year.(私は、6月は一年で一番長い月だと感じます。)
④I think this cup is as big as hers.(私はこのカップは彼女のものと同じくらい大きいと思います。)
⑤It’s not as heavy as hers.(それは彼女のものほど重くありません。)
Thinkで比較表現が使われている文
⑥That leaf is bigger than my hat.(あの葉は、私の帽子より大きいです。)
⑦It may be more interesting than yogurt lids.(それはヨーグルトのふたよりも面白いかもしれないです。)
⑧I think it’s the most beautiful bird of all.(私は、それがすべての中で、最も美しい鳥だと思います。)
⑨The Shinkansen is the fastest train in Japan.(新幹線は、日本で一番早い電車です。)
⑩Each robot is as small as a penny, a U.S. coin.(それぞれのロボットは、アメリカ合衆国の硬貨である1セント硬貨と同じくらい小さいです。)
⑪It’s not as heavy as a paper clip.(それはペッパークリップほど重くありません。)
⑫We enjoy eating outside.(私たちは外で食べることを楽しみました。)
学習のポイント
Program4の比較表現は、多くの知識の理解と記憶が必要です。
学習のポイントは以下3点。
・比較級、最上級、as原級asを使い分けられるようにする。
・比較級、最上級の作り方のパターンを覚える。
・最上級でofとinの使い分けられるようにする。
・not as原級asの意味を理解する。
比較級、最上級、as原級asを使い分けられるようにする
比較級、最上級、as原級asのちがい
「比較級=2つの優劣をあらわす」・「最上級=3つ以上の一番をあらわす」
「as原級as=2つが同等なことをあらわす」という違いがあります。
「メロンはリンゴより大きい。」なら、2つの優劣を決めているので比較級を使います。
「トムは2年1組で一番早く走る。」なら、一般的に教室には3人以上の人間がいるでしょうから、最上級を使って表現します。
「お父さんはお母さんと同じ年齢だ。」なら、対象の2つが同等なのでas原級asで表現します。
例題
以下の日本語をよんで、比較級・最上級・as原級asのどれを使うか答えなさい。
1.私の母は、家族の中で一番早くに起きます。
2.彼女は、彼よりも若いです。
解答・解説
例題1.の解答=最上級
家族の中で一番をきめる表現なので、最上級を使います。
例題2.の解答=比較級
「彼女」と「彼」のふたりの優劣をあらわしているので、比較級を使います。
比較級、最上級の作り方のパターンを覚える
比較級、最上級、as原級asの使い分けを理解したら、表現方法を覚えましょう。
比較級の作り方
普通の語:語尾にer young→younger
語尾がeで終わる語:rをつける nice→nicer
短母音+子音:最後の子音を重ねてer big→bigger
最後が子音+y:yをiにしてer early earlier
母音が3つ以上ある語:moreを語の前につける beautiful→more beautiful
不規則に変化するもの:good/well→better
最上級の作り方
比較級の作り方を覚えれば、基本的にはerをestにするだけです。
また英文ではtheをつけます。
普通の語:語尾にer young→youngest
語尾がeで終わる語:rをつける nice→nicest
短母音+子音:最後の子音を重ねてer big→biggest
最後が子音+y:yをiにしてer early earlier
母音が3つ以上ある語:mostを語の前につける beautiful→most beautiful
不規則に変化するもの:good/well→best
例題
以下の単語の比較級と最上級を答えなさい。
例題3.old
例題4.large
例題5.hot
例題6.happy
例題7.popular
例題8.well
解答・解説
例題3.の解答:比較級oleder 最上級oldest
標準的な規則変化です。比較級にはer、最上級にはestをつけましょう。
例題4.の解答:比較級.larger 最上級largest
最後がeで終わるパターンです。比較級にはr、最上級にはstをつけましょう。
例題5.の解答:比較級hotter 最上級hottest
短母音+子音のパターンです。比較級には最後の文字を重ねてer、最上級には最後の文字を重ねてestをつけましょう。
例題6.の解答:比較級happier 最上級happiest
最後が子音+yのパターンです。比較級は、yをiにしてer、最上級はyをiにしてestをつけましょう。
例題7.の解答:比較級more popular 最上級most popular
1語に母音が3つ以上ある語パターンです。比較級は、more、最上級はmostを単語の前につけます。
例題8.の解答:比較級 better 最上級best
不規則のパターンです。good/well以外の変化を授業で習っていたら、併せて覚えましょう。
最上級でofとinの使い分けられるようにする
最上級で使われる「~の中で」には「in」「of」があります。
使い分けは、非常にシンプルです。
・of=後ろが数、またはall
・in=後ろが数、またはall以外
例題
以下の日本語を英語にしなさい。
例題9.3人の中で
例題10.すべての中で
例題11.家族の中で
解答・解説
例題9.の解答:of the three
3人の中で=3という数字があります。だからofを使いましょう。
例題10 の解答:of all
すべて=allなので、ofを使いましょう。
例題11.in my family
数でもallでもないです。だからinを使いましょう。
not as原級asの意味を理解する
まずは以下の例文で日本語の意味を考えてください。
My bag is as heavy as hers.
私のカバンは彼女のものと同じくらい重いです。
この英文では、わたしのカバンと彼女のカバンは同じ重さだということがわかると思います。
では、次の文ではどうでしょう?
My bag is not as heavy as hers
「私のカバンは、彼女のカバンと同じくらい重くない。」という日本語訳だと意味が分かりづらいです。
そこで「as原級as」のasを外して「My bag is not heavy」として考えてみましょう。
「私のカバンは重くない」という日本語訳ができます。この文に「彼女のカバンに比べて」という意味を加えます。そうすると「私のカバンは彼女のカバンに比べて重くない」になります。公式化すると「not as A as B」=「BほどAない」になります。
「私のカバンは、彼女のものほど重くない。」
例題
以下の日本語を英語にしなさい。
例題12.リカはマリほどテニスをうまくできない。
例題13.昨日ほど寒くありません。
解答・解説
例題12.の解答:Rika can’t play tennis as well as Mari.
「リカは、テニスをうまくできない。」の部分を英語にします。
Rika can’t play tennis well.ができます。
「~ほど…ない」に注目して、「not as 原級 as」だと判断できるので、
wellの前後をasで挟みMariをつければ完成です。
例題13.の解答:It is not as cold as yesterday.
まずは「寒くない」の部分を作ります。It is not coldになります。
「~ほど…ない」に注目して、「not as 原級 as」だと判断できるので、
coldの前後をasで挟みyesterdayをつければ完成です。
まとめ
Sunshine2年生Program4の中心になる単元は、比較級・最上級・as原級asの理解です。
今回紹介した内容は、定期テスト対策に特化した内容なので、本質的な理解にはなりません。入試レベルの問題や、学年が上がって内容が、さらに難しくなると対応できなくなります。
試験まで時間がない方や、勉強時間を十分に取れない方は、紹介した内容を覚えて、使えるように練習しましょう。
この単元に限定すれば、ある程度は対応できるはずです。
しかし実際に80点以上を取るのは、難しいかもしれません。
理由は以下の2点です。
・Program4には、比較表現以外にも接続詞・不定詞なども出ているので、試験で出題される可能性がある。
・江戸川区一之江・船堀・瑞江の学校では、定期テストで試験範囲以外での英語表現を出題する学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えている。
最近の中学校のテストでは、子どもの本質的な英語力を要求する問題が増えてきました。
試験前にワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。
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