【中3Sunshine】Program3で定期テストに出題されること

英語教科書「中学3年生Sunshine」のProgram3を理解するために、必要な知識を紹介します。

目次

Program3のメインテーマは「第5文型の理解」

3年生SunshineのProgram3では、第5文型が文法単元のメインです。

Program3では、全部で7つの文で第五文型のルールが使われています。

Scenesで5文型が使われている文

①Please call me Alex.(私をアレックスと呼んでください。)

②The warm weather makes me sleepy.(暖かい天気のせいで眠いです)

③Hot milk makes you sleep well.(暖かい牛乳を飲めば、よく眠れます)

Thinkで5文型が使われている文

④We call it the B.LEAGUE.(我々はそれをBリーグと呼びます。)

⑤In the U.S., some people call it the king of sports.(アメリカでは、それをスポーツの王と呼ぶ人もいます。)

⑥This report made the sport famous in the U.S.(この報告書のおかげで、そのスポーツはアメリカで有名になりました。)

⑦It made me laugh a lot.(それのせいで私は大笑いしました。)

開隆堂Sunshine3

これらの文の難しいところは、

・英文を見ても日本文に直せない。

・日本文を見ても英文に直せない。

・③、⑦の文では、接続詞を使っていないのに動詞が二つあって意味が解らない。

こうした文の作り方や考え方を紹介します。

第5文型の2つの形

上記の①~⑦の文は、広い意味で仲間です。

しかし、2つに分けて考えると理解しやすいです。

「目的語(O)が補語(C)だ」の関係を作る(①②④⑤⑥の文)

ex1.The news /made /me /happy.

そのニュースのおかげで、私はうれしくなった。

「わたしが(me)うれしい(happy)」という関係になるのが特徴です。

meの部分を目的語(O)、happyの部分を補語(C)と呼びます。

目的語(O)には、ヒトやモノ(名詞)をあらわす語、補語(C)には形容詞または名詞がきます。

この例文では、補語(C)の部分にhappyという形容詞を使用しています。

以下は、補語(C)の位置に名詞を使った文です。

ex2.We/ call /this dog /Shiro.

私たちは、この犬をシロと呼びます。

this dog が目的語(O)、Shiroが補語(C)です。Shiroは名前を表す語なので、名詞です。

ポイントは「この犬が(this dog)シロ(Shiro)」という関係になっていることです。

このように主語・動詞の後ろが、「OがCだ」という関係になったら第5文型だと判断できます。

「名詞+形容詞or名詞」という順番で、英語を並べましょう。

・例題:以下の日本語の意味になるように、単語を並びかえなさい。

1.彼らは、その男の子をトムと名付けました。

named / Tom/ they/ the boy/.

2.あなたは、この部屋をきれいにしておかなければいけません。

clean /must /this room /keep /you/.

3.その窓を開けたままにしてください。

the window /open /keep /please/.

・解答・解説

1.They named the boy Tom.

補語(C)の部分に名詞が来るケースです。

「彼らは名付けた(The named)」という主語・動詞の関係以外に「その男の子がトムだ」という関係があることを見抜きます。

そうすればthe boy Tomという語順で並べられるでしょう。

2.You must keep this room clean.

3.Please keep the window open.

2.3.は、補語(C)の部分に形容詞がきているケースです。

この2つの例題は、多くの生徒が間違えるパターンです。

「clean this room」や「open the window」という語順に馴染みがあるからです。

しかし、2.「この部屋はきれいだ」という関係なので「this room clean」という語順になります。

同様に3.「その窓が開いている」という関係になっているので「the window open」という語順になります。

「OがCする」の関係を作る

ex3.My father/made /my brother /wash his car.

私の父は兄に車を洗わせた。

この文は、「私の兄が(my brother)洗う(wash)」というように「目的語(O)が補語(C)する」という関係になるのが特徴です。

ex1,2と同様にmy brotherの部分が目的語(O)、washの部分が補語(C)です。

ex1,2との違いは、補語(C)に動詞の原形をつかうことです。

ex3では、補語(C)の部分にwashという動詞を使用しています。

この動詞の原形は、原形不定詞と呼ばれます。

原形不定詞は、2年生の時に勉強した「to+動詞の原形」で表現する不定詞の仲間です。

原形不定詞は、主語・動詞以外の部分が「~が…する」という関係になっていれば、いつでも使えるわけではありません。

原形不定詞をつかうには、以下の条件が必要です。

①動詞がmake(させる),have(してもらう), let(するのを許す), help(するのを手伝う)のいずれかを使っている

②動詞の後ろが「OがCする」の関係になっている。

この2つの条件がそろった時に、補語(C)の部分に動詞の原形を使いましょう。

※実際は、原形不定詞を使う場合は他にもあります。

Program3ではこの知識だけしか出てこないので、まずmake・have・let・helpをしっかり理解しましょう。

・例題:以下の日本語の意味になるように、単語を並びかえなさい。なお1語不足しているので補うこと。

1.私の母は、私を笑わせました。

laugh /mother /me /my/.

2.私の妹は、母が皿を洗うのを手伝いました。

my /helped /the dishes /my mother /sister/.

3.彼は私が彼のコンピュータを使わせてくれました。

his /me /he /computer /use/.

・解答・解説

1.私の母は、私を笑わせました。

My mother made me laugh.(不足語:made)

主語/動詞は「私の母は/させた」の部分です。させる=makeを想定します。

さらに主語動詞以外の部分で、「私が/わらう」=「OがCする」という関係も見つけられます。

「させる=make」をつかい、「私が/わらう」=「OがCする」という関係があることから、原形不定詞を使う文だと判断できます。

2.私の妹は、母が皿を洗うのを手伝いました。

My sister helped my mother wash the dishes. (不足語:wash)

まずは主語/動詞を探します。「私の妹は/手伝いました」=「My sister helped」だと判断できます。

つぎに「母が/洗う」という関係から「OがCする」の形だと判断します。

helpという動詞を使い、OがCするという関係にあることから、原形不定詞だと判断し、washを補って、「O(my mother)がC(wash the dishes)する」という語順にします。

3.彼は私に彼のコンピュータを使わせてくれました。

He let me use his computer.(不足語:let)

主語と動詞を探します。主語の「彼は」は比較的簡単に見つかります。

「使わせてくれました」が動詞だと判断される方もいるかもしれません。

しかし「使わせてくれます」という単語を知らないですよね。

そこで知っている語での言いかえを考えます。

「使わせてもらう」=「使うのを許す」=「使う+するのを許す」だと判断できます。

主語/動詞は「He let」になります。

つぎに「彼が/使う」という関係から「OがCする」の形だと判断できます。

letという動詞を使い、OがCするという関係にあることから、原形不定詞だと判断し、「O(me)がC(use his computer)する」という語順にします。

まとめ

Sunshine3年生のProgram3ではメインの文法単元は第5文型の理解です。

第5文型には「OがCだ」と「OがCする」の2つの関係があります。

今回紹介した知識を理解して練習すれば、この単元に限定すれば、定期テストで80点以上は取れると思います。

しかし実際に80点以上取るのは難しいでしょう。

理由は以下の2点です。

・Program3には「OがCだ」と「OがCする」以外にも使われている英文法のルールがある。

・江戸川区一之江・船堀・瑞江の中学校では、定期テストに試験範囲外の英語表現を出題する中学校や英語の長文読解を出題する中学校が増えている。

最近の中学校のテストでは、子どもの本質的な英語力を要求する問題が増えてきました。

試験前だけにワークだけを勉強しても、高得点を取ることは難しく、普段からの学習と本質的な理解が以前よりも大切になっています。

東都ゼミナールでは、普段の授業を通じて、知識だけにとどまらず、勉強方法の指導・管理もします。一人だと甘えてします子ども、何から始めればいいかわからない子ども、やり方がわからず困っている子どもの問題を解決できます。

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