すぐ活かせる中学生の定期テストに向けた計画の立て方

定期テストが近づくと、範囲表とともに「計画表」も配られて、計画表をもとにテスト勉強をすることになります。

しかし実際に計画を立てようとすると、

どのように立てたらよいか

いつから立てればよいのか

できなかったらどうしよう

など、分からないことや迷うことも出てくることでしょう。

そんな迷いを解消し、成果につながる計画を立てるポイントを紹介します

目次

『計画』なぜ必要か

テストでなくても、「しっかり計画を立てて勉強しなさい」とはよく言われることです。

また「計画」は勉強に限ったことではなく、仕事はもちろん、行事でもなんでも、身の周りのことや行動のもとにもなっています。

むしろ大人になるほど仕事上絶対に必要なものです。

学校も同じです。

年度初めには年間行事予定表をもらうはずです。授業日数や給食の有無も書いてあります。少し業務予定みたいなのが暗号のように入っていることもあるでしょう。

この年間行事予定表の他にも、先生用の年間予定表もあります。

工事現場の立て看板に週の工事日程が書いてある場合もあります。

このように、身の周りにも「計画」は当たり前のようにあります。計画に基づいて物事が進んでいるわけです。進むべき道筋を決めて、それに従って物事を進めるからこそ、しっかりとしたことができるのです。

自分の勉強も同じです。

計画を立てて、その計画に従って進めていく。しっかり計画を立ててあれば、うまく進むうえ、効果も大きい。つまりできるようになるわけです。

計画もなしに、ただひたすらやったり、行き当たりばったりでやると、うまく進まないどころではありません。全然違うことをやっていたなんていう事態も起こります。やってきたことが無駄な労力にもなってしまいます。

では、定期テストに対してどのように計画を立てればよいかに入りましょう。

定期テストに向けた『計画』

範囲や基準を具体的に数字で示す

あいまいではなく、はっきり目に見える形で表すことです。

悪い例

今日は英語と数学をやる。明日は国語をやる。

5時までワーク、5時からは暗記。

毎日単語と漢字の暗記をする。

良い例

英語のワーク10~15ページ、そのあと単語暗記L.3全部。

数学ワーク13~15ページ2回解く。

国語のノート○○の単元暗記、漢字ワーク2ページ暗記。

ただ「~をやる」だけだと漠然としすぎています。その結果、何をどうすればよいかあいまいになって、集中力を欠くことにもなり、なかなか身に付かない結果につながります。

何をするかをはっきり示しておけば、その計画に沿って進めるだけですから、集中して取り組めます。

これを毎日積み上げていけば効果も大きいことがわかるでしょう。

時間で区切るやり方もよく目にすると思いますが、あまりお勧めできません。

○○時△△分まで××、○○時△△分から××。

○○時:××、○○時××。

というものです。

時間の方ばかり気を取られたり、時間に縛られる感じで窮屈になって、勉強が身に付かないことがあるからです。

時間について気にすることは大事です。計画を具体的に数字で示しても、だらだら進めていては効果はありません。

普段は夕方から夜にかけての時間で勉強しますから、限られた時間を有効に使わなくてはなりません。

その意味では、時間で区切ることも必要です。

より良いのは、1時間で××とか、朝起きたあと30分で漢字暗記××のように計画することです。これに「○○時~」を組み合わせる手もあります。

ここは個人差があるので、自分に合った方法を見つけるようにしましょう。

中には時間で区切った方がうまくいく人もいます。

大事なことは、あいまいに計画するのではなく、具体的な数字で分かりやすく示すということです。

「毎日均等に進める」もいけない場合がある、計画には余裕も必要

定期テストはワークの範囲が30ページあるから、1日3ページずつやっていけばちょうど終わる!

これは実行できれば問題なくみえます。

コツコツ積み上げることを考えると、見た目もよく見えます。

しかし実はよくないのです。

やり方自体は問題ないのですが、計画の立て方がいけないのです。

目に見える数字とともに、計画の立て方にも工夫がいります。

何がいけないかと言うと、

やるだけで終わってしまう

確認ができない

イレギュラーなことが起こった場合終わらなくなるかもしれない

ということです。

定期テストの勉強ですから、勉強したことが身につかなくては意味がありません。繰り返したり、間違えた問題を解き直したり、類題演習が必要です。

終わらせるだけだと反復練習ができません。

ノートをきれいにまとめるのに夢中になって肝心の勉強がおろそかになるのと同じですね。

また、急に何かやることや家の用事、場合によっては体調崩したとかで、計画に狂いが起こることも十分にあり得ます。

10日くらいの期間があって30ページやらなくてはいけない時は、1日4ページや5ページくらいのペースで進めるようにするのが理想です。

反復も、類題演習も、何か起こっても、柔軟に対応できます。

このような“余裕”をもった計画を立てるようにして下さい。

土曜・日曜を上手に使う

よく「土日休みだからそこでまとめてやる」という声を聞きます。

これでうまくいった例はまず聞いたことがありません・・・

急にたくさんのものを食べるとお腹の調子が悪くなるのと同じ気がします。

定期テスト前の土日であれば確かに時間がたっぷりあります。

であればうまく使うよう計画を立てましょう。

類題演習するとか、苦手なところを繰り返す、解くスピードを上げたり正確さの向上を目指すような特訓の日にするなど、平日にあまり時間のとれないものをこなすのも一つの手です。

計画より遅れが出ていたら取り戻すこともできます。

まとめてやるよりも、工夫してやるようにしましょう。

いつから始めるか

定期テストの範囲表が配られるのがだいたい2週間前です。

みんなここからいよいよ本格的にやり始めると思いますが、2週間前にはもう進んでいる状態にしておきたいです。

2週間で仕上げるには短すぎることもあるからです。

9教科テストがある期末テストだと、2週間では足りないのが普通です。

ということは3週間くらい前から始めるのがよいことが分かると思います。実際、このくらい前から計画を立てておくと“余裕”も組み入れられます。

また、成績「4」以上取るには確実に2週間以上前から始めて、1週間前には確認や仕上げの状態にしておく必要があります。

範囲が出ていないとかは関係ないです。範囲の終わりがわからないだけであって、範囲の初めは前回テストの続きであることは間違いないですから、勉強できます。

前回テストからちょっと時間もたっているので、少し前のところは復習にもなってちょうどいいです。テスト範囲がわかれば、終わりの方は今やっているあたりですから、勉強もやりやすい。

こうしてみてみると3週間前くらいから始めると、一石二鳥ですね。

定期テスト日程をよく考えて、計画を立てることがポイントです。

テストから“逆算”して計画を立てるとうまくいきます。

計画表

学校からテスト範囲表とともに「計画表」も配られます。

(これはカッチリと時間で区切るものがほとんどですが)

もちろん悪くはありません。

うまく使って進めればいいのです。

自分自身では3週間くらい前から、1週間ごとにルーズリーフやレポート用紙1枚あるいはノート1ページに収めて作るといいです。

日付と下にやることが書けるようなシンプルな表でいいです。

やることを書く欄に、時間を含めて具体的な数字とともに書き込みます。

そして計画に従ってこなしていけばよいわけです。

終わったらチェックします。色ペンで線を引いてわかるようにするのがいいです。

こうしていけば一目で状況も分かります。

簡単で分かりやすく、進めやすいはずです。

『計画』の反省、そして次に活かす

計画通りにいかないことも起こります。

落ち込んだり、むしゃくしゃすることもあるかもしれません。後悔してしまうかもしれません。

計画通りに実行できた。ここはすごく良かったなんていうこともあるでしょう。

うまくいった、うまくいかなかった、は必ずあります。

修正すべきは修正して次に活かしていけばいいのです。

うまくいっても、反省や修正は必要です。

次はもっと良くしていくとか、もっと工夫するとかして、さらにスキルアップさせましょう。

同じ行動ではなく、変えていくという行動に挑戦してみて下さい。

まとめ

いかかですか。

定期テストに向けて上手に計画を立てられればテスト勉強もはかどり、結果にも結びつきます。

将来の仕事にもつながる大切なことです。

①やる内容を具体的な数字ではっきり示す

②計画には余裕をもたす

③計画表は分かりやすくシンプルに書く

これが大きなポイントです。

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