江戸川区の公立中学校では、先週から今週にかけて2学期の期末試験が行われました。
3年生は受験に直結する
2年生は勉強内容がいっそう難しくなる
1年生はいよいよ中学生としての勉強が本格的になる
2学期のそれぞれ大事な試験でした。
各学期末の試験は9教科。また、範囲が広かったり、暗記事項が多かったり・・・ いろいろな状況があります。早いうちからテスト勉強しておかなくては、とは誰でも思うこと。
では、いつくらいから始めればいいのか。
これについて考えていきましょう。
大きな目安2週間前
なぜこれが目安なのか
いつから始めるか。それはもう決まりきっているではないか。
ふつう2週間前。昔から言われ続けていることである。
そんな声が聞こえてきそうですね。
確かにその通りで、今さら・・・の感がありますが、
①テスト範囲が発表される
②同時に学校から2週間分の勉強の計画表も配られる
③塾でもだいたい2週間前からはテスト対策の授業が始まる
こんなところが根拠でしょう。
そもそも、1ヶ月や2ヶ月に勉強したことを1週間で見直すのは到底ムリがある。かといって20日も30日も前からだと覚えても忘れてしまって繰り返すことになったり、冗長になり得る。
このように考えると、2週間という長さが適度であることが見えてきますね。
1週間前ではダメなのか
見方によって変わってきます。
順調に進んできた人はコレで行けるでしょう。
ラスト1週間で確認と総仕上げをすればいいわけです。
1週間充実して過ごせれば問題ないです。
でもこのようにできるのは一部の人に限られます。
テスト前1週間になると部活がなくなり、勉強に専念できるようになるから、ここから一気に勉強を進める。確かにもっともなことです。
しかし、実際は提出物に追われて本来の勉強ができなかったり、覚えることが多いとか、あれもこれもやらなくてはならなかったりで、なかなかきついことがあります。
余裕のある人なら問題ないものの、だいたいの人はかなり時間に追われるようになる。
こう言えるでしょう。
また、1週間前から始めた場合は“悔い”の残る結果になりがちな傾向があるとの、データもあります。時間的にも、気持ちにも、余裕がないことの証拠です。
試験日程から逆算して計画を立てる
とはいうものの、単に、2週間前だ、じゃあ始めるか。
だけだと、時間だけが過ぎていって、気がついたら1週間前だった。それどころかもうテストまで3~4日になっている、なんて事態がありがちです。
経験者も多いのでは?
そこで有効なのが、この“逆算して始める”ことです。
①科目数や提出物、範囲を考えてどのくらいの時間を取ればよいか
②科目毎に、3科or5科に分けて、5科と実技科目で、状況に従って予定を考える
③計画立てたことを分かりやすく書く
こうすればかなり確実に進めていくことができます。
時間をはっきり示した表を作るとよいです。学校で渡される計画表を参考にするよいです。上手く作れないななんて思う場合は、学校の計画表そのものを使いましょう。(2週間以上前の計画には使えませんが)
遅れている場合もどういう状況かがわかり、すぐに修正できます。まあ、きちんと予定立てていれば、大きくズレることもないはずで、やはり確実に行けます。
しかも自分に合った形で計画するわけですから、失敗や、ハズすような事態もまずありません。
あとは、いかに自分でやれるかですが、しっかり計画立てられるならば、実行もできる人であるはずです。頑張るしかないですね!
こういうことは、先々必要なことでもあり、自分の成長にもつながるので、是非ともやりとげて下さい!
で、こうして計画を立てると、“2週間前”の『縛り』のようなものが関係ないのが分かるかと思います。
予定組んだら、17日間になったとか、科目によって15日や10日とか、出てくることでしょう。
それでいいのです。その計画に沿って進めていけば、自分のテスト勉強が完成して、試験に臨めるというものです。成功すれば最高! 次にもつながります!
こうしてみてくると、“2週間前”というのは、
- 決して間違っていない、妥当な期日である
- しかし目安であって、人それぞれの状況で違ってくる
ということも分かってきます。
ただやはり、こうしてテスト勉強をするには、2週間前後は本格的に必要であること、できれば2週間前になった時にはもう始めているくらいの方がいいこと、は言えるでしょう。
これまで、失敗したな・・・なんて思いがある人は意識して早く始めましょう。
1週間前になったら・・・
もう少なくとも一通りはやり終えているのがベスト。そうすれば心も行動にも余裕が出ます。
すると、
苦手なところ、不十分なところを集中して取り組める
暗記や実技科目に集中できる
こうして不足していることが減っていって、試験にベストコンディションで臨めます。
これまで勉強したことの確認も余裕を持って進められます。
こうなりたいものです。それには“逆算して計画”することです。
まとめ
なんか説教染みた感じになってきてしまいましたが・・・
ここでは、いつから始めればよいか、をテーマに据えたのでやり方よりも期日の方に重点を置きましたが、大きくまとめると次のことがポイントです。
①テストの範囲、暗記事項の量、提出物の内容・量・期限などから逆算して、始める期日を決める
②どんなに遅くても2週間前にはもう始めている状態にする
③1週間前までには少なくともひと通りは終えていること
これを実行できれば確実に成果として表れてきます。
もちろん、テスト前だけでは成果も限られてしまう。普段から不断の!?努力をしていないといけない。言うまでもないことですが、これらが噛み合えばきっと成果につながります。
努力しましょう!!