中学生の成績が落ちる5つのパターンと解決法

子どもの成績がドンドン落ちる。

中学校のテストが終わると次は頑張るというけど…成績に変化がない。

塾に通わせているけど…全然成績が上がらない。

我慢して見守っているけど全然変わらない子ども。

我慢しきれず勉強をするように言うと始まる喧嘩。

こんな悩みありませんか??

成績が上がらない原因は大きく2つ。

①「勉強時間が足らない」

②「勉強の質が低い」

このどちらか一方、または両方が原因です。

勉強時間が足らない原因や勉強の質が低い原因にはもっと深い理由があります。

その理由を把握しないと根本的な解決につながりません。

この記事では、成績が下がる原因を細分化して、それぞれの問題の解決方法を紹介します。

目次

勉強時間が足らなくなる原因

ダラダラしている時間が長い

勉強時間が足らない原因として一番多い原因だと思います。

標準的な中学生であれば19:00には家にいます。

そこから食事やお風呂の時間などを入れても、2~3時間の学習時間が取れます。

試験1週間前であれば16:30~17:00には家にいるはずです。

5~6時間は勉強する時間が取れます。

その勉強時間を下回るとしたら原因はゲームやSNSをいつまでもやっているから。

またはソファーやベッドでいつまでもゴロゴロしていることが原因です。

解決法

毎日の勉強をする時間を決める

「○○が終わったら~」とか「あと20分したら~」というその日やその瞬間の気分で勉強時間を決めると上手くいきません。

大切なことは毎日または曜日ごとに勉強を始める時間を決めること。

枠を決めることで行動をコントロールできます。

「19:00~22:00は勉強の時間」と決めるとダラダラすることを防ぐことができます。

勉強時間を管理してくるところに依頼する

毎日の勉強する時間を決めて自分の力で実行することは可能です。

ただしそれは子どもに勉強をしようという意欲と意志が必要です。

多くの子どもはそこまで強い意志を持つことができません。

勉強内容を教えるのではなく勉強の管理をしてくれる場所に依頼することも解決策の一つです。

学習内容が難しすぎて勉強がはかどらない

ずっと机には座っていて勉強をしているけど自分の力では問題が解けない。

だから時間ばかりが経ってしまって必要な勉強量に到達しないということもあります。

解決法

親が一緒に勉強を教える。または勉強を教えてくれる人や場所に依頼する。

このタイプの子どもはきっと真面目な子どもです。

ただ集中力を鍛えるトレーニング不足や不器用で一回聞いただけでは分からないという子どもは一定数います。

だれかが授業内容をもう一度教えてあげる必要があります。

おそらく器用ではない子どもが多いので時間をかける必要があります。

定着に時間がかかる子どもに親が教えると喧嘩になるケースが多いです。

塾や家庭教師に頼るということが現実的な解決策だと思います。

ただ注意したいのは塾選びです。

学校の授業に満足についていけない場合、ただ授業を提供するだけの塾だと全く意味がありません。

安易に個別塾や家庭教師を選ぶのも避けたほうが良いです。

個別指導は形式こそ個別に指導していますが実際に子どもが分かるまで指導するかというと授業時間が少ないため子どもが理解していないまま授業が終わるということが起こります。

塾選びが非常に大事になります。

習い事や部活が忙しい

学校の部活は毎日18:00まで。そこから22:00くらいまでクラブチームの練習がある子どももいます。

このケースでは夜に家で勉強するのは無理です。

翌日の学校に支障をきたします。

標準的な中学生より勉強時間は落ちます。

解決法

①すき間時間を有効活用。場合によっては学校の休み時間を利用する

夕方以降の時間に勉強時間が取れない以上、すき間時間を使用して勉強するしかありません。

授業と授業の間の時間や昼休み等を使えば1時間くらいの勉強時間を取ることができます。

周りの友達は遊んでいます。

自分は他の子どもよりも自由にできる時間が少ないということを自覚して学校の休み時間を使用して勉強する必要があります。

実際にこのすき間時間は効果的です。

中3の冬にグンと伸びる子どもは勉強時間を確保するために学校の休み時間を使っています。

その10分の積み重ねで英語の単語、熟語・社会の用語の暗記など行っている子どもが最終的にあと一伸びということができています。

②どちらかを諦める

たとえば部活もクラブチームもどちらもやっているから勉強時間が取れないという場合、どちらかを辞めるというのも選択肢の一つです。

一度始めたものは最後まで続けた方が良いという気持ちや子どもがやりたがっているから続けさせたいという気持ちは理解できます。

今、やりたいことを目一杯やるということは大切なことですが勉強を犠牲にしてまでやらないといけないことなのか?ということは親子で共有する必要があります。

学校の定期テストで50点も取れないという子どもが中3の2学期にいきなり90点が取れるようになることはまずありません。

子どものやりたいことだけを100%やらせることは必ずしも子どものためになりません。

たとえば部活や習いごとを親が制限することは子どもがかわいそうという気もします。

しかし部活や習い事をゲームに置き換えて考えてください。

きっと「いい加減にしなさい!」と子供を叱ると思います。

大切なのはバランスです。

食事の好き嫌いと同じで親子が一緒になってバランスを取ることが大切です。

無理矢理辞めさせても空いた時間で勉強をすることはしないと思うので親子できちんと話し合いましょう。

勉強の質が低い原因

勉強のやり方がわかっていない

勉強時間は長い。

ノートにたくさんの問題を解いた形跡もある。

または問題集を解いてはあるがやり直しが赤で書いただけという子どもは勉強のやり方が分かっていない可能性があります。

勉強の方法が分かっていないと勉強時間に対しての成果は低いものになります。

解決法

勉強のやり方を教える

勉強のやり方を教えることで質を上げることができます。

問題は誰が教えるかということです。

親が教えるのが一番早いのですが、子どもの年齢的な難しさがあります。

この時期の子どもは親から口出しされるのとても嫌がります。

そこで塾を選ぶケースが多いのですが、勉強の方法が分かっていない子どもに講義形式の塾は向きません。

問題は授業内容が理解できないことではなく知識の定着のさせ方ができていないからです。

選ぶ塾は個別指導でもグループ指導でもいいですが、勉強のやり方を鍛えてくれる塾を選びましょう。

自分を追い込めない

勉強のやり方が分かっていない訳ではないけど、つい手を抜いてしまう子どももいます。

「自分に甘い」というやつです。

大人のダイエットや筋トレ同様やる気はあるけど行動に移せないということは子どもにも当てはまります。

たとえば暗記が完全でなくても勉強を終わらせてしまう。

ワークのやり直しをしないといけないことは分かっているけど勉強をやめてしまう。

だから知識が定着しきれず点数が伸びません。

解決策

①確認テストをする

知識が定着しているかどうかは確認テストを行えば一発で分かります。

ワークの確認テストのやり方3つのステップを紹介します。

①最初は単元ごとに確認テストを行う。

②一通り勉強が終わったら科目ごとにテストを行う。

③間違えた問題だけを集めてテストを行う。

①~③の順番で勉強⇀テストを満点になるまで繰り返します。

テストをすることで「できるもの」と「できないもの」が目に見えるようになります。

できていないことが視覚化できれば、きちんと勉強をする可能性が上がります。

②子どもだけでは結局手を抜いてしまう場合

子どもが自分だけでは甘えてしまうという自覚があるけど行動を変えられない。

この段階だと子どもだけの力で現状が改善する可能性はほぼゼロです。

塾や家庭教師などの力を借りましょう。

環境選びは重要です。

どこに頼むにしてもどれくらいのサービスを受けられるのかをしっかりと調べることが大切です。

指導形態のネーミングや企業イメージだけで決めないで子どもの学習管理をしてくれるという観点で探してください。

まとめ

成績が下がっている原因によって解決策は異なります。

まずは子どもの成績が落ちている原因がどこにあるのか??を探ってみてください。

  • 勉強の量が足らない場合

【原因】

ダラダラするからなのか?

勉強が分からないからなのか?

部活が忙しいからなのか?

  • 勉強の質が低い場合

【原因】

やり方が分からないからなのか?

自分を追い込めないからなのか?

原因は一つとは限りません。

複合的な原因の可能性もあります。

正しい対処をすることができれば、きっと成績は上がっていきます。

もし自分の力だけでは上手くいかない場合は塾に頼るのも一つの方法です。

また現在、塾に通っている場合は他の塾に変えることも検討するタイミングなのかもしれません。

行動に改善がなければ結果が変わることはありません。

原因を把握して解決するための行動を起こしてください。

今よりも良い結果になるはずです。

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