「受験生なのに勉強しない…」
「なんで勉強しないの…?」
「勉強しろと言うのも疲れた…」
このようなこと、1度でも考えたことはありませんか?
そんな悩みを少しでも克服する対処法をご紹介します。
勉強しない理由と解決方法
子ども勉強をしないことには、いくつか理由があります。
勉強方法が分からないから
やる気はあるのに、何をどうすればいいか分からない子どもがいます。
これが1番もったいないです。
やり方が分からないのであれば簡単です。
やり方を教えてあげさえすれば解決します!
もともとやる気があるのならば、すぐに成績がアップするはずです。
勉強の教え方には3つの方法があります。
塾に通わせる
これが最も主流な方法です。
塾は勉強を教えることだけではなく、子どもの学習管理までも面倒を見てくれます。
また、自習スペースもあるので、家で勉強しない子どもにとっては最高の環境といえます。
分からないことがあっても先生やチューターにすぐに質問もできます。
そして、学校の学習進度よりも速く進めることが多いです。
なので、学校の授業を復習する機会にすることもできます。
家庭教師を雇う
家庭教師は、家で1人でも勉強ができる子どもにおすすめです。
また、先生と生徒が1対1なので、勉強を進める速度や重点を置くところを生徒に合わせて進められるところが長所です。
しかし、家庭教師は常に生徒の近くにいることができません。
なので、分からないことや質問があった場合、そこから自力で進めることが困難となってしまい、日常の家庭学習の障害となってしまうところが短所です。
また、家庭教師を雇うのはかなり費用がかかってしまいます。金銭面で負担になる可能性が高いです。
親が直接教える
これを行うには親子の信頼関係が構築出来ていることが前提です。
いつも親は家にいますし、すぐに子どもの勉強に対応できます。費用は教材のみでほとんどかかりませんし、理想的ではあります。
しかし、数十年も前に学んだうろ覚えの知識で教えることは、危険です。完全に忘れていて、教えることすらできない場合もあります。
また、受験を勝ち抜くには、進学先の情報も必須です。インターネットで調べても出てこないものもあります。
長年積み上げてきた問題の傾向なども持っている受験のプロにお任せすることが最善策です。
すでに合格圏内にいるから
はっきり言います。それでは『あまい』です!
「合格圏内だし、まあいいか」と考えている親も要注意です。
まさに『油断大敵』です。必ず足元をすくわれます。
模試で合格圏内といっても、所詮、模試は模試です。たまたまその問題でいい点を取った可能性だって否定できません。1、2カ月手を抜いただけで、学力は大幅に下がります。
受験の天王山である夏を終えた後の模試で、合格圏内だったためにサボり始めた学生がいました。そんな彼も受験期には志望校を落としていました。
とにかく安心させてはいけません。子どもにも少し恐怖を与えるような伝え方をするといいと思います。
受験する気がないから
受験をする気がない場合は、受験をするメリットを説明してあげましょう。
たとえば、将来の進路が広がる、どれくらいの給料で豊かな生活ができるなど、目的を伝えましょう。
親の役割とは?
親の「勉強しなさい」は意味無し!
「勉強しなさい」と言うのはむしろ逆効果になってしまいます。もう気付いているのではないでしょうか?
中学生といえば『反抗期』真っ盛りです。そのような声掛けは火に油を注ぐようなものです。
叱るのではなく、話し合いをしてください。親の考えと子どもの勉強に対する考えにギャップがあると、いつまでも平行線です。相手の考えを尊重し、くみ取ってあげてください。一方的に自分の勉強の価値観を押し付けてはいけません。
言い換えれば、押し付けるのではなく、提案するのです!
目標を一緒にたててみる!
なぜ勉強しないのか、それは目標がなく、目指すべきものがないからかもしれません。
勉強は教えることができなくても、目標を設定することくらいなら、一緒にできます。一緒に目標をたてることによって、子どもの考えていることも聞くことができ、ヒアリングにつながります。
そうすると、向こう側の意見もくみ取ることができ、親子の勉強に対する認識の違いを少しずつ擦り合わせることができます。
勉強をするための環境を整えてあげましょう!
具体的には、進路相談や資料(パンフレット)請求などがあります。
この中でも、特筆すべきは高校の資料請求です。
「そんな簡単なこと、息子(娘)でもできるでしょ」と思った方もいるかもしれません。
しかし、それが意外にできないのです…。言われてから請求するのがほとんどです。
そこで親からの仕掛けとして、自ら資料請求をしてしまいましょう!
勉強や受験の話を切り出しにくい場合でも、「なんか届いてたよ」というように、話を切り出すきっかけになるかもしれません。
また、子どもは志望校を偏差値や高校のネームバリューだけでは考えていません。
特に女子に多いのですが、制服で選ぶような子も多いです。
かわいい制服を着るために、勉強を頑張らなければならないと思い始める可能性もあります。
子どもの気持ちを呼び起こすためのきっかけたくさんあります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「なぜ勉強しないのか」「勉強しろ」と言っても意味がないことについて理解していただけたかと思います。
子どもが勉強をするようになる4つポイント
①勉強をさせるには3つの方法
塾・家庭教師・親、どこで勉強させるかを長所、短所を踏まえて考える。
②合格圏でも気を抜かせるな!
油断大敵!どんなに成績が良くても最後まで続けることが重要です。
③「勉強しなさい」はムダ!
押し付けは絶対に禁止!意見を聞きつつ提案しましょう。
④子どもの意見を尊重しよう。
まずは子どもが何を考えているのか聞いてあげましょう!
勉強をしないといっても、理由はさまざまです。
まずは子どもと話しあって、お互いに何を考えているのかを認識し合いましょう。
その認識を擦り合わせることによって親子の信頼関係も築けます。
怒るばかりではなくいったん引くことも大事です。
押し付けても嫌がられる一方です。
子どもが勉強できるような環境を整えることも、親の大事な仕事です。
以上のことを、勉強をしないお子さんに試してみてください。
必ずきっかけが生まれるはずです。