僕が東都ゼミナールに入塾したのは、小学六年生の時でした。
東都ゼミナールに入ったきっかけはとなったのは、「親に勧められた」「家から近い」というだけで、特別な理由はありませんでした。
入った当時は、アルファベットが書けず、国語の文章もあまり読めませんでした。
しかし、そんな僕にも東都ゼミナールの先生は熱心に英単語の記憶のコツや国語の文章の読み方を教えてくれました。
中学2年になると部活によく行くようになり、東都との両立が厳しくなりました。
2年生の10月頃から東都の宿題をさぼるようになり、先生方をよく怒らせたり困らせたりしました。
また、冬頃になると、勉強をしたくなくて、ただずっとぼーっとしている時期も来ました。それらの時に、先生方は相談に乗ってくれて宿題量を細かく調整したり、自分自身を見つめ直す機会を作ってくれたりしました。
この話し合いが自分にまた勉強する気持ちを持たせ、今の自分を作る大きな土台になったと思っています。
中学3年生の夏に僕は志望校を早稲田系の学校にしましたが、10月に慶應系の学校、12月に都立日比谷にしました。そして結局、1月に慶應義塾を第一志望にしました。
そのように志望校をコロコロ変えていましたが、先生の言う通りに勉強していたら、第一志望の慶應義塾に合格することができました。
東都ゼミナールは、先生が個性的で授業が面白かったので、塾に行く事は辛くありませんでした。
僕は学校よりも塾にいたほうが楽しかったので、僕の中学での思い出は塾で過ごした日々が大半を占めるだろうと思います。
石黒宏明